水仙や 根こそぎ抜かる 二三本
(すいせんや ねこそぎぬかる にさんぼん)
17753 【季語】 水仙 【季節】 晩冬
冬旱 積ん読だけの 本の山
(ふゆひでり つんどくだけの ほんのやま)
17754 【季語】 冬旱 【季節】 三冬
十三夜 雪雲の中 隠れけり
(じゅうさんや ゆきぐものなか かくれけり)
17755 【季語】 雪雲 【季節】 三冬
悔いあるも 越えねばならぬ 冬の旅
(くいあるも こえねばならぬ ふゆのたび)
17756 【季語】 冬 【季節】 三冬
寒月や 冷たき光 満ち満ちて
(かんげつや つめたきひかり みちみちて)
17757 【季語】 寒月 【季節】 三冬
冬の雨 傘も差さずに 散歩する
(ふゆのあめ かさもささずに さんぽする)
17758 【季語】 冬 【季節】 三冬
徹底して 剪定されて 春隣
(てっていして せんていされて はるとなり)
17759 【季語】 春隣 【季節】 晩冬
百均の 買い物好きに 冬の午後
(ひゃっきんの かいものずきに ふゆのごご)
17760 【季語】 冬 【季節】 三冬
つがいなる 冬の鶺鴒 きしみ飛ぶ
(つがいなる ふゆのせきれい きしみとぶ)
17761 【季語】 冬 【季節】 三冬