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Opened Zipper

記憶喪失ネタに惹かれてみる

1998-10-21 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
先日はプレプレのことを『もうこれで最後』と書きましたが・・・気が変わるかも。
体験版の『やるドラ』がなかなか良かったのです。
今後もこのレベルで体験版が届くんなら、継続しても良いかな? と・・・

前回のプレプレにも『やるドラ』の体験版は入っていました。
『ダブルキャスト』と『季節を抱きしめて』。
しかしどちらにも興味が沸かず・・・どうしてもギャルゲーにしか思えなかったもんで。

『やるドラ』というのは『みるドラマからやるドラマへ』からのネーミング。
システムは簡単に言ってしまうと、『選択肢によるストーリー分岐のあるアニメ』で、特に目新しいものではありません。

目新しい点はSCEIの売り方みたいですね。
これまでギャルゲーものだった世界を、一般にも浸透させようとしています。

今回の体験版もその一環と思われます。
『サンパギータ』と『雪割りの花』の体験版なのですが、特に『雪割りの花』に惹かれました。
絵柄が落ち着いていて、いわゆる『アニメ絵』じゃないところが良い。

アパートの隣の部屋に住む女性を、密かに慕っていた自分。
しかし彼女には恋人がいた。
ある晩、彼女が病院に収容されたと聞かされ駆けつけると、彼女は何か強いショックを受けて記憶を失っていた。
そのショックは恋人の死だったと分かる。
医者からは彼女の恋人のことについては触れないよう注意される。
身寄りの無い彼女を見舞い、優しく接するうちに、彼女は自分のことを死んだ恋人だと思い込んでしまう・・・

ドラマはこれから、というところで体験版は終わっています。
商売上手だなあ。

同時に収録されていた『サンパギータ』もまあまあ。
キャラクターデザインが士郎正宗だったから、好意的に見てるだけかも知れませんが。
『サンパギータ』までの3作は既に発売されていて、なかなか好評のようです。
4800円という価格設定も良かったのかな。

しかしこれまでの『やるドラ』、どれも記憶喪失ネタなんですよね。
記憶喪失なんて手垢のついたネタなんですが、ずっと使うつもりなんでしょうか?