他人の戀 邪魔せんといて 亀の子よ
(ひとのこい じゃませんといて かめのこよ)
16915 【季語】 亀の子 【季節】 仲夏
昼顔や 蔓と見合うは 戀心
(ひるがおや つるとみあうは こいごころ)
16916 【季語】 昼顔 【季節】 仲夏
片戀の 証としての 空蝉か
(かたこいの あかしとしての うつせみか)
16917 【季語】 空蝉 【季節】 晩夏
鶏頭や 眠りへ誘う 夢枕
(けいとうや ねむりへいざなう ゆめまくら)
16918 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋
色と香の どちらに戀す 薄揚羽
(いろとかの どちらにこいす うすあげは)
16919 【季語】 揚羽 【季節】 三夏