俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

10/15  百佳

2006年10月15日 | 俳句

『百菊よ 佳日に咲くや 生一本』
(ひゃくぎくよ かじつにさくや きいっぽん)


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10/15  宵のもみじ葉

2006年10月15日 | 俳句

『清水の 宵のもみじ葉 赤く燃え』
(きよみずの よいのもみじは あかくもえ)

〔清水寺のもみじ。夕日に映えてさらに濃くなります。〕




『清水は もみじの上に 塔ありき』
(きよみずは もみじのうえに とうありき)

〔清水寺の五重塔が、もみじの上に立っているように見えます。〕




『清水の 古仏開示や 月見宴』
(きよみずの こぶつかいじや つきみえん)

〔清水寺の古仏開示展のとき、満月の夜だった。
 月見の祝宴かのように。〕




『もみじ葉は 淡くせつなく 色変化』
(もみじはは あわくせつなく いろへんげ)

〔もみじは、うすもみじが好きだ。
 淡いながらも、少しずつ変化している。
 せつなくなる。〕




『もみじ葉の 池に映りて 赤味増す』
(もみじはの いけにうつりて あかみます)

〔池に映ったもみじも赤い。池に咲いているようだ。〕




『トロッコに 手を振る舟に 秋降りぬ』
(とろっこに てをふるふねに あきおりぬ)

〔保津川下りの秋のシーズンです。
 舟下りの上をトロッコ列車が通っている。〕




『荒し川 棹差す技や 秋の保津』
(あれしかわ さおさすわざや あきのほず)

〔落石事故で休止されていた川下が再開された。
 川下の船頭さんの技の確かさに驚く。〕




『川下り 岸辺の芒 頬なでる』
(かわくだり きしべのすすき ほおなでる)

〔もみじが秋の風情なら、芒も秋だ。〕


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