この日は東大阪市は、布施駅界隈に来ておりました。
地元に愛されてる人気店、その1軒目でゆっくりすれば良いものを、呑み屋巡り癖が
すっかり定着しておりますし、折角の布施詣でなのでもう1軒。初めから行くつもり満々だったけど。
松竹梅は熱燗で。安心の味を、これぞ昭和の大衆酒場!ってお店で頂いた。
カウンター内の手際の良い調理を、ぼ~っと眺めたり、向こうの方の男女の動きに合わせて、
勝手に台詞を付けてみたり、お菜をテーマに妄想に入ってみたり、ぼっち時はそう過ごす。
見ての通り、美味しそうな、いや実際美味しかった鯨ベーコン。この鯨が生きてる頃は
こんなにまで刻まれて、我が身の部位に色んな名前が付けられるなど、努々思わなかったろう。
いや、それどころか、自分より遥かに生身で劣る人間に、食べられてしまう日が来ようとは。
海のなかでは、プランクトンから始まる食物連鎖のピラミッドの頂点に立つ自分が、
まさか、こんなペランペランになって、酒の肴になるなんて!。
つべこべ言ったがむちゃくちゃ美味し。安心してくれ、鯨よ。
きずしも頂いたよ。ここのこれは最強だわ。追い酢が施してあって、きずしの酢の物。
昆布の味もしゅんでて、む~っちゃくちゃ美味しい。更に紅生姜が締めてくれる。
酢の物に紅生姜。これ良いわ~。合う合う。真似してOKよ。
一緒に食べるも良し。単体で昆布も紅生姜もアテになってしまうのね。
そう、グループだけど、それぞれがソロデビューしてるようなものよ。美味し。
美味しいお菜と美味しいお酒は、最高のパートナー。
加茂鶴は冷やで。う~ん、ホッとするね。こうやって書きながら写真を見てるだけで、
早や、また行きたくなってくるわ。緩い昭和の大衆酒場の空気や雰囲気が、妙に恋しくなるし、
皆さん、昭和の~・・・って言うけれど、例えば私は、昭和の頃って未成年だぞ。
まぐろを注文したら、トロ?赤身?との問い。
赤身にしたんだ。このブログを書きながら、かなり食の好みも変わったり、
食ってものの認識も、ずっとず~っと広がった気がする。
ここでは、トロ!って、迷わず答えていただろう私が、赤身。
赤身の良さを理解することが出来たのだ。濃いまぐろの味。トロの脂も大好きだけど、
本当のまぐろを味わうには、こんな上質な赤身が一番じゃなかろうか。美味しい!!。
熱燗は松竹梅、冷やは加茂鶴、そして冷酒は豪快。そういうシステムらしい。
冷たい生酒と濃厚赤身。何と贅沢な事かしら。美味しくって美味しくって踊りたい。
また、ひょっこり布施詣でをやらかしに参じます。ありがとうございました。
そして、取り置いてもらってた丸岡餃子を忘れずに受け取って、我が街・堺へ帰還致しまする。
また会う日まで・・・・。ご馳走様でした。
淡路屋
大阪府東大阪市足代新町4-17
TEL 06-6781-3274