愛読している映画雑誌、FLIXの1997年4月号の中のコラムで『ひみつの花園』という映画について書かれていました。
何だか面白そうだったので、一度観てみたいなとずっと思っていました。
先日WOWOWのガイドを観ていると、その『ひみつの花園』がプログラムに書かれていました。
おおラッキー、WOWOWで放映するんだ?
しかしよく見たら、既に放映は終わった後。
ムゴイ。
ところが姉に『ひみつの花園』の話をしたら、録画してあるとのこと。
やっぱりラッキー。
早速、録画された8mmテープを借りてきました。
私が8mmビデオは良いぞと洗脳したので、姉の家では8mmビデオデッキを使っているのです。
でも自分が使っているのはビデオウォークマン。
姉の家のデッキで録画されたものとは、微妙にトラッキングが合わないのが難ですが・・・
さて『ひみつの花園』ですが、なんとも味のあるコメディです。
ヒロインの咲子は子供のころからお金にしか興味が無い性格。
お金を数えているときだけ幸せな顔をするという子供。
その性格が元で、恋愛にも縁がなくなってしまいます。
『コーヒー飲む?』
『おごり?』
『・・・うん』
『おごってくれるんなら、その分お金ちょうだい』
『何それ?』
・・・良い性格です。
そんなにお金が好きなら、銀行に入れば?という母の勧めを受けて、本当に銀行に就職。
面接で趣味を聞かれ、『お金を数えること』と答えて一発採用。
毎日お金を数える幸せな生活に・・・と思ったら、他人のお金を数えるのは虚しいだけだと気づきます。
そんなある日、銀行強盗に押し入られ、咲子は人質として連れ去られてしまいます。
ところが逃走車は崖から転落し、爆発炎上。
車のトランクに押し込まれていた咲子は、5億円の入った鞄と共に川へ放り出されます。
しばらく鞄につかまったまま地下水脈を流されますが、やがて鞄は沈み、咲子は川辺に流れ着いて、無事救出されました。
ところが警察は5億円は車と共に焼失したと思っています。
5億円の行方を知っているのは咲子だけ。
この日から、咲子は5億円を手に入れるために積極的に行動し始めます・・・
87分という短い映画ですが、テンポが良くて面白かったです。
途中の映像を省いて結果の絵だけを表示することが多く、そこがテンポの良さになっているんでしょうね。
(たぶんコストを下げる意味もあるんでしょうが)
気に入ったのは、ミニチュアの映像。
地下水脈を流されていくところや、部屋が陥没するところ、エアーズロック。
実写でやるとお金のかかりそうなものは、皆ミニチュア。
しかもミニチュアなのがバレバレなちゃちな映像なのです。
ところがこれが良い味を出していて、笑えます。
実写に見せようとしているミニチュアでなく、ミニチュアを使っているのを見せて笑いを取る映像なのです。
うまいなあ、分かってるなあ・・・と思いながら、観させてもらいました。
インタビュー記事によれば、予算の都合と脚本を両立させるための苦肉の策だとか。
この映画、オススメです。
何だか面白そうだったので、一度観てみたいなとずっと思っていました。
先日WOWOWのガイドを観ていると、その『ひみつの花園』がプログラムに書かれていました。
おおラッキー、WOWOWで放映するんだ?
しかしよく見たら、既に放映は終わった後。
ムゴイ。
ところが姉に『ひみつの花園』の話をしたら、録画してあるとのこと。
やっぱりラッキー。
早速、録画された8mmテープを借りてきました。
私が8mmビデオは良いぞと洗脳したので、姉の家では8mmビデオデッキを使っているのです。
でも自分が使っているのはビデオウォークマン。
姉の家のデッキで録画されたものとは、微妙にトラッキングが合わないのが難ですが・・・
さて『ひみつの花園』ですが、なんとも味のあるコメディです。
ヒロインの咲子は子供のころからお金にしか興味が無い性格。
お金を数えているときだけ幸せな顔をするという子供。
その性格が元で、恋愛にも縁がなくなってしまいます。
『コーヒー飲む?』
『おごり?』
『・・・うん』
『おごってくれるんなら、その分お金ちょうだい』
『何それ?』
・・・良い性格です。
そんなにお金が好きなら、銀行に入れば?という母の勧めを受けて、本当に銀行に就職。
面接で趣味を聞かれ、『お金を数えること』と答えて一発採用。
毎日お金を数える幸せな生活に・・・と思ったら、他人のお金を数えるのは虚しいだけだと気づきます。
そんなある日、銀行強盗に押し入られ、咲子は人質として連れ去られてしまいます。
ところが逃走車は崖から転落し、爆発炎上。
車のトランクに押し込まれていた咲子は、5億円の入った鞄と共に川へ放り出されます。
しばらく鞄につかまったまま地下水脈を流されますが、やがて鞄は沈み、咲子は川辺に流れ着いて、無事救出されました。
ところが警察は5億円は車と共に焼失したと思っています。
5億円の行方を知っているのは咲子だけ。
この日から、咲子は5億円を手に入れるために積極的に行動し始めます・・・
87分という短い映画ですが、テンポが良くて面白かったです。
途中の映像を省いて結果の絵だけを表示することが多く、そこがテンポの良さになっているんでしょうね。
(たぶんコストを下げる意味もあるんでしょうが)
気に入ったのは、ミニチュアの映像。
地下水脈を流されていくところや、部屋が陥没するところ、エアーズロック。
実写でやるとお金のかかりそうなものは、皆ミニチュア。
しかもミニチュアなのがバレバレなちゃちな映像なのです。
ところがこれが良い味を出していて、笑えます。
実写に見せようとしているミニチュアでなく、ミニチュアを使っているのを見せて笑いを取る映像なのです。
うまいなあ、分かってるなあ・・・と思いながら、観させてもらいました。
インタビュー記事によれば、予算の都合と脚本を両立させるための苦肉の策だとか。
この映画、オススメです。