俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

博多祇園山笠

2015年07月12日 | 俳句

炎天の 気をまき散らす 飛行機雲
(えんてんの きをまきちらす ひこうきぐも)
17535 【季語】 炎天 【季節】 晩夏


梅雨明けや 軍鶏も負けて ご馳走様
(つゆあけや しゃももまけて ごちそうさま)
17536 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


梅雨明けて 現場監督の 眼の光
(つゆあけて げんばかんとくの めのひかり)
17537 【季語】 梅雨明け 【季節】 晩夏


滑舌の 悪きに欲しき 薔薇の露
(かつぜつの わるきにほしき ばらのつゆ)
17538 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


サンダルが 板に付きやっと 夏が来た
(さんだるが いたにつきやっと なつがきた)
17539 【季語】 夏が来た 【季節】 初夏


余生とは 衣替えの如 面倒な
(よせいとは ころもがえのごと めんどうな)
17540 【季語】 衣替え 【季節】 初夏


俤や 浴衣の君は まだ遠く
(おもかげや ゆかたのきみは まだとおく)
17541 【季語】 浴衣 【季節】 三夏


冷蔵庫 期限の近き ものばかり
(れいぞうこ きげんのちかき ものばかり)
17542 【季語】 冷蔵庫 【季節】 三夏


ハンバーグ ポテトサラダの 夏の夕
(はんばーぐ ぽてとさらだの なつのゆう)
17543 【季語】 夏 【季節】 三夏


緑陰や 若さ漲る この不思議
(りょくいんや わかさみなぎる このふしぎ)
17544 【季語】 緑陰 【季節】 三夏


元気連れ 朝日の出でし 夏博多
(げんきつれ あさひのいでし なつはかた)
17545 【季語】 夏 【季節】 三夏
博多は祇園山笠の真っ最中。


朝焼けの 海の煌めき 夏の夢
(あさやけの うみのきらめき なつのゆめ)
17546 【季語】 夏 【季節】 三夏
博多湾の志賀島から見る朝焼け、夕焼は絶品。



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加齢

2015年07月12日 | 川柳

毎日新聞「健康川柳」に応募したものです。(7/11投函)
母よりも 加齢が進む 嫁と我
(ははよりも かれいがすすむ よめとわれ) SR15

病院へ 行けば必ず 病持ち
(びょういんへ いけばかならず やまいもち) SR16

リバウンド 腹の出っ張り つねるくせ
(りばうんど はらのでっぱり つねるくせ) SR17

天眼鏡 年の数ほど 欲しきもの
(てんがんきょう としのかずほど ほしきもの) SR18

予報士に 頭脳明晰 求められ
(よほうしに ずのうめいせき もとめられ) SR19

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冷し麦

2015年07月12日 | 俳句

冷し麦 隠し味つけ 嫁満足
(ひやしむぎ かくしあじつけ よめまんぞく)
17522 【季語】 冷し麦 【季節】 三夏


夏盛り 土曜の夜の レストラン
(なつさかり どようのよるの れすとらん)
17523 【季語】 夏盛り 【季節】 晩夏


お互いに 言わずが花の 夏盛り
(おたがいに いわずがはなの なつさかり)
17524 【季語】 夏盛り 【季節】 晩夏


交差点 一気に走れば 汗の身に
(こうさてん いっきにはしれば あせのみに)
17525 【季語】 汗 【季節】 三夏


凌霄花 動物医院 朱にまみれ
(のうぜんか どうぶついいん しゅにまみれ)
17526 【季語】 凌霄花 【季節】 晩夏


炎天や アーケードでする ひと休み
(えんてんや あーけーどでする ひとやすみ)
17527 【季語】 炎天 【季節】 晩夏


炎天下 散歩に出れば 道遠し
(えんてんか さんぽにでれば みちとおし)
17528 【季語】 炎天下 【季節】 晩夏


晩年に 我も入りしか 天瓜粉
(ばんねんに われもいりしか てんかふん)
17529 【季語】 天瓜粉 【季節】 三夏
天瓜粉=天花粉



昼寝覚め 夜昼確かむ 寝ぼけぐせ
(ひるねさめ よるひるたしかむ ねぼけぐせ)
17530 【季語】 昼寝 【季節】 三夏


片陰を 求めて歩く 散歩かな
(かたかげを もとめてあるく さんぽかな)
17531 【季語】 片陰 【季節】 晩夏


肩の守護 背を押す背後 もろ涼し
(かたのしゅご せをおすはいご もろすずし)
17532 【季語】 涼し 【季節】 三夏


二十年振り 買い替え求む 扇風機
(ふたとせぶり かいかえもとむ せんぷうき)
17533 【季語】 扇風機 【季節】 三夏


涼しきは 買い替え効きし 扇風機
(すずしきは かいかえききし せんぷうき)
17534 【季語】 扇風機 【季節】 三夏


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冷麦

2015年07月04日 | 俳句

太り過ぎ 水母の噂 遠くなり
(ふとりすぎ くらげのうわさ とおくなり)
17516 【季語】 水母 【季節】 三夏
水母=海月=クラゲ 
原発が停止して温排水が少ないため
水母は異常発生・異常発育していない。


潰されし 夏の思い出 巴投げ
(つぶされし なつのおもいで ともえなげ)
17517 【季語】 夏 【季節】 三夏
中学1,2年柔道部にいたが
学年で最も背が低かったので、
巴投げがいいと練習したが、
潰されてばかりで遂に退部した。


冷麦の 麺汁濃くも 気に入られ
(ひやむぎの めんつゆこくも きにいられ)
17518 【季語】 冷麦 【季節】 三夏


久方の 硯洗いや 心身も
(ひさかたの すずりあらいや しんしんも)
17519 【季語】 硯洗い 【季節】 初秋


百日紅 我も同じく 寂しかり
(さるすべり われもおなじく さびしかり)
17520 【季語】 百日紅 【季節】 仲夏


葛切や 暴言仲間の 甘い蜜
(くずきりや ぼうげんなかまの あまいみつ)
17521 【季語】 葛切 【季節】 三夏
屑を切れない人も居る、自分も屑なんだろう。


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半夏雨

2015年07月02日 | 俳句


冷麦の 氷の如き 俤や
(ひやむぎの こおりのごとき おもかげや)
17508 【季語】 冷麦 【季節】 三夏


雨蛙 探せど見えぬ 街の田に
(あまがえる さがせどみえぬ まちのたに)
17509 【季語】 雨蛙 【季節】 三夏


半夏雨 歴史が語る 豪雨なり
(はんげあめ れきしがかたる ごううなり)
17510 【季語】 半夏雨 【季節】 仲夏
7/2の半夏生の頃、天から毒気が降るとか、
地面が 陰毒を含んで毒草が生えるなどと
いう言い伝えがある。その時の雨。


でで虫の 残す軌跡に 嫉妬して
(ででむしの のこすきせきに しっとして)
17511 【季語】 でで虫 【季節】 三夏
でで虫=でんでん虫=蝸牛(かたつむり)


夏痩せも 喰わねば死すに 負けにけり
(なつやせも くわねばしすに まけにけり)
17512 【季語】 夏痩せ 【季節】 三夏


薔薇の花 露の一滴 心揺れ
(ばらのはな つゆのいってき こころゆれ)
17513 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


傘は折れ 嫁転倒の 梅雨豪雨
(かさはおれ よめてんとうの つゆごうう)
17514 【季語】 梅雨 【季節】 仲夏


虚しくも 六十七の 日々草
(むなしくも ろくじゅうななの にちにちそう)
17515 【季語】 日々草 【季節】 晩夏


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