俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

五月尽

2010年05月31日 | 俳句

野合でも 首切ってみせる 五月尽
(やごうでも くびきってみせる ごがつじん)
12738 【季語】 五月尽 【季節】 初夏


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噴水

2010年05月30日 | 俳句

駅前の 噴水に見る 不況感
(えきまえの ふんすいにみる ふきょうかん)
12737 【季語】 噴水 【季節】 三夏


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夏の月

2010年05月29日 | 俳句

満ちたれど 心満たせぬ 夏の月
(みちたれど こころみたせぬ なつのつき)
12734 【季語】 夏の月 【季節】 三夏


夏の月 木にも懸かりて 気にかかる
(なつのつき きにもかかりて きにかかる)
12735 【季語】 夏の月 【季節】 三夏


夏の月 涙混じりで 歪みけり
(なつのつき なみだまじりで ゆがみけり)
12736 【季語】 夏の月 【季節】 三夏


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青山椒

2010年05月28日 | 俳句

十一夜 線香の煙 朝ぐもり
(じゅういちや せんこうのけむり あさぐもり)
12731 【季語】 朝曇 【季節】 晩夏


五月雨れて 祭事無く 暮れにけり
(さみだれて まつりごとなく くれにけり)
12732 【季語】 五月雨るる 【季節】 仲夏


何時何を 言ったかしたか 青山椒
(いつなにを いったかしたか あおざんしょう)
12733 【季語】 青山椒 【季節】 晩夏


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竹の神水

2010年05月27日 | 俳句

竹の子の 芽より染み出す 泪露
(たけのこの めよりしみだす なみだつゆ)
12726 【季語】 竹の子 【季節】 初夏


竹切れば 竹の神水 いのち水
(たけきれば たけのしんすい いのちみず)
12727 【季語】 神水 【季節】 仲夏


シャボン玉 虹の七色 風まかせ
(しゃぼんだま にじのなないろ かぜまかせ)
12728 【季語】 シャボン玉 【季節】 三春


宰相よ 五月もままよ 口まかせ
(さいそうよ ごがつもままよ くちまかせ)
12729 【季語】 五月 【季節】 初夏


満月の 顔を見たらば 風薫る
(まんげつの かおをみたらば かぜかおる)
12730 【季語】 風薫る 【季節】 三夏


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葉桜

2010年05月26日 | 俳句

葉桜や 撮りたい時に カメラなし
(はざくらや とりたいときに かめらなし)
12716 【季語】 葉桜 【季節】 初夏


葉桜や 川には鴨の 一家有り
(はざくらや かわにはかもの いっかあり)
12717 【季語】 葉桜 【季節】 初夏


ぼうたんを 手に受けて見る じっと見る
(ぼうたんを てにうけてみる じっとみる)
12718 【季語】 ぼうたん 【季節】 初夏
ぼうたん=牡丹


五月雨や 降っても止んでも 疎ましく
(さみだれや ふってもやんでも うとましく)
12719 【季語】 五月雨 【季節】 初夏


月夜には 雲など要らぬ 聖五月
(つきよには くもなどいらぬ せいごがつ)
12720 【季語】 聖五月 【季節】 初夏


長袖の シャツ手放せぬ 衣替え
(ながそでの しゃつてばなせぬ ころもがえ)
12721 【季語】 衣替え 【季節】 初夏


夏シャツの 左の肩に 痛みあり
(なつしゃつの ひだりのかたに いたみあり)
12722 【季語】 夏シャツ 【季節】 三夏


薄れ行く 虹の残り火 先に消え
(うすれゆく にじののこりび さきにきえ)
12723 【季語】 虹 【季節】 三夏


冷や麦の いまだに見えぬ 夕餉かな
(ひやむぎの いまだにみえぬ ゆうげかな)
12724 【季語】 冷麦 【季節】 三夏


嫁の食ぶ 夏のおやつの 柿の種
(よめのたぶ なつのおやつの かきのたね)
12725 【季語】 夏 【季節】 三夏


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夏模様

2010年05月25日 | 俳句

照り返す 瓦の光 夏模様
(てりかえす かわらのひかり なつもよう)
12713 【季語】 夏 【季節】 三夏


街角の 朱のポストに 夏陽差し
(まちかどの しゅのぽすとに なつひざし)
12714 【季語】 夏 【季節】 三夏


夏の月 まだ少し欠け 空にあり
(なつのつき まだすこしかけ そらにあり)
12715 【季語】 夏 【季節】 三夏


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青田風

2010年05月24日 | 俳句

良きことか 茶柱の立つ 新茶は
(よきことか ちゃばしらのたつ しんちゃは)
12710 【季語】 新茶 【季節】 初夏


帰りせば 雨も上がりて 青田風
(かえりせば あめもあがりて あおたかぜ)
12711 【季語】 青田風 【季節】 晩夏
青田風=稲の苗がのびのび育ち、稲田が青一色となり、
その稲の上を吹き抜ける風。


網戸越し 見る夏の空 雨の空
(あみどごし みるなつのそら あめのそら)
12712 【季語】 夏 【季節】 三夏


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緑雨

2010年05月23日 | 俳句

雨だれの とだえることなく 杜若
(あまだれの とだえることなく かきつばた)
12707 【季語】 杜若 【季節】 仲夏


葬儀の日 以後降り続く 緑雨かな
(そうぎのひ いごふりつづく りょくうかな)
12708 【季語】 緑雨 【季節】 三夏
緑雨=新緑の頃に降る雨。


キスやよし ラブレターよし 麦の秋
(きすやよし らぶれたーよし むぎのあき)
12709 【季語】 麦の秋 【季節】 初夏


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杜若

2010年05月22日 | 俳句

万国に ありや金魚 話など
(ばんこくに ありやきんぎょ ばなしなど)
12702 【季語】 金魚 【季節】 三夏


雨受けて 紫冴える かきつばた
(あめうけて むらさきさえる かきつばた)
12703 【季語】 かきつばた 【季節】 仲夏
かきつばた=杜若


池の端に 凛と佇む かきつばた
(いけのはに りんとたたずむ かきつばた)
12704 【季語】 かきつばた 【季節】 仲夏


杜若 咲く池泳ぐ 錦鯉
(かきつばた さくいけおよぐ にしきごい)
12705 【季語】 かきつばた 【季節】 仲夏


パソコンの 排気の温もり かきつばた
(ぱそこんの はいきのぬくもり かきつばた)
12706 【季語】 かきつばた 【季節】 仲夏


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五月晴れ

2010年05月21日 | 俳句

辻々に 紅薔薇見えて 斎場へ
(つじつじに べにばらみえて さいじょうへ)
12700 【季語】 薔薇 【季節】 初夏


我が撮りし 遺影の笑みの 五月晴れ
(わがとりし いえいのえみの さつきばれ)
12701 【季語】 五月晴れ 【季節】 仲夏


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卯の花腐し

2010年05月20日 | 俳句

ほととぎす 幾度も鳴きて 飛び立ちぬ
(ほととぎす いくどもなきて とびたちぬ)
12695 【季語】 ほととぎす 【季節】 仲夏


一鳴きの 天まで届け ほととぎす
(ひとなきの てんまでとどけ ほととぎす)
12696 【季語】 ほととぎす 【季節】 仲夏


邂逅は 卯の花腐し 泪雨
(かいこうは うのはなくたし なみだあめ)
12697 【季語】 卯の花腐し 【季節】 初夏
邂逅=思いがけなく出あうこと。偶然の出あい。めぐりあい。 
卯の花腐たし(うのはなくたし)=卯の花の
咲いているころに降りつづく長雨。五月雨(さみだれ)。


通夜の夜に 卯の花腐し しっとりと
(つやのよに うのはなくたし しっとりと)
12698 【季語】 卯の花腐し 【季節】 初夏


逝く人に 卯の花腐し 別れ雨
(ゆくひとに うのはなくたし わかれあめ)
12699 【季語】 卯の花腐し 【季節】 初夏


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花額縁

2010年05月19日 | 俳句

五月雨の 雫の露を 葉に結び
(さみだれの しずくのつゆを はにむすび)
12693 【季語】 五月雨 【季節】 仲夏


露帯びて 蕾膨らむ 花額縁
(つゆおびて つぼみふくらむ はながくぶち)
12694 【季語】 額の花 【季節】 仲夏


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牡丹咲く

2010年05月18日 | 俳句

薫風や 階上の工事の 音や良し
(くんぷうや うえのこうじの おとやよし)
12685 【季語】 薫風 【季節】 三夏


薫風に 押されて散歩 軽き足
(くんぷうに おされてさんぽ かるきあし)
12686 【季語】 薫風 【季節】 三夏


空の青 畦の緑や 麦の秋
(そらのあお あぜのみどりや むぎのあき)
12687 【季語】 麦の秋 【季節】 初夏


風の音 乱れて吹きて 麦の秋
(かぜのおと みだれてふきて むぎのあき)
12688 【季語】 麦の秋 【季節】 初夏


唐獅子と 牡丹一輪 背にあり
(からじしと ぼたんいちりん せなにあり)
12689 【季語】 牡丹 【季節】 初夏
健さんの唐獅子牡丹 よく見ました。


早朝に 緋牡丹燃える 昔あり
(そうちょうに ひぼたんもえる むかしあり)
12690 【季語】 緋牡丹 【季節】 初夏
藤純子さんの緋牡丹のお竜もよく見ました。


八白土星 甥と同じと 牡丹咲く
(はっぱくどせい おいとおなじと ぼたんさく)
12691 【季語】 牡丹 【季節】 初夏


牡丹咲く 阿弥陀如来は わが仏
(ぼたんさく あみだにょらいは わがほとけ)
12692 【季語】 牡丹 【季節】 初夏


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三社祭

2010年05月17日 | 俳句

五月晴れ 飛行機雲の 蘊蓄を
(さつきばれ ひこうきぐもの うんちくを)
12681 【季語】 五月晴れ 【季節】 仲夏


まだ咲かぬ 蕾は緑 花額縁
(まださかぬ つぼみはみどり はながくぶち)
12682 【季語】 額の花 【季節】 仲夏


三日月の 陰りも見せず 義弟逝く
(みかづきの かげりもみせず ぎていゆく)
12683 【季語】 ー 【季節】 ー


浅草の 祭り好きなる 義弟なりき
(あさくさの まつりずきなる ひとなりき)
12684 【季語】 ー 【季節】 ー


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