OZ.

Opened Zipper

キャベツの千切りに何をかけるのか

1997-12-22 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
これは昨夜、私に切り刻まれる直前のキャベツ。

今、会社の私の所属する部署に、中国から研修生が来ています。
以前、鄒さん(仮名)という方が来ていましたが、彼が去ってすぐにまたやってきたのが張さん(仮名)。
私は昼食は社員食堂で食べているのですが、先日、張さんと一緒になりました。

張さんはおかずの揚げだし豆腐を食べて『この豆腐、塩が入ってない』と言います。
へえ、中国の豆腐は塩が入ってるんだ?
などと感心しながら聞いていました。

私は『醤油をかけると良いですよ』と日本人らしいアドバイス。
張さんは素直に醤油をかけて食べました。

さて昼食も終盤にさしかかり、張さんは最後に残ったキャベツの千切りを食べ始めました。
ドレッシングも何もかけていなかった張さんは、別のおかずにかかっていたタレ?にキャベツをつけて食べ始めました。
それを見て苦笑いする私と後輩。

『張さん、キャベツにも醤油をかけると良いですよ』
しかしここで隣に居たボスが反論。
『キャベツにはソースだろ?』
『えぇーっ?醤油ですよ』
『私は基本的に何もかけずに食べますけど』
『マヨネーズがあればマヨネーズかな』
『何言ってんだよ、ソースに決まってんじゃん』
『それヘンですよ』
『じゃ、目玉焼きには何かけるの?』
『醤油です』
『醤油』
『俺はソースだ、どうも君たちとは食生活が違うようだ』
『ジェネレーション・ギャップじゃないですか』
『くっそー』

ここで隣のテーブルの後輩が引きずり込まれます。
『キャベツに何かけて食う?』
『マヨネーズです』
『ばかっ』
『醤油とソースしかなかったらどっち?』
『・・・醤油ですね』
『おっしゃあ』
『お前ら、おかしいよ』
『普通ですって』
『張さん、こいつら特殊だから』
『いや、ソースの方が明らかに少数派じゃないですか』

という訳でキャベツに何をかけるかで紛糾しておりました。

私はというと、サラダは何もかけずに食べる質です。
ドレッシングとか色々かけて食べてると、そのうちキャベツの芯の方のほのかな甘みとか、野菜本来の味が分からなくなっていくことが怖いので。