俺流俳句 「いちらくいちらく」

俳句で遊ぼ。

あなたも、優しくなれます。
          
          千秀

冬旱

2016年01月27日 | 俳句

水仙や 根こそぎ抜かる 二三本
(すいせんや ねこそぎぬかる にさんぼん)
17753 【季語】 水仙 【季節】 晩冬


冬旱 積ん読だけの 本の山
(ふゆひでり つんどくだけの ほんのやま)
17754 【季語】 冬旱 【季節】 三冬


十三夜 雪雲の中 隠れけり
(じゅうさんや ゆきぐものなか かくれけり)
17755 【季語】 雪雲 【季節】 三冬


悔いあるも 越えねばならぬ 冬の旅
(くいあるも こえねばならぬ ふゆのたび)
17756 【季語】 冬 【季節】 三冬


寒月や 冷たき光 満ち満ちて
(かんげつや つめたきひかり みちみちて)
17757 【季語】 寒月 【季節】 三冬


冬の雨 傘も差さずに 散歩する
(ふゆのあめ かさもささずに さんぽする)
17758 【季語】 冬 【季節】 三冬


徹底して 剪定されて 春隣
(てっていして せんていされて はるとなり)
17759 【季語】 春隣 【季節】 晩冬


百均の 買い物好きに 冬の午後
(ひゃっきんの かいものずきに ふゆのごご)
17760 【季語】 冬 【季節】 三冬


つがいなる 冬の鶺鴒 きしみ飛ぶ
(つがいなる ふゆのせきれい きしみとぶ)
17761 【季語】 冬 【季節】 三冬


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冬鏡

2016年01月20日 | 俳句

好きな顔 嫌いな顔の 冬鏡
(すきなかお きらいなかおの ふゆかがみ)
17741 【季語】 冬 【季節】 三冬


松過ぎて 正月疲れ どっと出て
(まつすぎて しょうがつづかれ どっとでて)
17742 【季語】 松過ぎ 【季節】 新年


酒飲めば 目が冴え寝れぬ 冬の夜
(さけのめば めがさえねれぬ ふゆのよる)
17743 【季語】 冬 【季節】 三冬


見上げれば 上弦の月 冬の月
(みあげれば じょうげんのつき ふゆのつき)
17744 【季語】 冬 【季節】 三冬


我を追い 餌求めるや 鴨の群れ
(われをおい えさもとめるや かものむれ)
17745 【季語】 鴨 【季節】 三冬


冴え返る 九日の月 昼の月
(さえかえる ここのかのつき ひるのつき)
17746 【季語】 冴え返る 【季節】 初春


日脚伸ぶ 朝は早くに 夜は遅く
(ひあしのぶ あさははやくに よはおそく)
17747 【季語】 日脚伸ぶ 【季節】 晩冬


可惜夜や 一羽残りし 都鳥
(あたらよや いちわのこりし みやこどり)
17748 【季語】 都鳥 【季節】 三冬
都鳥=百合鴎  可惜夜=夜が明けるのが惜しい夜


川護美が 鳥にも見えし 冬の宵
(かわごみが とりにもみえし ふゆのよい)
17749 【季語】 冬 【季節】 三冬


寒鴉 目と目が合って にらめっこ
(かんがらす めとめがあって にらめっこ)
17750 【季語】 寒鴉 【季節】 晩冬


待ちかねし 初春歌舞伎 夢の中
(まちかねし はつはるかぶき ゆめのなか)
17751 【季語】 初春 【季節】 新年


気にすれど どうにもならぬ 木の葉髪
(きにすれど どうにもならぬ このはがみ)
17752 【季語】 木の葉髪 【季節】 初冬



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ブログ開設10周年

2016年01月14日 | ごあいさつ

ブログ開設10周年

おかげさまで、ブログ開設まる十年を記録しました。
今後ともよろしくお願いします。
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落葉

2016年01月13日 | 俳句

鳴き声に 五歩歩き見む 冬の鳥
(なきごえに ごほあるきみむ ふゆのとり)
17737 【季語】 冬 【季節】 三冬


寒晴れや 空の蒼さが 薄くなり
(かんばれや そらのあおさが うすくなり)
17738 【季語】 寒晴れ 【季節】 晩冬


落葉踏み 足圧と音 楽しみぬ
(おちばふみ そくあつとおと たのしみぬ)
17739 【季語】 落葉 【季節】 三冬


落葉掃く 人に紛れて 子は撒きぬ
(おちばはく ひとにまぎれて こはまきぬ)
17740 【季語】 落葉 【季節】 三冬


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七草粥

2016年01月09日 | 俳句

七草粥 残さず食べて 喜ばれ
(ななくさがゆ のこさずたべて よろこばれ)
17735 【季語】 七草粥 【季節】 新年


両岸で 色の異なる 枯葉かな
(りょうぎしで いろのことなる かれはかな)
17736 【季語】 枯葉 【季節】 三冬


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年賀状

2016年01月06日 | 俳句

一通の 年賀状に 泪する
(いっつうの ねんがじょうに なみだする)
17734 【季語】 年賀状 【季節】 新年


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仕事始め

2016年01月05日 | 俳句

初日の出 初詣済みし 四日かな
(はつひので はつもうですみし よっかかな)
17726 【季語】 初日の出 【季節】 新年


凧揚げに 興ずる親子 晴れがまし
(たこあげに きょうずるおやこ はれがまし)
17727 【季語】 凧揚げ 【季節】 新年


我が名前 間違え続く 賀状来る
(わがなまえ まちがえつづく がじょうくる)
17728 【季語】 年賀状 【季節】 新年


年ととも 賀状の数の 減るばかり
(としととも がじょうのかずの へるばかり)
17729 【季語】 年賀状 【季節】 新年


細切れの 睡眠託つ 寝正月
(こまぎれの すいみんかこつ ねしょうがつ)
17730 【季語】 寝正月 【季節】 新年


三が日 刺身三昧 粋なもの
(さんがにち さしみざんまい いきなもの)
17731 【季語】 三が日 【季節】 新年


仕事始め 顔きつき人 多かりき
(ことはじめ かおきつきひと おおかりき)
17732 【季語】 仕事始め 【季節】 新年


仕事始め ハイヒールの音 甲高き
(しごとはじめ はいひーるのおと かんだかき)
17733 【季語】 仕事始め 【季節】 新年


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初日の出

2016年01月02日 | 俳句

明星と 上弦の月の 年始め
(みょうじょうと じょうげんのつきの としはじめ)
17724 【季語】 年始め 【季節】 新年
明星=明けの明星=金星


初日の出 拝めば目にも 焼き付いて
(はつひので おがめばめにも やきついて)
17725 【季語】 初日の出 【季節】 新年


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新年のご挨拶

2016年01月01日 | ごあいさつ

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