俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2014年07月19日 | 写真教室 写真俳句紹介

他人の戀 邪魔せんといて 亀の子よ
(ひとのこい じゃませんといて かめのこよ)
16915 【季語】 亀の子 【季節】 仲夏


昼顔や 蔓と見合うは 戀心
(ひるがおや つるとみあうは こいごころ)
16916 【季語】 昼顔 【季節】 仲夏


片戀の 証としての 空蝉か
(かたこいの あかしとしての うつせみか)
16917 【季語】 空蝉 【季節】 晩夏


鶏頭や 眠りへ誘う 夢枕
(けいとうや ねむりへいざなう ゆめまくら)
16918 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


色と香の どちらに戀す 薄揚羽
(いろとかの どちらにこいす うすあげは)
16919 【季語】 揚羽 【季節】 三夏


コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

油照り

2014年07月12日 | 俳句

我が顔を 如何に問やせん 油照り
(わがかおを いかにといやせん あぶらでり)
16913 【季語】 油照り 【季節】 晩夏


何をする 気力も失せて 心太
(なにをする きりょくもうせて ところてん)
16914 【季語】 心太 【季節】 三夏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

転た寝

2014年07月10日 | 俳句

糊効きし 浴衣で出来る 首飾り
(のりききし ゆかたでできる くびかざり)
16903 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


夕顔の 君が字も 半世紀
(ゆうがおの きみがあざなも はんせいき)
16904 【季語】 夕顔 【季節】 晩夏


俤や 浴衣の君は 手団扇を
(おもかげや ゆかたのきみは てうちわを)
16905 【季語】 団扇 【季節】 三夏


古団扇 己が歴史の 一断面
(ふるうちわ おのがれきしの いちだんめん)
16906 【季語】 団扇 【季節】 三夏


今も欲し 子供返りに 天瓜粉
(いまもほし こどもがえりに てんかふん)
16907 【季語】 天瓜粉 【季節】 三夏


日の射して 虹をも立つか 颱風下
(ひのさして にじをもたつか たいふうか)
16908 【季語】 颱風 【季節】 仲秋


責任は 自然に転嫁 夏災害
(せきにんは しぜんにてんか なつさいがい)
16909 【季語】 夏 【季節】 三夏


どしゃ降りに 汗と泪の 滴れり
(どしゃぶりに あせとなみだの したたれり)
16910 【季語】 汗 【季節】 三夏


飲み過ぎが いつも仇成す 冷酒かな
(のみすぎが いつもあだなす れいしゅかな)
16911 【季語】 冷酒 【季節】 三夏


転た寝の コックリで打つ キーボード
(うたたねの こっくりでうつ きーぼーど)
16912 【季語】 - 【季節】 -


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金魚掬い

2014年07月10日 | 俳句

母に似て この子も好きや 金魚掬い
(ははににて このこもすきや きんぎょすくい)
16891 【季語】 金魚 【季節】 三夏


風に散る 凌霄に地は 橙色に
(かぜにちる のうぜんにちは とういろに)
16892 【季語】 凌霄 【季節】 晩夏


凌霄花 雲の途切れて 空青し
(のうぜんか くものとぎれて そらあおし)
16893 【季語】 凌霄 【季節】 晩夏


勝てなくも 進軍ラッパの 夏日本
(かてなくも しんぐんらっぱの なつにほん)
16894 【季語】 夏 【季節】 三夏


炎昼や ブラジルサッカー 追い打ちを
(えんちゅうや ぶらじるさっかー おいうちを)
16895 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


加齢かや 捨て去りし夢 梅雨に見る
(かれいかや すてさりしゆめ つゆにみる)
16896 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


火曜は嫁 水曜は我 プール休み
(かようはよめ すいようはわれ ぷーるやすみ)
16897 【季語】 プール 【季節】 晩夏


満月は 颱風一過の 明後日なり
(まんげつは たいふういっかの あさってなり)
16898 【季語】 颱風 【季節】 仲秋


異常なる 気象と宰相 遠花火
(いじょうなる きしょうとさいしょう とおはなび)
16899 【季語】 遠花火 【季節】 初秋


消え際の 線香花火の 愛しさよ
(きえぎわの せんこうはなびの いとしさよ)
16900 【季語】 線香花火 【季節】 晩夏


団扇持ち 頭を振るは ズボラかな
(うちわもち あたまをふるは ずぼらかな)
16901 【季語】 団扇 【季節】 三夏


無位無冠 預金も無けりゃ 嫁旱
(むいむかん よきんもなけりゃ よめひでり)
16902 【季語】 旱 【季節】 晩夏



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

正梅雨

2014年07月09日 | 俳句

過ぎるまで 予定の立たぬ 野分かな
(すぎるまで よていのたたぬ のわきかな)
16887 【季語】 野分 【季節】 仲秋
野分=台風


夏台風 記録破りの 夢現
(なつたいふう きろくやぶりの ゆめうつつ)
16888 【季語】 夏 【季節】 三夏


天気予報 何処も同じの 夏台風
(てんきよほう どこもおなじの なつたいふう)
16889 【季語】 夏 【季節】 三夏


ピンと来ぬ 天気予報や 正に梅雨
(ぴんとこぬ てんきよほうや まさにつゆ)
16890 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳳仙花

2014年07月07日 | 俳句

緑陰や ベンチで寝てる 笑顔良し
(りょくいんや べんちでねてる えがおよし)
16882 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


百合の花 花粉の黄色 艶めかし
(ゆりのはな かふんのきいろ なまめかし)
16883 【季語】 百合の花 【季節】 初夏


白百合は 黄色の花粉 塗されて
(しらゆりは きいろのかふん まぶされて)
16884 【季語】 白百合 【季節】 初夏


頭垂れ 百合の鼻先 まちまちに
(あたまたれ ゆりのはなさき まちまちに)
16885 【季語】 百合 【季節】 初夏


唄が先 写真で捜す 鳳仙花
(うたがさき しゃしんでさがす ほうせんか)
16886 【季語】 鳳仙花 【季節】 仲秋


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

破れ傘

2014年07月07日 | 俳句

汗掻きや 肩胛骨の 背後霊
(あせかきや けんこうこつの はいごれい)
16877 【季語】 汗掻き 【季節】 三夏
守護霊は大日如来。背後霊は祖母。


浅黄から 濃紫へと 七変化
(あさぎから こむらさきへと しちへんげ)
16878 【季語】 七変化 【季節】 仲夏
七変化=紫陽花


夕端居 窓から入る 風柔し
(ゆうはしい まどからはいる かぜやわし)
16879 【季語】 夕端居 【季節】 三夏


七夕竹 切りて飾りし 昔あり
(たなばただけ きりてかざりし むかしあり)
16880 【季語】 七夕 【季節】 初秋


日の本の 沈みし様は 破れ傘
(ひのもとの しずみしさまは やぶれがさ)
16881 【季語】 破れ傘 【季節】 仲夏
「給料の上がりし春は八重桜」安倍晋三
脚注の俳句は、この春、日本の総理大臣が宴会で披露した俳句である。
この春から、給料が上がることをよほど自慢したかったらしい。
頭のxxさを露呈している。
元総理大臣のTは、中国訪問で漢詩を披露して、恥を掻いた。
韻を含まぬ漢詩は、漢詩にあらず、漢字を並べただけのもの。
傘をさすことにだけ頭が走り、傘が破れていることに気付かない。
破れ・・・・敗れ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏椿

2014年07月07日 | 俳句

極暑と 驟雨の同居 その不思議
(ごくしょと しゅううのどうきょ そのふしぎ)
16871 【季語】 驟雨 【季節】 三夏


昼飯は 冷やし中華の 不満足
(ひるめしは ひやしちゅうかの ふまんぞく)
16872 【季語】 冷やし中華 【季節】 三夏


近頃は とんと目にせぬ 夏燕
(ちかごろは とんとめにせぬ なつつばめ)
16873 【季語】 夏燕 【季節】 三夏


いにしへの 想ひ人想ふ 夏椿
(いにしへの おもひびとおもふ なつつばき)
16874 【季語】 夏椿 【季節】 晩夏


夏椿 夕焼け小焼けに 晒されて
(なつつばき ゆうやけこやけに さらされて)
16875 【季語】 夏椿 【季節】 晩夏


撮り溜めの 韓ドラ整理 梅雨籠もり
(とりだめの はんどらせいり つゆごもり)
16876 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七夕

2014年07月07日 | 俳句

七夕や 逢瀬と言える 絆あり
(たなばたや おうせといえる きずなあり)
16864 【季語】 七夕 【季節】 初秋


織姫に 逢いたき漢ぞ 彦星は
(おりひめに あいたきひとぞ ひこぼしは)
16865 【季語】 織り姫 【季節】 初秋


天の川 移り気な空 見えるかな
(あまのがわ うつりぎなそら みえるかな)
16866 【季語】 天の川 【季節】 初秋
天の邪鬼?


記念日の 多き一日 七夕は
(きねんびの おおきいちにち たなばたは)
16867 【季語】 七夕 【季節】 初秋


鬼瓦 涎を垂らす 驟雨かな
(おにがわら よだれをたらす しゅううかな)
16868 【季語】 驟雨 【季節】 三夏


一ヶ月 家に籠もらば 夏太り
(いっかげつ いえにこもらば なつぶとり)
16869 【季語】 夏 【季節】 三夏


霍乱も 鬼が出なけりゃ 友達に
(かくらんも おにがでなけりゃ ともだちに)
16870 【季語】 霍乱 【季節】 晩夏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

合歓の花

2014年07月05日 | 俳句

炎天下 窓から零る 陽の光
(えんてんか まどからこぼる ひのひかり)
16857 【季語】 炎天下 【季節】 晩夏


飲み会の 終わりて忘る 夏帽子
(のみかいの おわりてわする なつぼうし)
16858 【季語】 夏帽子 【季節】 三夏


合歓の花 夢で逢いましょ 覚めぬ間に
(ねむのはな ゆめであいましょ さめぬまに)
16859 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏


何せむに 加齢の証 汗流る
(なにせむに かれいのあかし あせながる)
16860 【季語】 汗 【季節】 三夏


梅焼酎 浸けて一年 お預けに
(うめしょうちゅう つけていちねん おあずけに)
16861 【季語】 梅焼酎 【季節】 晩夏


焼酎は 銘柄にあらず 酔いにあり
(しょうちゅうは めいがらにあらず よいにあり)
16862 【季語】 焼酎 【季節】 三夏


昼寝覚む 嫁の寝言の 凄まじさ
(ひるねかくむ よめのねごとの すさまじさ)
16863 【季語】 昼寝覚め 【季節】 三夏


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五月雨

2014年07月04日 | 俳句

五月雨や 警報毎夜 耳にタコ
(さみだれや けいほうまいよ みみにたこ)
16845 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨や 屋内に籠もる 言い訳に
(さみだれや やないにこもる いいわけに)
16846 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨や 打撲で済むも 軋む骨
(さみだれや だぼくですむも きしむほね)
16847 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


出ぬ内に 烈しく降れよ 五月雨よ
(でぬうちに はげしくふれよ さみだれよ)
16848 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨や 外に出ずんば 寝に如かず
(さみだれや そとにでずんば ねにしかず)
16849 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨や 弛みの総理 見飽きたり
(さみだれや たるみのそうり みあきたり)
16850 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


顔に知恵 猿に似にけり 五月雨
(かおにちえ さるにににけり さつきあめ)
16851 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨や 乱れるものは 日の本ぞ
(さみだれや みだれるものは ひのもとぞ)
16852 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨て 地震雷 火事親父
(さみだれて じしんかみなり かじおやじ)
16853 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨て 日本沈没 困ったもの
(さみだれて にほんちんぼつ こまったもの)
16854 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏
小松左京?


五月雨や 嫁の小言も 掻き消され
(さみだれや よめのこごとも かきけされ)
16855 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


五月雨て 電線の鷺 ずぶ濡れに
(さみだれて でんせんのさぎ ずぶぬれに)
16856 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

半夏生

2014年07月02日 | 俳句

炎昼や 別の解釈 生む危険
(えんちゅうや べつのかいしゃく うむきけん)
16832 【季語】 炎昼 【季節】 晩夏


七月は 歩き出さんと 膝に聞き
(しちがつは あるきださんと ひざにきき)
16833 【季語】 七月 【季節】 晩夏


七月は 七月だけの 美が有りて
(しちがつは しちがつだけの びがありて)
16834 【季語】 七月 【季節】 晩夏


七月や 日没する総理 恙なき
(しちがつや ひぼっするそうり つつがなき)
16835 【季語】 七月 【季節】 晩夏


本土には 前線遠く 梅雨かしら
(ほんどには ぜんせんとおく つゆかしら)
16836 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


気がかりは 梅雨でない梅雨 明けるのは
(きがかりは つゆでないつゆ あけるのは)
16837 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


梅雨前線は 東西伸びて 停滞す
(ぜんせんは とうざいのびて ていたいす)
16838 【季語】 梅雨前線 【季節】 仲夏


降る雨に 異常が続く 半夏かな
(ふるあめに いじょうがつづく はんげかな)
16839 【季語】 半夏 【季節】 仲夏


半夏雨 予報の外れ 逃げ言葉
(はんげあめ よほうのはずれ にげことば)
16840 【季語】 半夏雨 【季節】 仲夏
最近の気象用語は「解せない」言葉が多い。


半夏生 今日を外せば 意味も無し
(はんげしょう きょうをはずせば いみもなし)
16841 【季語】 半夏生 【季節】 仲夏


半化粧 見に行かぬかと 嫁の命
(はんけしょう みにいかぬかと よめのめい)
16842 【季語】 半夏生 【季節】 仲夏
半化粧=カラスビシャク


ふるさとは 祇園山笠 山のぼせ
(ふるさとは ぎおんやまがさ やまのぼせ)
16843 【季語】 山笠 【季節】 晩夏


安部小頭は 洒落にならない 髑髏
(あべこべは しゃれにならない しゃれこうべ)
16844 【季語】 ー 【季節】 ー


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする