俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

菊膾

2009年09月30日 | 俳句

車窓より すぐ見て判る 曼珠沙華
(しゃそうより すぐみてわかる まんじゅしゃげ)
10548 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


運動会 赤勝て白勝て 負けるなよ
(うんどうかい あかかてしろかて まけるなよ)
10549 【季語】 運動会 【季節】 三秋


年金の 話わからず 菊膾
(ねんきんの はなしわからず きくなます)
10550 【季語】 菊膾 【季節】 晩秋


これをまあ まだ秋雨と 呼ぶべきや
(これをまあ まだあきさめと よぶべきや)
10551 【季語】 秋雨 【季節】 三秋


秋雨や 嫁との会話 暇潰し
(あきさめや よめとのかいわ ひまつぶし)
10552 【季語】 秋雨 【季節】 三秋
ごめん!


予報より 雨ダス便り 秋の雨
(よほうより あめだすだより あきのあめ)
10553 【季語】 秋の雨 【季節】 三秋


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赤まんま

2009年09月29日 | 俳句

世も末か 九月も末に 秋暑し
(よもすえか くがつもすえに あきあつし)
10542 【季語】 九月 【季節】 仲秋


曼珠沙華 彼岸に合わせ 咲く花と
(まんじゅしゃげ ひがんにあわせ さくはなと)
10543 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


とうふやと 言う豆腐屋の 秋の味
(とうふやと いうとうふやの あきのあじ)
10544 【季語】 秋 【季節】 三秋
伊勢の豆腐屋「とうふや」


豆腐屋に 風吹き抜けて 秋の晴
(とうふやに かぜふきぬけて あきのはれ)
10545 【季語】 秋 【季節】 三秋


ぽっつりと 百日紅の実 落ちて秋
(ぽっつりと さるすべりのみ おちてあき)
10546 【季語】 秋 【季節】 三秋


針千本 呑まずに三年 赤まんま
(はりせんぼん のまずにみとせ あかまんま)
10547 【季語】 赤まんま 【季節】 初秋


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新米

2009年09月28日 | 俳句

新米を 貰いて食べて 朋の味
(しんまいを もらいてたべて とものあじ)
10539 【季語】 新米 【季節】 晩秋


食べ過ぎて メタボの我の 肥ゆる秋
(たべすぎて めたぼのわれの こゆるあき)
10540 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋空に 夏雲ありて 生き長し
(あきぞらに なつぐもありて いきながし)
10541 【季語】 秋空 【季節】 三秋


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吾亦紅

2009年09月27日 | 俳句

背子が来ぬ 背子が来ぬとて 吾亦紅
(せこがこぬ せこがこぬとて われもこう)
10533 【季語】 吾亦紅 【季節】 晩秋


布団干し パンパンたたきゃ 秋暑し
(ふとんほし ぱんぱんたたきゃ あきあつし)
10534 【季語】 秋暑し 【季節】 初秋


邯鄲の 声を聞き聞き 昼寝する
(かんたんの こえをきききき ひるねする)
10535 【季語】 邯鄲 【季節】 初秋
邯鄲=コオロギ


俗に言う 赤い花なら 曼珠沙華
(ぞくにいう あかいはななら まんじゅしゃげ)
10536 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


ひそやかに 鳴いては寂し 秋の虫
(ひそやかに ないてはさびし あきのむし)
10537 【季語】 秋の虫 【季節】 三秋


老いたれば 林檎より柿が 好みなり
(おいたれば りんごよりかきが このみなり)
10538 【季語】 柿 【季節】 晩秋


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嫁の秋

2009年09月26日 | 俳句

虫鳴いて 秋と知れども なお暑し
(むしないて あきとしれども なおあつし)
10527 【季語】 虫 【季節】 三秋


萩日和 咲いても散っても 新薬師
(はぎびより さいてもちっても しんやくし)
10528 【季語】 萩 【季節】 初秋


風通る 三年坂の 七味屋の
(かぜとおる さんねんざかの しちみやの)
10529 【季語】 風爽やか 【季節】 三秋
清水寺に通じる三年坂に有名な七味屋がある。


秋の蝶 風に逆らい 蜜を吸う
(あきのちょう かぜにさからい みつをすう)
10530 【季語】 秋の蝶 【季節】 三秋


インフルで 無くとも風邪は 引くものさ
(いんふるで なくともかぜは ひくものさ)
10531 【季語】 風邪 【季節】 三冬


早々と 賀状準備の 嫁の秋
(はやばやと がじょうじゅんびの よめのあき)
10532 【季語】 秋 【季節】 三秋


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曼珠沙華

2009年09月25日 | 俳句

点々と 伊勢路へ誘う 曼珠沙華
(てんてんと いせじへさそう まんじゅしゃげ)
10522 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


畦伝う 曼珠沙華の 足跡を
(あぜつたう まんじゅしゃげの あしあとを)
10523 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


触れたきは 曼珠沙華の 蕊なるぞ
(ふれたきは まんじゅしゃげの しべなるぞ)
10524 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


彼岸へは 曼珠沙華の 香積寺
(ひがんへは まんじゅしゃげの こうしゃくじ)
10525 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋
香積寺=愛媛県東温市田窪1504 
伊予十三佛霊場第七番 瑠璃山 香積寺(こうしゃくじ) 
かたて薬師と称して親しまれている。


秋の空 パラグライダーの 泳ぎけり
(あきのそら ぱらぐらいだーの およぎけり)
10526 【季語】 秋 【季節】 三秋


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秋の虫

2009年09月24日 | 俳句

秋風や この暑き日に 欲しきもの
(あきかぜや このあつきひに ほしきもの)
10519 【季語】 秋風 【季節】 三秋


眼の玉が 体の半分 秋の虫
(めのたまが からだのはんぶん あきのむし)
10520 【季語】 秋の虫 【季節】 三秋


萩の露 風を受けてか 揺らぎける
(はぎのつゆ かぜをうけてか ゆらぎける)
10521 【季語】 萩 【季節】 初秋


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秋彼岸

2009年09月23日 | 俳句

物言えば 聞き取れないと 秋の風
(ものいえば ききとれないと あきのかぜ)
10516 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


久し振り 暑さを感ず 秋彼岸
(ひさしぶり あつさをかんず あきひがん)
10517 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋


曼珠沙華 燃えて火となる 戀心
(まんじゅしゃげ もえてひとなる こいごころ)
10518 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


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秋の旅

2009年09月22日 | 写真
おかげ横丁入口で見つけた曼珠沙華


野鶏頭と蝶2匹


秋桜と揚羽蝶


黄色い秋桜


伊勢神宮 内宮の庭の一木


伊勢神宮 神楽殿の屋根


帰りに見つけた曼珠沙華
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野鶏頭

2009年09月22日 | 俳句

秋の旅 始めと終わり 曼珠沙華
(あきのたび はじめとおわり まんじゅしゃげ)
10511 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


昨日の あの秋天 嘘のよう
(さくじつの あのしゅうてん うそのよう)
10512 【季語】 秋天 【季節】 三秋
秋天=秋の空


蘆山寺は 紅葉の頃か あの女は
(ろざんじは もみじのころか あのひとは)
10513 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋
廬山寺=京都市上京区にある紫式部ゆかりの
天台圓浄宗の寺院です。
 http://www7a.biglobe.ne.jp/~rozanji/


野鶏頭 花の先には 蝶二匹
(のけいとう はなのさきには ちょうにひき)
10514 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


秋の旅 朝の匂いする 喫茶店
(あきのたび あさのにおいする きっさてん)
10515 【季語】 秋 【季節】 三秋


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曼珠沙華

2009年09月21日 | 俳句

本日、日帰りの伊勢への旅を敢行しました。

秋の旅 眠りの旅の 始まりぬ
(あきのたび ねむりのたびの はじまりぬ)
10468 【季語】 秋 【季節】 三秋
秋の旅=伊勢の旅 出発。


気の急くも 瞼重たき 秋の旅
(きせのくも まぶたおもたき あきのたび)
10469 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の旅 まず手始めに 生ビール
(あきのたび まずてはじめに なまびーる)
10470 【季語】 秋 【季節】 三秋
宴会では、まず「ビール」。
旅に出ても、まず「ビール」。


秋の旅 浪花の味の 待合室
(あきのたび なにわのあじの まちあいしつ)
10471 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋の旅 座席指定は 壁際に
(あきのたび ざせきしていは かべぎわに)
10472 【季語】 秋 【季節】 三秋


車窓より 眺める雲は 秋の色
(しゃそうより ながめるくもは あきのいろ)
10473 【季語】 秋 【季節】 三秋


畑見れば ポツリポツリと 彼岸花
(はたみれば ぽつりぽつりと ひがんばな)
10474 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋


畦沿いに 畑を仕切るや 彼岸花
(あぜそいに はたをしきるや ひがんばな)
10475 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋


秋桜は 蝶を誘いて 風に揺れ
(こすもすは ちょうをさそいて かぜにゆれ)
10476 【季語】 秋桜 【季節】 仲秋


車窓では 手に取り難き 秋催
(しゃそうでは てにとりがたき あきもよい)
10477 【季語】 秋 【季節】 三秋


彼岸へと 誘う色なり 曼珠沙華
(ひがんへと さそういろなり まんじゅしゃげ)
10478 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


紅白の アドバルーン照りし 秋の空
(こうはくの あどばるーんてりし あきのそら)
10479 【季語】 秋 【季節】 三秋


曼珠沙華 畦の緑に 映える赤
(まんじゅしゃげ あぜのみどりに はえるあか)
10480 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


秋晴れは こうゆうものかと 空仰ぐ
(あきばれは こうゆうものかと そらあおぐ)
10481 【季語】 秋 【季節】 三秋


夫婦旅 そばに居るだけ 秋深し
(めおとたび そばにいるだけ あきふかし)
10482 【季語】 秋深し 【季節】 晩秋
秋=飽き?


微睡の 中を旅する 別の秋
(まどろみの なかをたびする べつのあき)
10483 【季語】 秋 【季節】 三秋


四季の里 ぽつりと一木 合歓の花
(しきのさと ぽつりといちぼく ねむのはな)
10484 【季語】 合歓の花 【季節】 晩夏


旅の朋 酒にあるらし 句も弾み
(たびのとも さけにあるらし くもはずみ)
10485 【季語】 ー 【季節】 ー


ここかしこ 指差し示す 彼岸花
(ここかしこ ゆびさししめす ひがんばな)
10486 【季語】 彼岸花 【季節】 仲秋


赤福の 看板くすむ 秋の駅
(あかふくの かんばんくすむ あきのえき)
10487 【季語】 秋 【季節】 三秋


白鷺の 集いし畑に 曼珠沙華
(しろさぎの つどいしはたに まんじゅしゃげ)
10488 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


秋の野は 黒い鴉と 白鷺と
(あきののは くろいからすと しらさぎと)
10489 【季語】 秋 【季節】 三秋


曼珠沙華 一本も良し 一面も
(まんじゅしゃげ いっぽんもよし いちめんも)
10490 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


曼珠沙華 畦の両土手 咲き分けし
(まんじゅしゃげ あぜのりょうどて さきわけし)
10491 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


窓覆う 朝顔一面 生き長し
(まどおおう あさがおいちめん いきながし)
10492 【季語】 朝顔 【季節】 初秋


猫じゃらし 邪魔して咲けり 曼珠沙華
(ねこじゃらし じゃましてさけり まんじゅしゃげ)
10493 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


伊勢の秋 空は曇りて バス渋滞
(いせのあき そらはくもりて ばすじゅうたい)
10494 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋哀し 鴉の餌食や 合歓の花
(あきかなし からすのえじきや ねむのはな)
10495 【季語】 秋 【季節】 三秋


川風に 風鈴の音 合い和して
(かわかぜに ふうりんのおと あいわして)
10496 【季語】 風鈴 【季節】 三夏


風鈴の 短冊横に 音高し
(ふうりんの たんざくよこに おとたかし)
10497 【季語】 風鈴 【季節】 三夏


とうふやの 味噌汁の具は とろろこぶ
(とうふやの みそしるのぐは とろろこぶ)
10498 【季語】 ー 【季節】 ー
伊勢に「とうふや」という豆腐料理屋がある。
五十鈴川河畔にあり、絶品である。


玉砂利の 音に消されし 秋風情
(たまじゃりの おとにけされし あきふぜい)
10499 【季語】 秋 【季節】 三秋


狂い撮り 黄色の秋桜 薄揚羽
(くるいどり きいろのこすもす うすあげは)
10500 【季語】 揚羽 【季節】 三夏


秋の旅 宮より豆腐 大事にし
(あきのたび みやよりとうふ だいじにし)
10501 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋不思議 どこへ行きても つがい鷺
(あきふしぎ どこへゆきても つがいさぎ)
10502 【季語】 秋 【季節】 三秋


夕焼けを 指されて嬉し 旅の秋
(ゆうやけを さされてうれし たびのあき)
10503 【季語】 秋 【季節】 三秋


川沿いの 南面一面 曼珠沙華
(かわぞいの なんめんいちめん まんじゅしゃげ)
10504 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


今年また 千年杉の 息吹貰う
(ことしまた せんねんすぎの いぶきもらう)
10505 【季語】 ー 【季節】 ー


曼珠沙華 赤い気炎が 眩しくて
(まんじゅしゃげ あかいきえんが まぶしくて)
10506 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


帰り際 やっと手に撮る 曼珠沙華
(かえりぎわ やっとてにとる まんじゅしゃげ)
10507 【季語】 曼珠沙華 【季節】 仲秋


帰のバスに やっと座れて 秋の旅
(きのばすに やっとすわれて あきのたび)
10508 【季語】 秋 【季節】 三秋


秋遠出 喫煙席が 幅利かし
(あきとおで きつえんせきが はばきかし)
10509 【季語】 秋 【季節】 三秋


三重奈良と 帰りの旅に 疲れ見え
(みえならと かえりのたびに つかれみえ)
10510 【季語】 ー 【季節】 ー
伊勢の旅 終わり。



ご苦労様でした。
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秋彼岸

2009年09月20日 | 俳句

虫の夜や マウスの動き 矢の如し
(むしのよや まうすのうごき やのごとし)
10460 【季語】 虫 【季節】 三秋


稲雀 つがいと見えて 睦まじし
(いなすずめ つがいとみえて むつまじし)
10461 【季語】 稲雀 【季節】 三秋


甘樫の 丘より流る 紅葉風
(あまかしの おかよりながる もみじかぜ)
10462 【季語】 紅葉 【季節】 晩秋


我が前を 飛び立ちもせず 稲雀
(わがまえを とびたちもせず いなすずめ)
10463 【季語】 稲雀 【季節】 三秋


秋彼岸 貪るほどに 眠り入る
(あきひがん むさぼるほどに ねむりいる)
10464 【季語】 秋彼岸 【季節】 仲秋


秋澄むや メタボ健診 どうなった
(あきすむや めたぼけんしん どうなった)
10465 【季語】 秋澄む 【季節】 三秋


聞き取れぬ 虫の音程の 鼾かな
(ききとれぬ むしのねほどの いびきかな)
10466 【季語】 虫 【季節】 三秋


秋天は 終点となりぬ 自分党
(しゅうてんは しゅうてんとなりぬ じぶんとう)
10467 【季語】 秋天 【季節】 三秋
秋天=秋の空


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女郎花

2009年09月19日 | 俳句

秋日和 今が良ければ いいですよ
(あきびより いまがよければ いいですよ)
10456 【季語】 秋日和 【季節】 三秋


阿修羅像 合掌の印に 秋の風
(あしゅらぞう がっしょうのいんに あきのかぜ)
10457 【季語】 秋の風 【季節】 三秋


女郎花 明日香の次の 駅に咲く
(おみなえし あすかのつぎの えきにさく)
10458 【季語】 女郎花 【季節】 初秋


後より ヒールの音す 秋の香よ
(うしろより ひーるのおとす あきのかよ)
10459 【季語】 秋 【季節】 三秋


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鶏頭

2009年09月18日 | 俳句

百舌鳥鳴いて 一際高し 秋の声
(もずないて ひときわたかし あきのこえ)
10449 【季語】 百舌鳥 【季節】 三秋


秋日和 冷ややかながら 続いてる
(あきびより ひややかながら つづいてる )
10450 【季語】 秋日和 【季節】 三秋


耳元で 力なく蚊の 鳴きし声
(みみもとで ちからなくかの なきしこえ)
10451 【季語】 蚊 【季節】 三夏


花水木 揃って立ちし 赤い実よ
(はなみずき そろってたちし あかいみよ)
10452 【季語】 水木の実 【季節】 晩秋


山々は 黄葉進み 黄の増して
(やまやまは こうようすすみ きのまして)
10453 【季語】 黄葉 【季節】 晩秋


鶏頭の 撫でて見たきや その肌を
(けいとうの なでてみたきや そのはだを)
10454 【季語】 鶏頭 【季節】 三秋


秋痩せで 穿けしズボンの 十二本
(あきやせで はけしずぼんの じゅうにほん)
10455 【季語】 秋 【季節】 三秋


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夜長

2009年09月17日 | 俳句

晴れ渡る 空を見遣れば 秋の雲
(はれわたる そらをみやれば あきのくも)
10442 【季語】 秋 【季節】 三秋


身に沁みて 秋のあはれの 風の音
(みにしみて あきのあわれの かぜのおと)
10443 【季語】 秋 【季節】 三秋


稲光 臍を隠して 妹走る
(いなびかり へそをかくして いもはしる)
10444 【季語】 稲光 【季節】 初秋


新月や 無月でなくて 新月や
(しんげつや むげつでなくて しんげつや)
10445 【季語】 新月 【季節】 仲秋


秋晴れや やることもなく もったいなや
(あきばれや やることもなく もったいなや)
10446 【季語】 秋晴れ 【季節】 三秋


ぢぢばばの 二人で過ごす 夜長かな
(ぢぢばばの ふたりですごす よながかな)
10447 【季語】 夜長 【季節】 三秋


寝ることが 苦しみとなる 夜長かな
(ねることが くるしみとなる よながかな)
10448 【季語】 夜長 【季節】 三秋


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