俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

2/28  水温む1

2006年02月28日 | 俳句

水温み 名水の地の 懐かしく
(みずぬるみ めいすいのちの なつかしく)
172 【季語】 水温む 【季節】 仲春


水温く 流れが足を 擽りし
(みずぬるく ながれがあしを くすぐりし)
173 【季語】 水温む 【季節】 仲春



2/27  落椿

2006年02月27日 | 俳句

落椿 わが人生も かくあるや
(おちつばき わがじんせいも かくあるや)
170 【季語】 落椿 【季節】 三春


気にかかる 春の兆しや 梅の咲く
(きにかかる はるのきざしや うめのさく)
171 【季語】 梅 【季節】 初春



2/24  春の風邪

2006年02月24日 | 俳句

春の風邪 軽くて長く 日持ち良し
(はるのかぜ かるくてながく ひもちよし)
165 【季語】 春の風邪 【季節】 三春


麗らかや 風の音にも 温もりが
(うららかや かぜのおとにも ぬくもりが)
166 【季語】 麗ら 【季節】 三春


頬つたう 風の温もり 春を見る
(ほおつたう かぜのぬくもり はるをみる)
167 【季語】 春 【季節】 三春



2/23  朝寝

2006年02月23日 | 俳句

銭無くも 朝寝貪る 贅は無し
(ぜになくも あさねむさぼる ぜいはなし)
162 【季語】 朝寝 【季節】 三春


酔うほどに 舞いて踊りて 春爛漫
(ようほどに まいておどりて はるらんまん)
163 【季語】 春爛漫 【季節】 三春


昨日、今日 どうにかなるさ 春愁い
(きのう、きょう どうにかなるさ はるうれい)
164 【季語】 春愁い 【季節】 三春



2/22  春

2006年02月22日 | 俳句

春めきの 薫りあふるる 散歩かな
(はるめきの かおりあふるる さんぽかな)
159 【季語】 春めく 【季節】 初春


先人の言う 春は曙 今時分
(ひとのいう はるはあけぼの いまじぶん)
160 【季語】 春曙 【季節】 初春


ようやくの 春の萌しに 気分よし
(ようやくの はるのきざしに きぶんよし)
161 【季語】 春萌す 【季節】 初春



2/21  囀り

2006年02月21日 | 俳句

空白み 鳥囀りて 朝明ける
(そらしらみ とりさえずりて あさあける)
156 【季語】 囀り 【季節】 三春


駅近く 囀り大きく お見送り 
(えきちかく さえずりおおきく おみおくり)
157 【季語】 囀り 【季節】 三春


角々に 囀り聞こゆ 恋の道
(かどかどに さえずりきこゆ こいのみち)
158 【季語】 囀り 【季節】 三春



2/20  春寒し

2006年02月20日 | 俳句

頬を刺す 風も言い訳 春寒し
(ほおをさす かぜもいいわけ はるさむし)
151 【季語】 春寒し 【季節】 初春


春の海 伊東の岬 ドラマあり
(はるのうみ いとうのみさき ドラマあり)
152 【季語】 春の海 【季節】 三春


摘草や 想い出摘むや 何摘むや
(つみくさや おもいでつむや なにつむや)
153 【季語】 摘草 【季節】 三春


山筋を 溶けて流れて 雨水来る
(やますじを とけてながれて うすいくる)
154 【季語】 雨水 【季節】 初春


雨水にて 墨すりたるに 薫りよし
(うすいにて すみすりたるに かおりよし)
155 【季語】 雨水 【季節】 初春



2/19  亀啼く

2006年02月19日 | 俳句

亀鳴くに 一声万感 浄土門
(かめなくに いっせいばんかん じょうどもん)
149 【季語】 亀鳴く 【季節】 三春


春の宵 一声万感 泪露
(はるのよい いっせいばんかん なみだつゆ)
150 【季語】 春の宵 【季節】 三春



2/18  妹 春

2006年02月18日 | 俳句

初雲雀 飛び立つ前の 身づくろい
(はつひばり とびたつまえの みづくろい)
146 【季語】 初雲雀 【季節】 三春


暖かき 妹の視線に 愛がある 
(あたたかき いものしせんに あいがある  )
147 【季語】 暖か 【季節】 三春


春風よ 妹の絨毯 浮き流せ
(はるかぜよ いものじゅうたん うきながせ)
148 【季語】 春風 【季節】 三春



2/17  妹 春

2006年02月17日 | 俳句

妹の春 も一度四つに なりたいと
(いものはる もいちどよっつに なりたいと)
141 【季語】 妹の春 【季節】 三春


春雷の 音に驚き 跳び付きし
(しゅんらいの おとにおどろき とびつきし)
142 【季語】 春雷 【季節】 三春


春暁 妹の泣き声で 目を覚まし
(はるあかつき せのなきごえで めをさまし)
143 【季語】 春の夢 【季節】 三春


北国に 移りし妹に 春の雪
(きたぐにに うつりしいもに はるのゆき)
144 【季語】 春の雪 【季節】 三春


東風に乗り 痛いの飛んでけ 妹の怪我
(こちにのり いたいのとんでけ いものけが)
145 【季語】 東風 【季節】 三春



2/16  春霞

2006年02月16日 | 俳句

春霞 陽光の海の 橋渡る
(はるがすみ ひかりのうみの はしわたる)
138 【季語】 春霞 【季節】 三春


長閑なり ロープウェーにも 春霞
(のどかなり ろーぷうぇーにも はるがすみ)
139 【季語】 春霞 【季節】 三春


春霞 のどかに明けり 我が街は
(はるがすみ のどかにあけり わがまちは)
140 【季語】 春霞 【季節】 三春



2/15  ブランコ

2006年02月15日 | 俳句

雨上がり 水溜りの中 ブランコす
(あめあがり みずたまりのなか ぶらんこす)
136 【季語】 ブランコ 【季節】 三春


ブランコは 隣に負けず 強く漕ぎ
(ぶらんこは となりにまけず つよくこぎ)
137 【季語】 ブランコ 【季節】 三春



2/14  風車

2006年02月14日 | 俳句

風車 音が気になる 気にかかる
(かざぐるま おとがきになる きにかかる)
134 【季語】 風車 【季節】 三春


風の音の さびしさ増すや 風車
(かぜのねの さびしさますや かざぐるま)
135 【季語】 風車 【季節】 三春