しばらく前に作ったショートボロ ベトナムスタイルの2号が完成しました。
1号は8インチブレードでしたが、今回のは6インチ。
短くはなっていますが、打撃力は十分かと。
使いやすさを優先した結果、なんとなく日本のナタに見えなくもないとか?
〈ブレード〉
●5.5mm厚、155mm長、SKD-11/ミクロデント処理
ジャングル刀としては、もう少し薄くても(かつ長くても)いいところですが、短いブレードなので厚みをキープ。
先端はファルスエッヂになっています。
刃は付けていませんが、尖っているので土が掘れます。
土を掘った時に木の根が出てくる事もあるので、切断出来るようにも考えました。
〈ハンドル〉
●125mm長、ブラックリネンマイカルタ
1号は真ん中あたりが凹んだタイプのハンドルでした。
この2号では、真ん中あたりで段つきタイプに変更。
形を変えてみても握りの制限しないように考えてあります。
尻はちょい出し。
尖ったナイフでは、尻で何かを叩く事が主な目的になると思いますが、コレは土を掘った時に木の根があった場合、尻を叩いて先端で切るという使い方をします。
〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
いつものクロスドロウ設定ですが、今回はこの装着方法に合わせたブレード長を考えて6インチブレードにしてみました(実験中)。
ナイフのバランス、シースとの兼ね合い、装着方法とトータルでのバランスを考えてきた中で、結構いけてるのではと思います。
〈あとがき〉
6インチブレードのナイフというのは、昔からバランスがいいと聞いています。
重いナイフでもバランス的に破綻していないようです。
唯一、デザイン的にベトナムイメージが薄れて日本のナタに見える・・・とか思ったいたものの、見慣れたら結構雰囲気出てるかも・・・
ナイフの大きさについてですが、最近はブッシュクラフトナイフも大型のものが増えてきました。私が購入した「A&F」が販売しているオリジナルブッシュクラフトナイフも6インチのサイズとなっています。
やはり、下手に小さく作るとできる作業が限定されてきますし、作業工程もチマチマとしたものになるからではないでしょうか。
それでも、どの用途を主にするかでバランスが変わってきます。
コレは打撃力重視のバランスなので、細かな細工には向かない事になっています。
魚は刺し身にするのではなく、ぶつ切りに・・・的な。
あくまでも基本的な設定ですので、使う人の経験値次第で変わってしまいます。
立場でも使えるナイフが制限される場合があるので、サイズにかかわらず対応出来るナイフである事が重要かと思います。