民間型タクティカルサバイバルナイフという位置付けで、打撃を主とした(コジったりも)使い方をするカテゴリーをバックカントリーと名付け、提案しています。
そのカテゴリーの小型ジャンルを担うモデルとして製作しているのが今回の“TRAIL”。
トレイルと名付けたモデルはヨーロッパからのアメリカ移民が始まる頃に登場したマウンテンマン(1810~1840年頃に活躍)をイメージしたモノとしています。
マウンテンマンスタイルの流れを汲み、日本でもメジャーなナイフビルダーがダニエル.ウインクラー氏かと。
で、“トレイル”は
●PROTO 1・・・とりあえずウインクラーナイフをパクった→大人は習作という
●PROTO 2前型・・・ブレード形状、小ディティール変更(私物がコレ)
●PROTO 2後型・・・ハンドルに角を付ける等、実用方向に重点を置く
●決定案・・・バランスを取りつつ外形の決定
決定案が今回のモデルで、比較に私物と並べてみました。
イメージは変えず、触った感じが違う似て非なるモノになれば、ひとまず成功かと。
ブレードは5インチ、バナナスキナー的なスタイルとしました。
PROTO 2ではヒルト部が緩やかで手が滑りやすく感じたので立ててみました。
ハンドル長は105mmと115mmを試し、115mmを採用。
ハンドルラインもストレートにして自然な感じで握れる様にしてみました。
ハンドルに角を付けて滑り止め&方向を分かりやすいタイプに。
ハンドル後部のギザギザはランダムにて。
機能的に私風を盛り込み、脱ウインクラーコピーを狙いつつ、マウンテンマンスタイルのモダンタクティカル化を目論んだTRAIL。
コレもいろいろ試して深化させていく予定ですので、長い目で観察して頂ければ幸いです。