前々から、しっかりと目は付けていたんだ。こ、これは!?って。
すぐさま、手が出たのだけど、そ~っと売り場に戻す。
だってぇ、内容量80gの缶詰に、698円だもん。
流行りの高級缶詰なのだから、そう思えば妥当な所なのだろうけど、
2個で1,396円。どうせならペアで欲しい。貧乏性は踏ん切りが付かない。
そんなある日、奇跡は起こった!。半額シールが貼られているではないか!
分かったよ。うん、分かった。待たせたね。一緒にお家に帰ろうね。
選りすぐられた那智勝浦の幸を使用した、紀州勝浦まぐろCAN。
遠路遥々、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7-12からやってきた。
この紀州勝浦まぐろCAN『マグロ経済学シリーズ』は、平成24年度の
”優良ふるさと食品中央コンクール”の、国産畜水産品利用部門で、
最高賞である、農林水産大臣賞を受賞したっていう、由緒正しき缶詰なのだ。
698円を惜しんでる場合では無かったのだ。だって・・・・。
この和歌山漁連の勝浦市場の水産物加工体験施設では、まぐろ缶詰づくり体験が出来るそうだ。
紀州勝浦産まぐろを使った、オリジナルの缶詰って面白そう。
さて、缶詰の話なのであった。力強い、『ガツ』!と、『へそ』。
こんな感じ~。絶対、スーパーの鮮魚コーナーには無いやつだわ。
しかし、まぐろ丸ごと解体してるような店舗なら、有っても良いのではないの?
まぐろのレベルが違うとか??
使用されてるクロマグロは、ウィキさんによると、成魚は全長3m、体重400kgを超え、
日本沿岸で漁獲されるマグロ類としては最大種であるそうな。
そうだな、そんな大きなクロマグロ、あのスーパーのあそこには入らないわ。
力強い『ガツ』!は、胃袋の事。チューブを切ったような形だけども、実際には、
ネットで写真を確認するに、こんな細長い形状のものではなく、普通に胃袋。
食べた感じ、ぷにゅんっとした食感。肉じゃない、魚感は有るけど生臭くないのは、
しっかり、みりん、しゅうゆ、砂糖、生姜で炊いてあるからか、美味しい。
こっちは『へそ』。本当の、おへそかと思って、マグロのへそって有るの?魚類でしょう。
魚類におへそは無いでしょう。あれは哺乳類だけだとおもうのだけど、え?イルカも、へそ有りチーム?
・・・・ちゃんと、お腹におへそが有るらしい。
そうじゃなくって、マグロのへそ。それは心臓の事なのであった。
マグロの心臓には、他に比べてタウリンの含有量がトップクラスって、まあいいか。
これも醤油煮。しっかり煮込まれて生臭さも無く、美味しいわ。
ソフトなビーフジャーキー風。脂がちょっぴり残ってるとこは、焼き鳥で言う、
”こころのこり”みたいなものか?その部分が、も~ひっくり返る位に美味しい。
いや~、美味しい希少部位を頂きました。和歌山県漁連さん、無印良品さん、ありがとう。
そして、半額シールよ、ありがとう!!ごちそうさまでした。