炎天の 気をまき散らす 飛行機雲
(えんてんの きをまきちらす ひこうきぐも)
17535 【季語】 炎天 【季節】 晩夏
梅雨明けや 軍鶏も負けて ご馳走様
(つゆあけや しゃももまけて ごちそうさま)
17536 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏
梅雨明けて 現場監督の 眼の光
(つゆあけて げんばかんとくの めのひかり)
17537 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏
滑舌の 悪きに欲しき 薔薇の露
(かつぜつの わるきにほしき ばらのつゆ)
17538 【季語】 薔薇 【季節】 初夏
サンダルが 板に付きやっと 夏が来た
(さんだるが いたにつきやっと なつがきた)
17539 【季語】 夏が来た 【季節】 初夏
余生とは 衣替えの如 面倒な
(よせいとは ころもがえのごと めんどうな)
17540 【季語】 衣替え 【季節】 初夏
俤や 浴衣の君は まだ遠く
(おもかげや ゆかたのきみは まだとおく)
17541 【季語】 浴衣 【季節】 三夏
冷蔵庫 期限の近き ものばかり
(れいぞうこ きげんのちかき ものばかり)
17542 【季語】 冷蔵庫 【季節】 三夏
ハンバーグ ポテトサラダの 夏の夕
(はんばーぐ ぽてとさらだの なつのゆう)
17543 【季語】 夏 【季節】 三夏
緑陰や 若さ漲る この不思議
(りょくいんや わかさみなぎる このふしぎ)
17544 【季語】 緑陰 【季節】 三夏
元気連れ 朝日の出でし 夏博多
(げんきつれ あさひのいでし なつはかた)
17545 【季語】 夏 【季節】 三夏
博多は祇園山笠の真っ最中。
朝焼けの 海の煌めき 夏の夢
(あさやけの うみのきらめき なつのゆめ)
17546 【季語】 夏 【季節】 三夏
博多湾の志賀島から見る朝焼け、夕焼は絶品。