前回紹介したC.S-Mで、ベースデザインより先にカスタムモデルが完成しており・・・と述べましたが、コレがその内の1本。
正確には先に作り始めているものの、同時にコーティングに出しているので完成もほぼ同じ。
ネタ的にベースデザインを先に紹介した方が分かり易いかと思った次第です。
さて、オーナーはスイス人のD氏。
何と外国からのオーダーであります。
何を変えたかというと・・・
〈ブレード〉
●180mm長、6.0mm厚、SKD-11/ミクロデント処理
●ホローグラインド
サイズは1.5インチ長くなり、グラインドより平面が残っているのでハードな使用にも耐える様になっています。
重量も重め。
スエッヂは通常より深く、突いた時の抵抗を少なくすると同時に多少なりの軽量化(というよりバランス取り)を狙いました。
〈ハンドル〉
●130mm長、ブラックリネンマイカルタ
●HORIZONTAL THRUST・・・D氏が勝手に付けた平面カット名
ベースデザインよりスマートなスタイルで製作、途中で平面カットを追加する事になり、ハンドル材を7mmから10mmに変更しました。
平面カットを入れると薄くなるので、ブレードとのボリュームバランスを考えた結果です。
私的にはやや厚く感じるくらいになりましたが・・・
尻は出さないタイプに。
〈シース〉
●カイデックス/テックロック仕様
仕様的にはいつものタイプですが、3mm厚のカイデックスを使用。
ナイフのサイズは中型ですが、重量がそこそこあるのでボリュームと高耐久性を考えたトータルバランスを考えてあります。
〈あとがき〉
ほぼD氏の指定で出来上がったセミカスタムモデル。
ベースデザインと比べても結構違う感じになりました。
サイズが違うのもありますが、重量の違いで別物の印象があります。
重くなったといっても許容範囲でまとまったかと思います。
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