俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

夏越の祓いの日

2015年06月30日 | 俳句


退職は 夏越の祓い 記念の日
(たいしょくは なごしのはらい きねんのひ)
17505 【季語】 夏 【季節】 三夏
夏越の祓いの日=6月30日 2003年6月30日退職した


飲み干すに 三日かかりたる 缶ビール
(のみほすに みっかかかりたる かんびーる)
17506 【季語】 ビール 【季節】 三夏


梅雨知らず 昼夜逆転 忍びもの
(つゆしらず ちゅうやぎゃくてん しのびもの)
17507 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


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梅雨

2015年06月26日 | 俳句

塵芥 虚空清浄 喜雨欲しき
(ちりあくた こくうせいじょう きうほしき)
17489 【季語】 喜雨 【季節】 晩夏


梅雨空の 裂けたる空の 青眩し
(つゆぞらの さけたるそらの あおまぶし)
17490 【季語】 梅雨空 【季節】 仲夏


晴れてても 降りても欲しき 梅雨の酒
(はれてても ふりてもほしき つゆのさけ)
17491 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


梅雨明けも 外反小趾の 痛みあり
(つゆあけも がいはんこしの いたみあり)
17492 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


怠け癖 身に付きてする 梅雨籠り
(なまけぐせ みにつきてする つゆごもり)
17493 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


甚平や 崩れしままの 我が身かな
(じんべいや くずれしままの わがみかな)
17494 【季語】 甚平 【季節】 晩夏


尺取の 行きも戻りも 同じ尺
(しゃくとりの いきももどりも おなじしゃく)
17495 【季語】 尺取 【季節】 三夏


短夜や 地蔵の顔の 消えずして
(みじかよや じぞうのかおの きえずして)
17496 【季語】 短夜 【季節】 三夏
京都妙法寺の子地蔵のアップの顔写真を戴いた。魅せられて頭から離れない。


二日おき 梅雨の雨降り 常となる
(ふつかおき つゆのあめふり つねとなる)
17497 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


何処見ても 漢少なき 梅雨日本
(どこみても おとこすくなき つゆにほん)
17498 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏
漢=男の中の男。


断酒解け 酔狂五代の 梅雨明けと
(だんしゅとけ すいきょうごだいの つゆあけと)
17499 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


逢い見ての 今の心は 梅雨最中
(あいみての いまのこころは つゆさなか)
17500 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


梅雨籠り 出かけぬ理由の テンコ盛り
(つゆごもり でかけぬわけの てんこもり)
17501 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


雨音の 強く響いて 梅雨籠り
(あまおとの つよくひびいて つゆごもり)
17502 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


花薔薇 蜂の止まるを 待ち待ちて
(はなそうび はちのとまるを まちまちて)
17503 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


カレーに茄子 皮のみ残る 我の作
(かれーになす かわのみのこる われのさく)
17504 【季語】 茄子 【季節】 晩夏




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夏至の夜

2015年06月23日 | 俳句

短夜や 老いても盛ん 恋の夢
(みじかよや おいてもさかん こいのゆめ)
17477 【季語】 短夜 【季節】 三夏


蛍や 汝の灯り 冥土塚
(ほうたるや なんじのあかり みょうどづか)
17478 【季語】 蛍 【季節】 仲夏


梅雨明けず 常備の傘に 頼り切り
(つゆあけず じょうびのかさに たよりきり)
17479 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


炎天下 今は懐かし ビヤホール
(えんてんか いまはなつかし びやほーる)
17480 【季語】 炎天下 【季節】 晩夏


抜け出せぬ 梅雨の地下街 迷い道
(ぬけだせぬ つゆのちかがい まよいみち)
17481 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


短夜や 断酒の明けに 酒欲しき
(みじかよや だんしゅのあけに さけほしき)
17482 【季語】 短夜 【季節】 三夏


夏至の夜の 閑かな夜の 長きこと
(げしのよの しずかなよるの ながきこと)
17483 【季語】 夏至 【季節】 仲夏


人気のセ 実力のパ 梅雨明けず
(にんきのせ じつりょくのぱ つゆあけず)
17484 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


螢火を 逃がしてばかり まだ此岸
(ほたるびを にがしてばかり まだしがん)
17485 【季語】 蛍 【季節】 仲夏


人の数 基準とされたし 冷房車
(ひとのかず きじゅんとされたし れいぼうしゃ)
17486 【季語】 冷房車 【季節】 晩夏


紫陽花や 土の化学の 色変化
(あじさいや つちのかがくの いろへんげ)
17487 【季語】 紫陽花 【季節】 仲夏


ガラス張り エレベーターに 出る冷や汗
(がらすばり えれべーたーに でるひやあせ)
17488 【季語】 汗 【季節】 三夏


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薫風

2015年06月04日 | 俳句

約二月振りの俳句です。

判りかぬ 暑さ寒さの 夕薄暑
(わかりかぬ あつささむさの ゆうはくしょ)
17467 【季語】 薄暑 【季節】 初夏


明日は明日 今日の続きや 梅雨に入る
(あすはあす きょうのつづきや つゆにいる)
17468 【季語】 梅雨入り 【季節】 仲夏


吐く息の 荒きを知りし 日の盛り
(つくいきの あらきをしりし ひのさかり)
17469 【季語】 日の盛り 【季節】 晩夏


寝て覚めて もう昼が来て 梅雨寒し
(ねてさめて もうひるがきて つゆさむし)
17470 【季語】 梅雨寒し 【季節】 仲夏


梅雨寒し 五時に目が覚む 忍者癖
(つゆさむし ごじにめがさむ にんじゃぐせ)
17471 【季語】 梅雨寒し 【季節】 仲夏


ビール飲む ノンアルコールの 味気なさ
(びーるのむ のんあるこーるの あじきなさ)
17472 【季語】 ビール 【季節】 三夏


薫風に 堂の円窓 揺れ映る
(くんぷうに どうのえんまど ゆれうつる)
17473 【季語】 薫風 【季節】 三夏


風薫る 余生に恥じぬ 生き方を
(かぜかおる よせいにはじぬ いきかたを)
17474 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


緑陰の ベンチで昼寝 夢の夢
(りょくいんの べんちでひるね ゆめのゆめ)
17475 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


宰相の 口と頭の 軽き夏
(さいしょうの くちとあたまの かるきなつ)
17476 【季語】 夏 【季節】 三夏


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