OZ.

Opened Zipper

無くしたPHSを捜すには

1997-12-16 12:00:00 | 旧 Opened Zipper
日曜日、2階にある自分の部屋でゴロゴロしていたときのこと。

階下で父と母が何やら騒いでいます。
何だろう?と思って降りていくと、騒いでいたのは母。
『私の電話見なかった?』
『いやあー知らんよ、無くしたん?』
『見当たらんのよ』

母はNTTパーソナル契約のPHSを使っています。
私があげた・・・というかタダでもらったモノですが。
その時にもらったのは、友人に『落ちてても誰も拾わない』とまで罵倒された101Uと言う端末。
その後、関西から取り寄せた203Sに番号を移して現在に至ります。

実は契約者は自分のままです。
基本料や通話料はもちろん母本人に払ってもらってますが。(そこまで孝行息子じゃないもの)
番号入れ替えのときに安くとか、故障したときなどに母が自分でショップやキャリアの支店へ行くはずがないとか、いくつかの理由があったのです。

PHSが無くなったってことは、キャリアへ連絡して停めてもらわないといけない。
契約者は自分だ。
連絡しないと・・・でも日曜日はわくわくコールもお休みだっけ。
困ったなあ・・・でも本当に無くなったのかな?

母は忘れ物名人で、よくスーパーにサイフを忘れてきたり、買い物したモノを袋ごと忘れてきたりしてくれます。
またどこかに置いてきたんじゃなかろうか。

『電話、どこで無くしたか見当つかないの?』
『分からーん』
『車の中は?』
『今捜したけど無い』

昨夜、姪っ子を乗せたときに電話を貸して遊ばせていたそうですが、車から降りるときに返してもらったはずだと言い張ります。
じゃあ、家の中のどこかに転がっているに違いない。

『電話してみようか』
『どこに?』
『お母さんのPHSに』
『・・・あ、なるほど』
『内線の4番だったよね』
『・・・忘れた』
『・・・』

家のPHSはホームステーションという接続装置に登録し、コードレス電話の子機として使用しているのです。
7台まで登録できるので、調子に乗ってタダ配りしているPHSをもらって子機にしました。
私と母が使っているPHS以外にもキッチンやリビング、2階、風呂の前、そしてトイレにまで置いて使っています。
これまで我が家にはコードレスフォンがなかったので、大変便利だと好評です。

母のPHSは内線4番として登録していたので、内線通話で呼び出してみました。
・・・ピリリッ ピリリッ
・・・ピリリッ ピリリッ
おお、鳴ってる鳴ってる。
呼出音はリビングから聞こえてきます。
行ってみると、なんとゴミ箱から聞こえていました。
中を調べるとあっさり出てきました、母のPHS。

もし外で無くしたのならPHSの番号にかけて、親切な人が拾ってくれるのを祈るしかないなと思っていたんですが、家の中で良かった。
しかし、どうしてゴミ箱の中に?

(写真は再現画像です・・・ウチのゴミ箱はもっと汚いの)