俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/08  寒露

2006年10月08日 | 俳句
 
『濡れたるに 体に沁みる 寒露かな』  (ぬれたるに からだにしみる かんろかな)

〔夜露は、雨と違って体に沁みる。〕
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10/08  水澄む

2006年10月08日 | 俳句
 
『水澄みて 映る我が身の 恥ずかしき』  (みずすみて うつるわがみの はずかしき)

〔水面、鏡、、に映る自分は、見ていて恥ずかしいものがある。
 特に、年老いてから。〕
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10/08  秋蛍

2006年10月08日 | 俳句
 
『秋蛍 今宵限りや 点滅す』  (あきほたる こよいかぎりや てんめつす)

〔虫の命は、短い。生きすぎているのか、喘いでいるように見える。
 己の姿か。〕
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10/08  秋の髪

2006年10月08日 | 俳句
 
『秋の髪 風に負けじと 短かくし』  (あきのかみ かぜにまけじと みじかくし)

〔神に見放されまいと、抵抗している。殆ど手が無い。毛じゃないかって。
 どうもどうも。〕
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10/08  優游

2006年10月08日 | 俳句
 
『秋萩は 優游として 風に揺れ』  (あきはぎは ゆうゆうとして かぜにゆれ)

〔優游は、悠々自適の悠々と同じ。優しく遊ぶ。いいねえ。〕
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10/08  曼珠沙華

2006年10月08日 | 俳句
 
『曼珠沙華 とびとび咲いて 道しるべ』  (まんじゅしゃげ とびとびさいて みちしるべ)

〔川辺、野辺、畦、、に咲いている曼珠沙華。道しるべのように咲いている。〕
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10/08  銀の芒

2006年10月08日 | 俳句
 
『夕空に 銀の芒の 手を伸ばし』  (ゆうぞらに ぎんのすすきの てをのばし)

〔夕焼けに銀に輝く芒の穂が、空に向かって手を伸ばしている。〕
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10/08  逆さ帚

2006年10月08日 | 俳句
 
『芒の穂 逆さ帚で 誰が嫌』  (すすきのほ さかさほうきで だれがいや)

〔逆さ帚。帚自体めずらしくなった。逆さ帚に頬被り。客よ、早く帰れのまじない。芒がその帚に見えた。〕
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