それゆけ!ぶんぶん一家☆ミ

不器用な3人家族と、ゆかいな仲間たちのブログです。

火の神・台所の神の荒神さん☆清荒神清澄寺☆兵庫県宝塚市♪

2017-08-21 05:17:40 | おでかけ

いつも気になってた。それは何?それは何物?

気にしながらも次の駅、愛する宝塚駅に降り立ったら、すっかり忘れてしまうのだが。

とっても良い機会が訪れた。阪急沿線まちあるき手帖を手に入れたならば、まずはこの駅。

梅田駅から、宝塚駅までと同じ回数券使えるし、280円区間の清荒神駅

駅員さんさ、居ないの。だのに、駅中カフェとかあったりして。

取り敢えず、朝ごはんにしたさ。それはね、明日書くよ。本日は清荒神!!

もともと清荒神って何なのか、いまだに分からない。お寺なんだか神社なんだか有るねん。

だからね、駅降りたら参道があって、そこをゆく。

ネットでちょちょちょい・・・って仕事中に(マル秘)調べただけで、よ~分かってない。

参道をゆく・・・信号のないびゅんびゅん車が走る横断歩道の向こうに・・・・・鳥居だ。

う~ん・・・後から塗り足した刷毛の跡毛の跡があるけど、モスグリーン色の鳥居。

珍しい色なんや~って思ったさ。だって、この色ね、『荒神さんと同じ緑色の鳥居』って書いてあったしね。

成程、荒神さんは、『様』ではなくて『さん』なんだと、そして緑色をしている。

軽く、緩やかな上り坂の参道を歩く。・・・・平気で車が走るのさ。この時期オフシーズンなのかしら?

先日、本町で気に入って色違い2足を買った。そのウォーキングシューズを履いてきて良かったと思う。

その靴って『美脚効果』が有るんだ。緩い上り坂、背筋を伸ばして美脚・・・を狙おう。

参道には、様々なお店が立ち並んでるのだけど、殆ど閉まってるわ。

やはりオフシーズン?おいおいおい・・・・ガイドブックに載ってた名物もなかまで、夏休みであった。

押さえておくべきポイント、キターーーーーーー!!

高さ8メートルっていう大灯篭。

大正11年(1922年)に建立された石灯篭。全くぶれる事無く、左右に雄々しく建ってるの。

凄いのだ。三宝荒神の紋章が付いて・・・って、あれ??三宝荒神って何?

その情報は、朝ごはんに入ったお店で入手したMapに書いてた。え??何さ?即、娘っこに連絡。

『三宝荒神とは、歴史民俗用語。仏・法・僧を守護する神。不浄を許さない厳しさを持ち、

火で清浄が保たれることから、かまどの神、火の神として知られる。』

即、返信が来た。ああ、清荒神って神様なのね。ではでは、清荒神って神社なの?

押さえておくべきポイント、祓禊橋(みそぎばし)。

荒神川にかかる橋。昔は、この下を流れる荒神川で、身を清めてからお参りをしたと。

現世と神聖なる場所との境界とされていたそうな。

現在は、この橋を渡ることが御祓の代わりとなってるって、何とも都合のいい簡素化だと思ったり。

・・・だんなて思ってるから。罰が当たったのかしら?

なんとか橋全体を撮れる角度一番は無いかしらって、あ~だこ~た・・・むっちゃ虫多いねん。

ぼんやりしてたら眼の中に飛び込んでくる位の虫の多さ。

油断してましたよ。スカートだったので、脚の虫刺され半端ない。個人的に皮膚が弱くすぐに化膿します。

今現在、あちこち、抗生物質を塗りたくって黄色~なってます。数か所化膿、絆創膏にも被れるので、

包帯巻いて・・・本日、真夏ってのに関わらず、黒タイツで隠すって言う情けない装束になってます

参道を上がっていくと、あ、あれ?

ええ、これは榊とか、神様にお供えする奴でしょうけど、松ぼっくり付いてる。

荒神松というそうな。で、それで・・・・?ちゃちゃっと調べてくれる娘っこに連絡するも、

そのリサーチ結果が莫大で。ああ、全く奥深い荒神信仰。地方による差異もみられるとか。

ま、榊とか槇とか・・・そんな感じで荒神さんには荒神松!!って、そういう事にしておこう。

駐車場があって・・・って、お車で来たら、この1キロほどの上り坂で物思う事は無いのねって思うと、

なんだか、お車参拝は損してる気がするぞ。ただ、虫には刺されない。

到着

山門。・・・あれ?

蓬莱山清澄寺やん。・・・あ、あれ?寺院。神様では無かったか?HPには清荒神清澄寺だと。

清荒神清澄寺は、平安時代の初め、寛平八年(896)年、宇多天皇の勅願によって創建された、

真言三宝宗の寺院・・・やっぱりお寺?真言宗の大本山なのだ。

猪名の平野や武庫の浦が一望に見下ろせる山の屋根に清澄寺を、

そして、西の谷に荒神社が設けられた・・・・・。ああ、神さん。

山門を入って直ぐ、休憩所は工事中だったわ。左に曲がったら手水舎で、手と口と心を清めて。

神さんゾーンね。やっぱり深い緑の鳥居。

この左右にいらっしゃるのは、布袋さん。

ここは、西国七福神めぐりの札所であっったりするのだ。

布袋さんは、唯一、中国・唐の時代に実在したと言われる禅僧。弥勒菩薩の化身とも言われてて、

サンタクロースみたいに布の袋を背負ってたから布袋さん。

家庭円満、金運招福、人格を磨くと・・・。

本題に戻りましょう。グズグズしてたら、会社、遅刻しちゃいますからね。

緑色のとりいを抜けたら、そこには、

毎日三座、平和と繁栄、愛と福徳の祈りを込めた御祈祷が厳かに行われている天堂(拝殿)

ああ、綺麗だわ。美しい拝殿。

すっかり見とれていましたところ、ふと・・・思ったのは、荒神さんって、どこにいらっしゃるの?

荒神さん、荒神さんって言うけど、皆さん、見た事あんの?どんな方なの?

そんな風に思い始めると止まらなくなり・・・・お守りやら売ってるとこあるやん。聞いてみたわ。

荒神さんって何処にいらっしゃるの?・・・ここに・・・・。おお!!この拝殿の中にいらっしゃる!!

ああ、でもあかんよね。見れないよね。秘密の戒壇として何びとも入座は許されない。

それにしても美しい。こんな木造一戸建てに住んでみたい。

会えないんや。荒神さん。でも・・・でもね、どうしても気になってた事、それだけ聞いておきたかったわ。

荒神さんって、深い緑色をしているんですか?

一瞬、聞いてはいけない事を聞いたのか!?位の驚愕の表情をされた後、

そんなはずはないです。荒神さんは木像ですから。と。

いやいやいやいやいや・・・・素材を聞いたのではないのだが。色だよ。色~~~!!

天堂(拝殿)の裏に、護法堂(本社)。

こっちの方が古くって・・・静かに目を閉じたらふ~っと心が軽くなって、ふつふつと『頑張ろ』って、

そんな気持ちになるような。って、おいおい、パワースポットなの?書いてないけど。

なんか、不思議に、ありがと・・・って言いたくなる。

だなんて、不覚だった!!この護法堂の裏、そこに荒神影向の榊ってのがあったらしく、

そこが、清澄寺開創の時に、社前の榊に荒神尊が降り立ったと言われる榊だったのだ!!

ああ・・・・・がっかりだよ。

その荒神さんは、言わずと知れた(いや、私は知らなかったのだ)竈の神、火の神。こちらは火箸納所。

火箸は厄(火魔)を挟み除く御利益があるそうで、古来から、厄年には無病息災と開運を願い、

火箸を授かりご家庭にお祀りするそうな。

そして、厄年がお礼詣りに・・・・って、え?そうなの?厄年に火箸って聞いたこと無いわ。

いやいやいやいや、火箸だなんて、一般家庭で使わないもん。でも、火箸綺麗だ。

順路によりますと石段を昇る・・・・・・昇る・・・・暑いわ。

昇りきったところ。おいおいおい、ここだけ。ここだけだよ。宝稲荷社。

きつねさんも、ちゃんと左右に。お稲荷さんだ。

時代はちょっと新しく、明治時代、当時の忍随和上と光淨和上がある夜、

同じ稲荷明神の夢を見たことから、ここに新しく祀られたものだけどね、

新しく造ったのにさ、何故、この石段の上で、この後はまた石段降りるだけなのだよ。

石段、要らなくない?ご年配の方々、ぜ~ぜ~言ってたよ。

ふふふ、私はウォーキングシューズだしね、いつもより足取りが軽い気がするわ。

そして、昇ってきただけの石段を下りてったら、そこには本堂。

写真良いのかどうなのか分からないもんだから、撮ってはないけど、左側にね、

賓頭盧尊者(十六羅漢の一人だよ・びんずるそんじゃ)の像があるのだ。

病気平癒を願って、悪いとこを撫でるの。あら不思議!!病気が治ってしまうって素晴らしい方。

脚を撫でまくっておけば良かった・・・されば、虫刺されで化膿することは無かっただらう。

安政年間に棟上げされた本堂内部には、この清澄寺のご本尊大日如来。左に不動明王、右に弘法大師。

あまりに有名なお三方なので、説明は省きましょう。・・・・ほんとは書きたい!でも時間が押してきてるの。

そして、少しいったとこに、一願地蔵尊像

なんだか素晴らしい!そう思ったわ。待ち受けにしようかしら・・・・・・・。

こちらは、またの名を『水かけ地蔵さん』。法善寺横丁みたいに苔は生えてないタイプ。

巨大な唐金造りの地蔵尊の頭に、柄杓の水を高々と上げながら

一心にひとつだけお願いすれば叶うって言われているのだけど・・・・・・・・・・・・・・。

ま~欲を出さずに1つだけ、ってのは良いとしても、巨大だよ、Bigよ。とても頭まで水が届かないわ。

バズーカ砲のような水鉄砲が必要かと思われる。

でも、とっても、周りの景色との調和や色合いが良くて、うっとりしてしまって、

足元にさえ、水をかける事も願い事をすることも忘れていたわ。

突然の思いつきの参拝でしたが、とっても心が充実した、一人歩き。

会えなかったけど、ありがとね、荒神さん

清荒神清澄寺

兵庫県宝塚市米谷字清シ1番地

TEL  0797-86-6641

1つ目の駅スタンプ。

張り切りすぎてインクが滲んでしまった。

 



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