俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

花2

2015年04月25日 | 写真教室 写真俳句紹介

蒲公英は 葉に光受く 優雅さよ
(たんぽぽは はにひかりうく ゆうがさよ)
S410 【季語】 蒲公英 【季節】 三春


葉の陰で 都忘れの 開花待ち
(はのかげで みやこわすれの かいかまち)
S411 【季語】 都忘れ 【季節】 晩春


紫木蓮 南に向きし 頭良さ
(しもくれん みなみにむきし あたまよさ)
S412 【季語】 木蓮 【季節】 仲春


風凪ぎて 光集めし 花あやめ
(かぜなぎて ひかりあつめし はなあやめ)
S413 【季語】 花あやめ 【季節】 仲夏


初々し 夜明けの花や 花水木
(ういういし よあけのはなや はなみずき)
S414 【季語】 花水木 【季節】 晩春


葱坊主 苞を破りし やんちゃもの
(ねぎぼうず ほうをやぶりし やんちゃもの)
S415 【季語】 葱坊主 【季節】 晩春


蔦這いし 電信柱に 朋のあり
(つたはいし でんしんばしらに とものあり)
S416 【季語】 蔦茂る 【季節】 三夏


早々と 五月を待てず 背比べ
(はやばやと さつきをまてず せいくらべ)
S417 【季語】 五月 【季節】 仲夏


曙に 躑躅一輪 魁し
(あけぼのに つつじいちりん さきがけし)
S418 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


川は凪ぎ 春の霞の 昼下がり
(かわはなぎ はるのかすみの ひるさがり)
S419 【季語】 春 【季節】 三春


のどかなる 麗の春の 武庫の川
(のどかなる うららのはるの むこのかわ)
S420 【季語】 春 【季節】 三春


散り急ぐ 花を求めて 坂走り
(ちりいそぐ はなをもとめて さかばしり)
S421 【季語】 花 【季節】 晩春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2015年04月23日 | 写真教室 写真俳句紹介

葉紫陽花 花はなくとも 華があり
(はあじさい はなはなくとも はながあり)
S395 【季語】 紫陽花 【季節】 仲春


独り咲く 黄色い牡丹 風に抗す
(ひとりさく きいろいぼたん かぜにこうす)
S396 【季語】 牡丹 【季節】 初夏


日々草 五弁の芯に 五陵の灯
(にちにちそう ごべんのしんに ごりょうのひ)
S397 【季語】 日々草 【季節】 晩夏


何誘う 蕊の手招き 花躑躅
(なにさそう しべのてまねき はなつつじ)
S398 【季語】 躑躅 【季節】 晩春


マーガレット 踊るが如く 風に揺れ
(まーがれっと おどるがごとく かぜにゆれ)
S399 【季語】 マーガレット 【季節】 初夏


花水木 枝先捩じり 天を向く
(はなみずき えださきねじり てんをむく)
S400 【季語】 花水木 【季節】 晩春


この団地 花見はもみじの イロハなり
(このだんち はなみはもみじの いろはなり)
S401 【季語】 花見 【季節】 晩春


風の道 明暗かこつ チューリップ
(かぜのみち めいあんかこつ ちゅーりっぷ)
S402 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春


道の端は 花のオアシス 色香あり
(みちのはは はなのおあしす いろかあり)
S403 【季語】 花 【季節】 晩春


小手毬は 蕊揃い立ち 自己主張
(こてまりは しべそろいたち じこしゅちょう)
S404 【季語】 小手毬 【季節】 晩春


幾重にも 重なり咲きし 八重桜
(いくえにも かさなりさきし やえざくら)
S405 【季語】 八重桜 【季節】 晩春


綱破る 花大根は 型破り
(つなやぶる はなだいこんは かたやぶり)
S406 【季語】 花大根 【季節】 晩春


杉よりも 花の保ち良き 松雄花
(すぎよりも はなのもちよき まつおばな)
S407 【季語】 松の花 【季節】 晩春


暮の春 待ち遠しきは 衣替え
(くれのはる まちどおしきは ころもがえ)
S408 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


サボテンは 棘の中に 棘があり
(さぼてんは とげのなかに とげがあり)
S409 【季語】 サボテン 【季節】 晩夏


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

沼島

2015年04月17日 | 写真教室 写真俳句紹介

尼崎倶楽部古寺探訪同好会に参加して淡路の沼島に行きました。
その時の沼島の上立神岩の景色です。

棚霞 沖に舟行く 沼島の海
(たながすみ おきにふねゆく ぬしまのみ)
S394 【季語】 棚霞 【季節】 三春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ご近所の桜

2015年04月15日 | 写真教室 写真俳句紹介

咲く散るも 花の華たる 桜花
(さくちるも はなのはなたる さくらばな)
S349 【季語】 桜 【季節】 晩春


春の水 落下の軌跡 風の息
(はるのみず らっかのきせき かぜのいき)
S350 【季語】 春 【季節】 三春


山茶花や 微かに残る 雨の跡
(さざんかや かすかにのこる あめのあと)
S351 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


春鶺鴒 素早く高く 飛び立ちぬ
(はるせきれい すばやくたかく とびたちぬ)
S352 【季語】 春 【季節】 三春


春の川 色恋求む 鯉心
(はるのかわ いろこいもとむ こいごころ)
S353 【季語】 春 【季節】 三春


道の端に 落花の爪跡 雨と風
(みちのはに らっかのつめあと あめとかぜ)
S354 【季語】 落花 【季節】 晩春


微風かな 花見帰りの 波の紋
(びふうかな はなみかえりの なみのもん)
S355 【季語】 花見 【季節】 晩春


風情ある 枝垂れ桜に 風凪いで
(ふぜいある しだれざくらに かぜないで)
S356 【季語】 枝垂れ桜 【季節】 晩春


雲に川 閑に流れ 花見頃
(くもにかわ しずかにながれ はなみごろ)
S357 【季語】 花見 【季節】 晩春


映る雲 流れる落花 鴨が追う
(うつるくも ながれるらっか かもがおう)
S358 【季語】 落花 【季節】 晩春


散り咲くも 明日を予感の 桜花
(ちりさくも あしたをよかんの さくらばな)
S359 【季語】 桜 【季節】 晩春


鐘の音を 聞いてみたきや スノーフレーク
(かねのおとを きいてみたきや すのーふれーく)
S360 【季語】 スノーフレーク 【季節】 晩春


山茶花の 重なり合いし 瓣よ
(さざんかの かさなりあいし はなびらよ)
S361 【季語】 山茶花 【季節】 初冬


鵯の 獲物見つけし その一瞬
(ひよどりの えものみつけし そのいっしゅん)
S362 【季語】 鵯 【季節】 晩秋


一晩で 半分散りし 桜花
(ひとばんで はんぶんちりし さくらばな)
S363 【季語】 桜花 【季節】 晩春


腹白き 背黒鶺鴒 色の冴え
(はらしろき せぐろせきれい いろのさえ)
S364 【季語】 背黒鶺鴒 【季節】 三秋


残りしは 下向き顔の 桜花
(のこりしは したむきがおの さくらばな)
S365 【季語】 桜花 【季節】 晩春


故意なのか 五月蝿い行為 春の川
(こいなのか うるさいこうい はるのかわ)
S366 【季語】 春 【季節】 三春


春の川 色ある恋に 辿り着き
(はるのかわ いろあるこいに たどりつき)
S367 【季語】 春 【季節】 三春


流さるも 我に近付く 春の鴨
(ながさるも われにちかづく はるのかも)
S368 【季語】 春 【季節】 三春


春の鴨 流れに抗せず 立ち往生
(はるのかも ながれにこうせず たちおうじょう)
S369 【季語】 春 【季節】 三春


春の鴨 逆回りでも 流されし
(はるのかも ぎゃくまわりでも ながされし)
S370 【季語】 春 【季節】 三春


春の鴨 早き流れに 漕ぎ負けし
(はるのかも はやきながれに こぎまけし)
S371 【季語】 春 【季節】 三春


春の鴨 Uターンでなく 流されし
(はるのかも Uたーんでなく ながされし)
S372 【季語】 春 【季節】 三春


雨風の 強さを見せし 桜花
(あめかぜの つよさをみせし さくらばな)
S373 【季語】 桜花 【季節】 晩春


花落ちて ゆるりと流る 春の川
(はなおちて ゆるりとるる はるのかわ)
S374 【季語】 春 【季節】 三春


春の鴨 急な飛び立ち 枠を超え
(はるのかも きゅうなとびたち わくをこえ)
S375 【季語】 春 【季節】 三春


対岸も 桜満開と 見受けられ
(たいがんも さくらまんかいと みうけられ)
S376 【季語】 桜 【季節】 晩春


風あれど 花見する人 覗く人
(かぜあれど はなみするひと のぞくひと)
S377 【季語】 花見 【季節】 晩春


橋上で 花見をかこつ 人も居て
(はしうえで はなみをかこつ ひともいて)
S378 【季語】 花見 【季節】 晩春


木肌から 群れて花咲く 桜かな
(きはだから むれてはなさく さくらかな)
S379 【季語】 桜 【季節】 晩春


南撮る 日影左に 春の午後
(みなみとる ひかげひだりに はるのごご)
S380 【季語】 春 【季節】 三春


日の丸に 飛行機雲に 桜かな
(ひのまるに ひこうきくもに さくらかな)
S381 【季語】 桜 【季節】 晩春


鴨飛べば 風強まりて 落花せり
(かもとべば かぜつよまりて らっかせり)
S382 【季語】 落花 【季節】 晩春


両岸が 散歩のコース 桜咲く
(りょうぎしが さんぽのこーす さくらさく)
S383 【季語】 桜 【季節】 晩春


両岸で 枝振り競う 桜花
(りょうぎしで えだぶりきそう さくらばな)
S384 【季語】 桜花 【季節】 晩春


雨風に 堪えて残りし 桜花
(あめかぜに たえてのこりし さくらばな)
S385 【季語】 桜花 【季節】 晩春


落花にも 姿勢が在りし 枝が上の
(らっかにも しせいがありし えがうえの)
S386 【季語】 落花 【季節】 晩春


久方に 椋鳥登場 春の昼
(ひさかたに むくどりとうじょう はるのひる)
S387 【季語】 春 【季節】 三春


風の道 蒲公英咲きし 散歩道
(かぜのみち たんぽぽさきし さんぽみち)
S388 【季語】 蒲公英 【季節】 三春


散歩道 陽当たり良好 桜咲く
(さんぽみち ひあたりりょうこう さくらさく)
S389 【季語】 桜 【季節】 晩春


天と地に 桜満開 陽も照りぬ
(てんとちに さくらまんかい ひもてりぬ)
S390 【季語】 桜 【季節】 晩春


川沿いに 桜咲く街 鴨遊ぶ
(かわぞいに さくらさくまち かもあそぶ)
S391 【季語】 桜 【季節】 晩春


ここかしこ 花見ロードの 在りし街
(ここかしこ はなみろーどの ありしまち)
S392 【季語】 花見 【季節】 晩春


マンションの 花見済みしか 未だしか
(まんしょんの はなみすみしか まだしか)
S393 【季語】 花見 【季節】 晩春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜狩

2015年04月07日 | 俳句

四月馬鹿 嘘を考え 口虚し
(しがつばか うそをかんがえ くちむなし)
17457 【季語】 四月馬鹿 【季節】 晩春


春うらら 花より人見 人人人
(はるうらら はなよりひとみ ひとひとひと)
17458 【季語】 春うらら 【季節】 三春


出迎えに 坂道走る 桜狩
(でむかえに さかみちはしる さくらがり)
17459 【季語】 桜狩 【季節】 晩春
桜狩=花見


風と雨 ダブルパンチで 花も散り
(かぜとあめ だぶるぱんちで はなもちり)
17460 【季語】 花 【季節】 晩春


見上げれば 下向きに咲く 桜かな
(みあげれば したむきにさく さくらかな)
17461 【季語】 桜 【季節】 晩春


肩車の 妹泣き止まず 花も散り
(かたぐるまの いもなきやまず はなもちり)
17462 【季語】 花 【季節】 晩春


ピカピカの 一年生よ 我が妹よ
(ぴかぴかの いちねんせいよ わがいもよ)
17463 【季語】 一年生 【季節】 晩春


小さくも 見つけ続けし 春の色
(ちいさくも みつけつづけし はるのいろ)
17464 【季語】 春 【季節】 三春


川風に 右に左と 狂い凧
(かわかぜに みぎにひだりと くるいたこ)
17465 【季語】 凧 【季節】 三春


山笑う 意味も解らず 照れ笑い
(やまわらう いみもわからず てれわらい)
17466 【季語】 山笑う 【季節】 三春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

教科書

2015年04月07日 | 川柳

桜好き 政治嫌いの 選挙戦
(さくらすき せいじきらいの せんきょせん) SR11


教科書や 一夜で変わる 歴史観
(きょうかしょや いちやでかわる れきしかん) SR12


入学児 当て字で読めぬ 名を胸に
(にゅうがくじ あてじでよめぬ なをむねに) SR13


タケノコや 風味食すも 値は高し
(たけのこや ふうみしょくすも あたいはたかし) SR14

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

藪椿

2015年04月06日 | 写真教室 写真俳句紹介

生垣に 顔を覗かす 藪椿
(いけがきに かおをのぞかす やぶつばき)
S338 【季語】 藪椿 【季節】 三春


満開の 桜満喫 春告鳥
(まんかいの さくらまんきつ はるつげどり)
S339 【季語】 春告鳥 【季節】 三春


鵯は 桜の陰に かくれんぼ
(ひよどりは さくらのかげに かくれんぼ)
S340 【季語】 桜 【季節】 晩春


隔離され 遊ぶ子の上 桜咲く
(かくりされ あそぶこのうえ さくらさく)
S341 【季語】 桜 【季節】 晩春


屯して 陰陽つけて 雪柳
(たむろして いんようつけて ゆきやなぎ)
S342 【季語】 雪柳 【季節】 晩春


満開の 桜で迎える 入学式
(まんかいの さくらでむかえる にゅうがくしき)
S343 【季語】 桜 【季節】 晩春


桜咲く 我を見つめて 桜咲く
(さくらさく われをみつめて さくらさく)
S344 【季語】 桜 【季節】 晩春


木々として 花々として 桜あり
(きぎとして はなばなとして さくらあり)
S345 【季語】 桜 【季節】 晩春


花の無き 木にも華あり 色ありき
(はなのなき きにもはなあり いろありき)
S346 【季語】 花 【季節】 晩春


一輪の 光を灯す チューリップ
(いちりんの ひかりをともす ちゅーりっぷ)
S347 【季語】 チューリップ 【季節】 晩春


落ちて尚 花を咲かせし 藪椿
(おちてなお はなをさかせし やぶつばき)
S348 【季語】 藪椿 【季節】 三春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

竹の秋

2015年04月05日 | 写真教室 写真俳句紹介

刻止まり 思案投首 春川鵜
(ときとまり しあんなげくび はるかわう)
S316 【季語】 春 【季節】 三春


思いの外 枯れ枝目立つ 竹の秋
(おもいのほか かれえだめだつ たけのあき)
S317 【季語】 竹の秋 【季節】 晩春


道の端に 緑立ちけり 北山杉
(みちのはに みどりたちけり きたやますぎ)
S318 【季語】 緑立つ 【季節】 晩春


春うらら 鼻もげ僧の 線香持ち
(はるうらら はなもげそうの せんこうもち)
S319 【季語】 春麗 【季節】 三春


飾り瓦 門に飾られ 春長閑
(かざりがわら もんにかざられ はるのどか)
S320 【季語】 春 【季節】 三春


三羽でも 池の主や 春温し
(さんわでも いけのあるじや はるぬくし)
S321 【季語】 春 【季節】 三春


光映え 優雅さ増しぬ 紅椿
(ひかりはえ ゆうがさましぬ べにつばき)
S322 【季語】 紅椿 【季節】 三春


お嬢さん 色即是空 春朧
(おじょうさん しきそくぜくう はるおぼろ)
S323 【季語】 春 【季節】 三春


入口も 出口も無縁 山笑う
(いりぐちも でぐちもむえん やまわらう)
S324 【季語】 山笑う 【季節】 三春


内外に 話広がる 春の昼
(うちそとに はなしひろがる はるのひる)
S325 【季語】 春 【季節】 三春


春の鵜は 離水着水 慌し
(はるのうは りすいちゃくすい あわただし)
S326 【季語】 春 【季節】 三春


素直なる 割りし性格 竹の秋
(すなおなる わりしせいかく たけのあき)
S327 【季語】 竹の秋 【季節】 晩春


侘しきは 垣から覗く 椿かな
(わびしきは かきからのぞく つばきかな)
S328 【季語】 椿 【季節】 三春


洩れし陽に 椿一輪 藪に咲く
(もれしひに つばきいちりん やぶにさく)
S329 【季語】 椿 【季節】 三春


待ちかねし 日本の春を 洗濯を
(まちかねし にほんのはるを せんたくを)
S330 【季語】 春 【季節】 三春


竹藪を 抜けて渦巻く 春の風
(たけやぶを ぬけてうずまく はるのかぜ)
S331 【季語】 春 【季節】 三春


風誘い 撫で擽るや ねこ柳
(かぜさそい なでくすぐるや ねこやなぎ)
S332 【季語】 猫柳 【季節】 初春


瓣の 一枚一枚 紅薔薇
(はなびらの いちまいいちまい べにそうび)
S333 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


侘しくも 寄り添い咲きし 梅二輪
(わびしくも よりそいさきし うめにりん)
S334 【季語】 梅 【季節】 初春


春光を 背に身低くして 鷺隠れ
(しゅんこうを せにみひくくして さぎかくれ)
S335 【季語】 春 【季節】 三春


陽を浴びて 弾けて咲きし クロッカス
(ひをあびて はじけてさきし くろっかす)
S336 【季語】 クロッカス 【季節】 初春


桜花 瑞々しきは 雨雫
(さくらばな みずみずしきは あめしずく)
S337 【季語】 桜花 【季節】 晩春


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森小夜子人形 2

2015年04月04日 | 写真教室 写真俳句紹介

森小夜子人形の2回目です。
人形と人形館の庭で見つけたスナップです。

春の夢 覚めても心 ときめきて
(はるのゆめ さめてもこころ ときめきて)
S307 【季語】 春 【季節】 三春


我が待つ 春の舞台へ 舞い降りし
(われがまつ はるのぶたいへ まいおりし)
S308 【季語】 春 【季節】 三春
一枚目と撮る方向を若干変えています。表情に違いが、、、。


春うらら 少女の頬は 紅く燃え
(はるうらら しょうじょのほほは あかくもえ)
S309 【季語】 春麗 【季節】 三春


春の昼 愛の温もり 伝わりぬ
(はるのひる あいのぬくもり つたわりぬ)
S310 【季語】 春 【季節】 三春


頬染めて 見つめる先に 春の夢
(ほほそめて みつめるさきに はるのゆめ)
S311 【季語】 春 【季節】 三春


卓飾り 素朴さゆえの 春宴
(たくかざり そぼくさゆえの はるうたげ)
S312 【季語】 春 【季節】 三春


人形の 後見人や ねこ柳
(にんぎょうの こうけんにんや ねこやなぎ)
S313 【季語】 猫柳 【季節】 初春


待たせつつ 花を咲かせし ねこ柳
(またせつつ はなをさかせし ねこやなぎ)
S314 【季語】 猫柳 【季節】 初春
待たせたもの・・春の盛り。


椿には 鵯を呼ぶ 魔法あり
(つばきには ひよどりをよぶ まほうあり)
S315 【季語】 椿 【季節】 三春
椿と鵯は、古来より少なからぬ因縁があるらしい。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛宕山念仏寺羅漢 5

2015年04月01日 | 写真教室 写真俳句紹介
今日は、愛宕山念仏寺羅漢の第5弾です。(3月21日訪問)(2Lサイズ 縦)
撫肩で 大きいパーツで 春暑し
(なでがたで おおきいぱーつで はるあつし)
S258 【季語】 春暑し 【季節】 晩春


鼻高き 羅漢の祈り 木の芽時
(はなたかき らかんのいのり きのめどき)
S259 【季語】 木の芽 【季節】 三春


判ってよ 泪じゃないのよ 春時雨
(わかってよ なみだじゃないのよ はるしぐれ)
S260 【季語】 春 【季節】 三春


見るだけで 顔も綻び 春うらら
(みるだけで かおもほころび はるうらら)
S261 【季語】 春麗 【季節】 三春


春光や 高貴さありて 光輝あり
(しゅんこうや こうきさありて こうきあり)
S262 【季語】 春光 【季節】 三春


初音です 万事了承 イエッサー
(はつねです ばんじりょうしょう いえっさー)
S263 【季語】 初音 【季節】 三春


まあ何と 申しましょうか 春ですよ
(まあなんと もうしましょうか はるですよ)
S264 【季語】 春 【季節】 三春


喜びも 一入ですか 朧月
(よろこびも ひとしおですか おぼろづき)
S265 【季語】 朧月 【季節】 三春


恐くない 拳顕在 恐くない
(こわくない こぶしけんざい こわくない)
S266 【季語】 拳 【季節】 仲春


何よりも 頭上の花で 勝負です
(なによりも ずじょうのはなで しょうぶです)
S267 【季語】 花 【季節】 晩春


春半ば 無念無想の 苔まじり
(はるなかば むねんむそうの こけまじり)
S268 【季語】 春半ば 【季節】 仲春


赤子とは 思えぬ羅漢 暮の春
(あかごとは おもえぬらかん くれのはる)
S269 【季語】 暮の春 【季節】 晩春


目に口も 合掌してる 春日かな
(めにくちも がっしょうしてる はるびかな)
S270 【季語】 春日 【季節】 三春


真摯さが 顔に滲んで 風光る
(しんしさが かおににじんで かぜひかる)
S271 【季語】 風光る 【季節】 三春


腕白の 読経聞こゆ 春の昼
(わんぱくの どきょうきこゆ はるのひる)
S272 【季語】 春 【季節】 三春


草芽生え 満願成就の 春半ば
(くさめばえ まんがんじょうじゅの はるなかば)
S273 【季語】 春半ば 【季節】 仲春


この顔が すべてを語る 春母情
(このかおが すべてをかたる はるぼじょう)
S274 【季語】 春 【季節】 三春


頭には 数珠繋がりの 春の苔
(あたまには じゅずつながりの はるのこけ)
S275 【季語】 春 【季節】 三春


山笑う 眉毛に髭の したり顔
(やまわらう まゆげにひげの したりがお)
S276 【季語】 山笑う 【季節】 三春


愛嬌の 笑顔ふりまき 春野行く
(あいきょうの えがおふりまき はるのゆく)
S277 【季語】 春 【季節】 三春


麗かや 値千金 この笑顔
(うららかや あたいせんきん このえがお)
S278 【季語】 麗か 【季節】 三春


春朧 瞼重たや 思惟の顔
(はるおぼろ まぶたおもたや しいのかお)
S279 【季語】 朧 【季節】 三春


万歳に 泪はいらぬ 蜃気楼
(ばんざいに なみだはいらぬ しんきろう)
S280 【季語】 蜃気楼 【季節】 晩春


一心に 祈らる姿 深き春
(いっしんに いのらるすがた ふかきはる)
S281 【季語】 春深し 【季節】 晩春


泪にも 七色あるや 春の虹
(なみだにも なないろあるや はるのにじ)
S282 【季語】 春 【季節】 三春


珍しや 鼻には苔の 芽吹きあり
(めずらしや はなにはこけの めぶきあり)
S283 【季語】 芽吹く 【季節】 三春


阿修羅かや 三面顔の 春羅漢
(あしゅらかや さんめんかおの はるらかん)
S284 【季語】 春 【季節】 三春


子を抱きて 春眠かこち うとうとと
(こをだきて しゅんみんかこち うとうとと)
S285 【季語】 春眠 【季節】 三春


悟りとは こういうものか 春おぼろ
(さとりとは こういうものか はるおぼろ)
S286 【季語】 朧 【季節】 三春


楽しきや 歯出し一笑 春宴
(たのしきや はだしいっしょう はるうたげ)
S287 【季語】 春 【季節】 三春


親心 安堵の心 春の海
(おやごころ あんどのこころ はるのうみ)
S288 【季語】 春 【季節】 三春


草芽生え あなたに似合う 春の園
(くさめばえ あなたににあう はるのその)
S289 【季語】 春 【季節】 三春


花時に 怒号一声 目覚む春
(はなどきに どごういっせい めざむはる)
S290 【季語】 春 【季節】 三春


日和よし 猫の子万歳 全てよし
(ひよりよし ねこのこばんざい すべてよし)
S291 【季語】 猫の子 【季節】 晩春


春光や この子どこの子 天の子か
(しゅんこうや このこどこのこ てんのこか)
S292 【季語】 春光 【季節】 三春


喜びも 哀しみもまた 春朧
(よろこびも かなしみもまた はるおぼろ)
S293 【季語】 朧 【季節】 三春


春温し 合掌の手から 滲み出し
(はるぬくし がっしょうのてから にじみだし)
S294 【季語】 春温し 【季節】 晩春


周りには 祈願成就の 若芽吹く
(まわりには きがんじょうじゅの わかめふく)
S295 【季語】 若芽 【季節】 仲春


春芽立つ 頭の上から 立ち上り
(はるめたつ あたまのうえから たちのぼり)
S296 【季語】 春 【季節】 三春


麗かや 心魅かれる 思惟の顔
(うららかや こころひかれる しいのかお)
S297 【季語】 麗か 【季節】 三春


如月や 哀情誘う おちょぼ口
(きさらぎや あいじょうさそう おちょぼぐち)
S298 【季語】 如月 【季節】 仲春


神秘なり チャクラアジーナ 春開く
(しんぴなり ちゃくらあじーな はるひらく)
S299 【季語】 春 【季節】 三春

チャクラ=人間の体にある「気=エネルギー」の出入口。
チャクラアジーナ=6番目のチャクラで眉間の少し上にある。
ヨガの時に「第3の目」と言われる所。目、神経系、直感、感覚、
知恵に対応しており、知性・精神の成熟に関係している。


春星や ヨーダの様だと 言われても
(しゅんせいや よーだのようだと いわれても)
S300 【季語】 春星 【季節】 三春


念仏に 哀愁漂い 春深し
(ねんぶつに あいしゅうただよい はるふかし)
S301 【季語】 春深し 【季節】 晩春


春の陽に 泪を溜めて 祈念せし
(はるのひに なみだをためて きねんせし)
S302 【季語】 春 【季節】 三春


球春や 記憶のミスター 四番打者
(きゅうしゅんや きおくのみすたー よばんだしゃ)
S303 【季語】 球春 【季節】 三春
ミスタープロ野球 長嶋さん。


春の陽は 瞼閉じれば 赤く燃え
(はるのひは まぶたとじれば あかくもえ)
S304 【季語】 春 【季節】 三春


春の午後 縁結びの糸 編んでます
(はるのごご えんむすびのいと あんでます)
S305 【季語】 春 【季節】 三春


春雷や 悟りは脚下に 天でなし
(しゅんらいや さとりはきゃっかに てんでなし)
S306 【季語】 春雷 【季節】 三春




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする