俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/16  秋霖

2006年10月16日 | 俳句

『秋霖の しとど冷たく 肩重く』
(しゅうりんの しとどつめたく かたおもく)

〔秋の雨は、しっとりとした雨が多い。〕




『秋の雲 平になびき かすかなり』
(あきのくも たいらになびき かすかなり)

〔秋の雲は、夏の入道雲と違って、平らで非常に薄い。〕




『秋鯖は 我が家は味噌煮 中の中』
(あきさばは わがやはみそに ちゅうのちゅう)

〔年の所為か、最近味噌煮を食するようになった。
 我が家の味は、中くらいか。
 外での経験が少ないから、、。〕




『ひとりごと テレビと話す 秋の暮』
(ひとりごと てれびとはなす あきのくれ)

〔最近、ひとりごとが多いみたいだ。
 特にテレビと会話?しているらしい。〕




『降り積もる 香りの雪や 金木犀』
(ふりつもる かおりのゆきや きんもくせい)




『はぐれ鹿 敷居高きや 南大門』
(はぐれじか しきいたかきや なんだいもん)

〔東大寺南大門の敷居は、人間も苦労するほど高い。〕




『月の夜 汽笛一声 銀河旅』
(つきのよる きてきいっせい ぎんがたび)




『名月や 天の梯子を 踏み外ずし』
(めいげつや てんのはしごを ふみはずし)

〔名月は、手に取る様に近い。
 梯子を上っていくとその間違いに気づく。
 その時、足を踏み外して奈落の底へ。〕


コメント
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