『涼しさや 風通り抜く おらが部屋』
(すずしさや かぜとおりぬく おらがへや)
『毎日が 休日なりや 我が夏は』
(まいにちが きゅうじつなりや わがなつは)
『夏の宵 烏賊の塩辛 缶チュウハイ』
(なつのよい いかのしおから かんちゅうはい)
『初鰹 食べてみたいと 嫁の言い』
(はつがつお たべてみたいと よめのいい)
『酔いもせで 二日掛かりで 呑むビール』
(よいもせで ふつかがかりで のむびーる)
『冷奴 我にしあれば 他はいらぬ』
(ひややっこ われにしあれば ほかはいらぬ)
『好きなんだ 素麺冷麦 冷うどん』
(すきなんだ そうめんひやむぎ ひやうどん)
『花菖蒲 池のほとりが よく似合う』
(はなしょうぶ いけのほとりが よくにあう)
『昼顔に 面影重ね 忘れまじ』
(ひるがおに おもかげかさね わすれまじ)
『鳥多く 聞き分け難き 夏の朝』
(とりおおく ききわけがたき なつのあさ)