邦題:モテモテジョーイのバレンタイン
原題:Joey and the Valentine's Date
(ジョーイとバレンタインのデート)
■エピソード
ジョーイが雑誌Peopleの取材を受けることになり、エージョント・ボビーが立ち会ってまず写真撮影が行われる。
取材は後日行われるが、Peopleの影響力は大きいため、記事を悪く書かれれば役者としてツブされると警告するボビー。
幸い取材記者のジュディーはジョーイの得意な独身女性だったので、好印象を与えるようにやってもいないボランティア活動などの嘘を並べつつ、30歳以上の女性の魅力についてアツく語るジョーイ。
かなりジョーイを気に入ってくれたジュディーは今度一緒に飲みに行きたいと言ってくれたので、ご機嫌を取ろうとしたジョーイは早速明日の夜ではどうかと提案。
ジュディーは「明日?」と何故かとても驚きつつも喜んで承諾し、翌日デートすることになる。
しかし翌朝、この日がバレンタインデーだったと分かり、本気のデートと誤解されてしまったと慌てるジョーイ。
間違ってもロマンティックな方向に進展しないようにするため、デート中に偶然を装ってジーナ・マイケル・アレックスに同じ店に来て割り込んでもらうことにする。
計画通りの乱入によって雰囲気をぶち壊したかに思えたが、ジュディーはジョーイが自分を家族に紹介したかったのだと勘違いして感激してしまう。
ますます深みにハマっていくジョーイ。
マイケルはバレンタインデーにデートの約束をしていた女の子から、飼い猫が病気になったという理由でキャンセルされていた。
ジョーイに焚き付けられ、バレンタインデーの夜にレストラン内で集まっている女性の集団に声を掛けさせられたマイケルは、それが「よく使う言い訳」「猫なんて飼ってない」と真実を教えられ、バレンタインデーに振られたことが分かって呆然。
女性の集団に混じって互いに愚痴を語り合うようになり、「男なんて」と洗脳されていくマイケル。
酔っ払ったアレックスは演奏旅行で不在がちの夫エリックに対する愚痴をジーナにこぼしまくる。
挙句、性生活に関する話まで打ち明けられ、ジーナはうんざり。
翌朝になって正気に戻ったアレックスは、恥ずかしさのあまりジーナの顔を見れなくなってしまう。
そこでジーナは自分の恥ずかしい秘密をアレックスに打ち明けることに。
■感想
ジュディーに対してやることなすこと裏目に出て、どんどんドツボにハマっていくジョーイが良かったです。
今回のネタで一番面白かったのは、ジュディーの推定年齢が少しずつ上がっていくエピソードでした。
最初は30代独身女性という漠然とした状態から、アレックスが「33歳なら魅力的な独身女性、34歳なら車のトランクにいつもウエディングドレスを入れてる」と言うので33歳以下であること願っていたジョーイですが、ジュディが「私ももう34歳じゃないんだから」と言ったため35歳以上と判明。
ジョーイも35歳なので同い年かそれ以上。
更にジュディはジーナの年齢が36歳と聞いて年下だといったような話になり、ジーナよりもお姉さんだと判明。
一体ジュディはいくつなんだと不安感を増していくジョーイ。
そしてついに「妹の40歳の誕生日に」という言葉から41歳以上が確定。
あぁそう言われてみれば、吹き替えの声は不自然に若いのに、ジュディーの首のあたりを見ると老いが感じられるような…
推定年齢が上がる度に目を剥くジョーイの表情に笑い転げさせてもらいました。
アレックス、いつも長期演奏旅行で不在の夫エリックに対して、やっぱり不満が溜まりまくっていたんですね。
あんまりいっつも居ないんで、どーなってんだろうかと思ってたんですが。
以前のエピソードで「もっと親しくなれば旦那さんがいつも不在の理由を話してくれるのか」みたいなことをジョーイがアレックスに言い、「どんなに親しくなっても言いたくない」的に返されてましたが、ついにジーナに愚痴りまくり。
不在の理由は本当に「演奏旅行だから」と思ってたんですが、実はそれ以外にも理由があるってことなのかな~。
でもエリック自身はジョーイに嫉妬してたりしたし、エリックがアレックスを避けてる訳ではなさそうに思えます。
想う気持ちに差があるだけかなぁ、果たしてこの夫婦の関係はシーズン終了までに改善するのか破綻するのか注目です。
ジーナの恥ずかしい秘密であるタップダンスなんですが、タップダンス自体の野暮ったさはともかく、あのド派手な衣装はとってもジーナらしかったので、あんまり違和感が無かったりしました。
アメリカ人にとってのタップダンスって、日本人にとっての何に相当するんだろう…神楽やってますとか和太鼓やってますとか? …うーん、違うなきっと。
ところでバレンタインデーって、日本でのチョコレート配布行事と違って、確か恋人と過ごす日なんですよね?
女の子がチョコ渡して告白する日だと認識している日本人には、その辺の説明が無いと違和感があったんじゃないかと思ったんですが、最近は日本でも恋人と過ごす日的な扱いになってきてるっぽいから大丈夫なのかな?
でも今でもチョコありきなイベントであることに変わりは無い様ですが、どう考えても製菓業界の陰謀にしか思えない。
(と言いつつも毎年嫁さんがくれるチョコは喜んで食べてますが)