俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

啓蟄

2011年03月05日 | 俳句

この街に 春の雪降る 舞い降りる
(このまちに はるのゆきふる まいおりる)
13044 【季語】 春の雪 【季節】 三春


疣黒子 消してしまえば 朧月
(いぼほくろ けしてしまえば おぼろづき)
13045 【季語】 朧月 【季節】 晩春


まだまだに 会いたくもなき 春の水
(まだまだに あいたくもなき はるのみず)
13046 【季語】 春の水 【季節】 三春


啓蟄や 遊び心も 顔を出し
(けいちつや あそびごころも かおをだし)
13047 【季語】 啓蟄 【季節】 仲春



2011年03月04日 | 俳句

朝からの 膝の挨拶 春寒し
(あさからの ひざのあいさつ はるさむし)
13039 【季語】 春寒し 【季節】 初春


用もなく 時は流れて 余寒あり
(ようもなく ときはながれて よかんあり)
13040 【季語】 余寒 【季節】 初春


部屋籠もり 吹くのは気だけ 春の風
(へやごもり ふくのはきだけ はるのかぜ)
13041 【季語】 春の風 【季節】 三春


我が窓は 結露の跡も 朧かな
(わがまどは けつろのあとも おぼろかな)
13042 【季語】 朧 【季節】 三春


朧とは 月に龍と書く 不思議
(おぼろとは つきにりゅうと かくふしぎ)
13043 【季語】 朧 【季節】 三春



2011年03月03日 | 俳句

曜日感 亡くして長し 春の午後
(ようびかん なくしてながし はるのごご)
13037 【季語】 春 【季節】 三春


ショーケース 佇み覗く 雛の顔
(しょーけーす たたずみのぞく ひなのかお)
13038 【季語】 雛 【季節】 仲春



春の風

2011年03月02日 | 俳句

春光や 光溢れど 肌寒し
(しゅんこうや ひかりあふれど はだざむし)
13034 【季語】 春光 【季節】 三春


春風に 想い出深き 懐かしさ
(はるかぜに おもいでふかき なつかしさ)
13035 【季語】 春風 【季節】 三春


春の風 涙熱きを 新た知る
(はるのかぜ なみだあつきを あらたしる)
13036 【季語】 春の風 【季節】 三春



三月

2011年03月01日 | 俳句

三月は 人恋しくて 明けにけり
(さんがつは ひとこいしくて あけにけり)
13028 【季語】 三月 【季節】 仲春


三月や 韓ドラ見ては 涙増え
(さんがつや かんどらみては なみだふえ)
13029 【季語】 三月 【季節】 仲春


春霞 遠き山並み うすみどり
(はるがすみ とおきやまな みうすみどり)
13030 【季語】 春霞 【季節】 三春


春よ春 晴れそで晴れぬ 我が心
(はるよはる はれそではれぬ わがこころ)
13031 【季語】 春 【季節】 三春


春眠や 夢か現か 春朧
(しゅんみんや ゆめかうつつか はるおぼろ)
13032 【季語】 春朧 【季節】 三春


春愁や 青い空には 糸の雲
(しゅんしゅうや あおいそらには いとのくも)
13033 【季語】 春愁 【季節】 三春