先日の平日、風邪と腰痛で臥せっていたとき。
嫁さんは息子を連れて外出していたので、退屈して映画を観ることにしました。
療養で休んでるんだから大人しく寝ているべきだということは重々承知の上です。
体だけでなく気も弱っているたので、テンションを上げるためにアクションを見たかったんですが、レコーダー内に溜まっている映画はサスペンスやらホラーやら地味目なものばかり。
その中に「APPLESEED」があったんで、時間も短めだしってことで観てみました。
士郎正宗はかなり好きで、APPLESEEDや攻殻機動隊などのコミックは持っています。
が、さすがにドミニオンまでは(読んだけど)持ってないという程度のレベル。
個人的には攻殻機動隊よりもAPPLESEEDの方が好きです。
APPLESEEDは昔ビデオアニメ化されたものも観てますが、不満はあるもののそこそこのデキだったので、8mmビデオにコピって持ってたりします。
でもビデオアニメなら「BLACK MAGIC M-66」のデキがとても良く面白いです。(超オススメ、これも8mmビデオでキープ)
そんな前提で観始めました、フル3DCGアニメのAPPLESEED。
題名:APPLESEED (2004年 日本)
時間:103分
監督:荒牧伸志
原作:士郎正宗
声の出演:
小林愛 (デュナン)
小杉十郎太 (ブリアレオス)
松岡由貴 (ヒトミ)
基本的な世界設定は原作通りで、随所に原作のエピソードを使ってはいます。
しかしAPPLESEEDの鍵を握るのがデュナンという設定にしているため、重要な設定のいくつかが大きく違っています。
そういった点にかなり違和感を感じつつ観ていました。
立法院の爺さん達の意向でヒトミが外の世界からオリュンポスへ人間を連れてくるって導入部は同じなんですが、対象がデュナンのみ。
ブリはデュナンと久しく離れていて、ブリがサイボーグ化したことをデュナンは知らない設定になってるもんで、なんじゃそりゃって感じ。
デュナンの捕獲はヒトミ単身の任務ではなく、もうESWATがブリと共に活動してます。(まぁここはその方が妥当ですが)
立法院と行政院だけでなく、軍部が激しく対立していてクーデターを計画中という設定になっており、タルタロスへのテロもアテナの策略ではなく軍部によるものになっています。(とは言え、立法院や行政院に踊らされてたようなもんですが)
デュナンの「青いぜ」をブリがたしなめるエピソードも、原作と全然違う使われ方になっててちょっと気持ち悪い。
原作だとデュナンの母親は、人種差別の激しい地域で浅黒い肌で通りを歩き「ヘイ、カフィ」で射殺されたとなってましたが、この映画ではバイオロイド研究者でアテナの友人だったことになっています。
原作ではガイア暴走のきっかけとなる議会での提案は人間をバイオロイドのようにコントロールするというものでしたが、この映画ではバイオロイドの生殖を解禁する案でした。
まぁ人間をバイオロイド化するか、バイオロイドを新人類とするかの違いで、方向性は同じっちゃー同じかな。
義経がなかなか出てこないんで心配しましたが、ちゃんと出てきたので安心しました。
見所であるはずの戦闘アクションですが、テロリスト追跡時や研究所、多脚砲台でもそんなに見せてくれなかったので、冒頭のシーンが一番充実してたかな。
その点はちょっと期待はずれだったかも。
原作との相違点が多々あって残念な気もしますが、あの世界・ストーリー全てを100分ちょいに収め、一つのお話としてまとめなきゃいかんので、これはしょうがない部分ですよね。
しかしAPPLESEEDの世界をフル3DCGで美しく再現している点には非常に感心しました。
人間がCG化されてるのは不気味で違和感ありまくりだったんですが、動きはとても良くできているので、コレは慣れの問題でしょう。
原作ファンとしてもなかなか楽しめたので、DVD-Rに焼いて保存しときました。
また久々にビデオアニメ版のAPPLESEEDも見直してみようかなと思ってます。
嫁さんは息子を連れて外出していたので、退屈して映画を観ることにしました。
療養で休んでるんだから大人しく寝ているべきだということは重々承知の上です。
体だけでなく気も弱っているたので、テンションを上げるためにアクションを見たかったんですが、レコーダー内に溜まっている映画はサスペンスやらホラーやら地味目なものばかり。
その中に「APPLESEED」があったんで、時間も短めだしってことで観てみました。
士郎正宗はかなり好きで、APPLESEEDや攻殻機動隊などのコミックは持っています。
が、さすがにドミニオンまでは(読んだけど)持ってないという程度のレベル。
個人的には攻殻機動隊よりもAPPLESEEDの方が好きです。
APPLESEEDは昔ビデオアニメ化されたものも観てますが、不満はあるもののそこそこのデキだったので、8mmビデオにコピって持ってたりします。
でもビデオアニメなら「BLACK MAGIC M-66」のデキがとても良く面白いです。(超オススメ、これも8mmビデオでキープ)
そんな前提で観始めました、フル3DCGアニメのAPPLESEED。
題名:APPLESEED (2004年 日本)
時間:103分
監督:荒牧伸志
原作:士郎正宗
声の出演:
小林愛 (デュナン)
小杉十郎太 (ブリアレオス)
松岡由貴 (ヒトミ)
基本的な世界設定は原作通りで、随所に原作のエピソードを使ってはいます。
しかしAPPLESEEDの鍵を握るのがデュナンという設定にしているため、重要な設定のいくつかが大きく違っています。
そういった点にかなり違和感を感じつつ観ていました。
立法院の爺さん達の意向でヒトミが外の世界からオリュンポスへ人間を連れてくるって導入部は同じなんですが、対象がデュナンのみ。
ブリはデュナンと久しく離れていて、ブリがサイボーグ化したことをデュナンは知らない設定になってるもんで、なんじゃそりゃって感じ。
デュナンの捕獲はヒトミ単身の任務ではなく、もうESWATがブリと共に活動してます。(まぁここはその方が妥当ですが)
立法院と行政院だけでなく、軍部が激しく対立していてクーデターを計画中という設定になっており、タルタロスへのテロもアテナの策略ではなく軍部によるものになっています。(とは言え、立法院や行政院に踊らされてたようなもんですが)
デュナンの「青いぜ」をブリがたしなめるエピソードも、原作と全然違う使われ方になっててちょっと気持ち悪い。
原作だとデュナンの母親は、人種差別の激しい地域で浅黒い肌で通りを歩き「ヘイ、カフィ」で射殺されたとなってましたが、この映画ではバイオロイド研究者でアテナの友人だったことになっています。
原作ではガイア暴走のきっかけとなる議会での提案は人間をバイオロイドのようにコントロールするというものでしたが、この映画ではバイオロイドの生殖を解禁する案でした。
まぁ人間をバイオロイド化するか、バイオロイドを新人類とするかの違いで、方向性は同じっちゃー同じかな。
義経がなかなか出てこないんで心配しましたが、ちゃんと出てきたので安心しました。
見所であるはずの戦闘アクションですが、テロリスト追跡時や研究所、多脚砲台でもそんなに見せてくれなかったので、冒頭のシーンが一番充実してたかな。
その点はちょっと期待はずれだったかも。
原作との相違点が多々あって残念な気もしますが、あの世界・ストーリー全てを100分ちょいに収め、一つのお話としてまとめなきゃいかんので、これはしょうがない部分ですよね。
しかしAPPLESEEDの世界をフル3DCGで美しく再現している点には非常に感心しました。
人間がCG化されてるのは不気味で違和感ありまくりだったんですが、動きはとても良くできているので、コレは慣れの問題でしょう。
原作ファンとしてもなかなか楽しめたので、DVD-Rに焼いて保存しときました。
また久々にビデオアニメ版のAPPLESEEDも見直してみようかなと思ってます。