おお寒か 俺生きちょると まあだだよ
(おおさむか おれいきちょると まあだだよ)
17722 【季語】 寒し 【季節】 三冬
輪も描かず 鳶羽ばたき 風はなし
(わもかかず とんびはばたき かぜはなし)
17723 【季語】 鳶 【季節】 三冬
霜踏むに 堅く湿りし 音のする
(しもふむに かたくしめりし おとのする)
17719 【季語】 霜 【季節】 三冬
陽を受けて キラリ輝く 霜の露
(ひをうけて きらりかがやく しものつゆ)
17720 【季語】 霜 【季節】 三冬
枯葉には 長く留まる 朝の露
(かれはには ながくとどまる あさのつゆ)
17721 【季語】 霜 【季節】 三冬
数え日や 数は減れども せわしなき
(かぞえびや かずはへれども せわしなき)
17715 【季語】 数え日 【季節】 仲冬
浮寝鴨 流され放し 我に似る
(うきねどり ながされっぱなし われににる)
17716 【季語】 浮寝鴨 【季節】 三冬
年の瀬に 日韓合意の 裏事情
(としのせに にっかんごういの うらじじょう)
17717 【季語】 年の瀬 【季節】 仲冬
仕事納め 響き懐かし 寂しくも
(しごとおさめ ひびきなつかし さびしくも)
17718 【季語】 仕事納め 【季節】 仲冬
日向ぼこ 祖母の死を知る 夢見かな
(ひなたぼこ そぼのしをしる ゆめみかな)
17704 【季語】 日向ぼこ 【季節】 三冬
煤逃げや 空の財布と 散歩する
(すすにげや からのさいふと さんぽする)
17705 【季語】 煤逃げ 【季節】 仲冬
枯葉踏み 靴底に知る 団栗を
(かれはふみ くつぞこにしる どんぐりを)
17706 【季語】 枯葉 【季節】 三冬
妻頼り どうにかなるさ 年の暮
(つまたより どうにかなるさ としのくれ)
17707 【季語】 年の暮れ 【季節】 仲冬
まだ抜けぬ 無頼の過去の 冬の夢
(まだぬけぬ ぶらいのかこの ふゆのゆめ)
17708 【季語】 冬至 【季節】 三冬
借金なし 一つの取得 冬旱
(しゃっきんなし ひとつのとりえ ふゆひでり)
17709 【季語】 冬 【季節】 三冬
カレンダー 壁から落ちて 年惜しむ
(かれんだー かべからおちて としおしむ)
17710 【季語】 年惜しむ 【季節】 仲冬
靴買いて 慣らしに履きぬ 年の暮
(くつかいて ならしにはきぬ としのくれ)
17711 【季語】 年の暮れ 【季節】 仲冬
門松や 枯葉舞い降り 積もりけん
(かどまつや かれはまいおり つもりけん)
17712 【季語】 枯葉 【季節】 三冬
天気図の 読めぬ予報士 冬旱
(てんきずの よめぬよほうし ふゆひでり)
17713 【季語】 冬 【季節】 三冬
寒椿 ポツリと落ちる 散歩道
(かんつばき ぽつりとおちる さんぽみち)
17714 【季語】 寒椿 【季節】 晩冬
雲間より 満月覗く クリスマス
(くもまより まんげつのぞく くりすます)
17700 【季語】 クリスマス 【季節】 仲冬
寒雷や 雷鳴ととも 雨を呼び
(かんらいや らいめいととも あめをよび)
17701 【季語】 寒雷 【季節】 三冬
年の暮れ 歳の暮れとや 歳暮来る
(としのくれ としのくれとや せいぼくる)
17702 【季語】 年の暮れ 【季節】 仲冬
うつくしや 歳暮れきっての 満月は
(うつくしや としくれきっての まんげつは)
17703 【季語】 年の暮れ 【季節】 仲冬
足音を 聞きて寄り来る 冬の鯉
(あしおとを ききてよりくる ふゆのこい)
17697 【季語】 冬 【季節】 三冬
百合鴎 道水橋に 屯する
(ゆりかもめ どうすいきょうに たむろする)
17698 【季語】 百合鴎 【季節】 三冬
百合鴎=都鳥
夜も更けて 織江の唄聞く クリスマス
(よもふけて おりえのうたきく くりすます)
17699 【季語】 クリスマス 【季節】 仲冬
古き友 佳き友長き 冬の宵
(ふるきとも よきともながき ふゆのよい)
17695 【季語】 冬 【季節】 三冬
居眠りは 冬の習性 許せ友
(いねむりは ふゆのしゅうせい ゆるせとも)
17696 【季語】 冬 【季節】 三冬
四時の月 冷たい白さ 冬至の日
(よじのつき つめたいしろさ とうじのひ)
17692 【季語】 冬至 【季節】 仲冬
年忘れ 忘れたくとも 忘られず
(としわすれ わすれたくとも わすられず)
17693 【季語】 年忘れ 【季節】 仲冬
武庫の川 凪のままにぞ 年暮れろ
(むこのかわ なぎのままにぞ としくれろ)
17694 【季語】 年暮るる 【季節】 仲冬
朝時雨 行き交う人が 挨拶す
(あさしぐれ ゆきかうひとが あいさつす)
17688 【季語】 時雨 【季節】 初冬
落ち葉踏む 湿りて柔き 雨の香や
(おちばふむ しめりてやわき あめのかや)
17689 【季語】 落ち葉 【季節】 三冬
まだ暗き 冬至の朝の 散歩かな
(まだくらき とうじのあさの さんぽかな)
17690 【季語】 冬至 【季節】 仲冬
冬至湯や 試してみるか 水素水
(とうじゆや ためしてみるか すいそすい)
17691 【季語】 冬至 【季節】 仲冬