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Opened Zipper

漢字きゃらメール送信の罠

1998-06-02 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
先日、NTTパーソナル九州は『漢字きゃらメール』未対応、という話を書きました。
あの後、coaraにあるNTTパーソナル九州のページから、要望を出していました。
早く漢字きゃらメールに対応してください、と。

意見・要望を送信できるフォームがあるので、エリアについての要望など何かある度に書き込んでいます。
しばらく(1週間程度)するとちゃんと返事が来ますし、機械的な返事ではなくちゃんと読んだ上で返信してくれている点には好感を抱いています。

今回の要望にも返事がきました。
それによると、6月1日から漢字きゃらメールに対応とのこと。
文字数の上限も(半角で)210文字になります。

7月頃と言われていたので、こんなに早く対応してくれるとは思いませんでした。
まあシステムのバージョンアップだけなんで、すぐにできるんじゃないかとは思っていたんですが・・・本当にすぐできたんですね。
嬉しいです。

早速きゃらメールセンタへ電話して、設定を変更。
文字数の上限を210文字に変えました。
テストで自分宛てに送信してみました・・・完璧。

しかし、ここでまたしても衝撃の事実が発覚。
331Sでは送信するメッセージ文字列が最高70文字までしか作っておけないのです。
ああ、どうしよう・・・センタは210文字に対応しているのに・・・

でも冷静になって考えてみたら、全然問題無かったです。
70文字以上を一度に送信する場合は、70文字以内で複数のメッセージを作成しておきます。
メール送信時にあらかじめ作成しておいたメッセージを指定できるのですが、1つ指定した後で追加でメッセージが指定できるのです。
これを3回繰り返せば、210文字送れます。

ところで、きゃらメールの送信ってやたら時間がかかります。
210文字なんて送ったら、1分以上かかってたんじゃないかな?
でも何故か受信は早いんですよね。
210文字受信するのにも、2秒程度でした。

きゃらメールは読み出し1件につき5円かかります。
メッセージがどんなに長くても5円/件。
これはきゃらメール対応のPHS端末でのみ、読み出せます。

送信の方はトーンが使える電話ならPHS以外の一般回線からでもOKなんですが・・・
PHS端末の機能を使うと、送信がとても便利にできています。
ホームステーションを持っていれば、NTTの加入回線からでも簡単に送れますが、一般の人はホームステーションなんて使っていません。
必然的にPHSから発信することになるでしょう。

そこでゆっくりゆっくり送信すれば・・・キャリアがもうかる、という訳ですね。
5円しか課金できなくてもうからない受信の場合は、処理が速い。
通常の通話なので時間に応じて課金できる送信の場合は、処理が遅い。
送信でも受信でも同じ文字コード情報を処理しているだけだと思うので、どう考えても怪しい。

どうもNTTパーソナルにしてやられてるような気がします。
もしかして送信が遅いのはシャープ端末だけなのかな・・・まさかねえ。

あんまり遅いので、漢字きゃらメールを送信するならインターネット接続を使った方が安く上がるかも知れないです。
試しにやってみましょう。

メーラでメッセージを書いておいて、プロバイダのAPにアクセスし、メールをきゃらメールセンタへ送信。
そして送信後にすぐ切断。
えー・・・12秒で終わってしまった。

という訳で漢字きゃらメールを送信する場合は、できるだけインターネット接続の方を利用しましょう。