ラインナップモデルの中にC.Q.D.というタイプがあります。
長く作り続けているモデルで、モデルチェンジを繰り返して、だいたいの欠点は洗い出した気がします。
・・・が、それでもなお
●ブレード長115mm→105mm
●ハンドル長123mm→115mm
いろいろ試してみます。
〈ブレード〉
●4.5mm厚、105mm長、SKD-11/ミクロデント処理
基本的にはベースのC.Q.D.と同じコンセプトのファイティング/ユーティリティー。
C.Q.D.-スタンダードには背中に滑り止めのギザギザがありますが、コチラはプレーンなスタイルにしました。
〈ハンドル〉
●115mm長、ブラックG-10
スタンダードモデルでは3mm厚の薄いG-10を使っていますが、コチラは5mmの厚手を使ってみました。
〈シース〉
●カイデックス/ベロクロベルトループ
●水平装着設定
ベロクロはミルスペックで強度に問題ないかと。
装着は2本のベロクロにベルトを通す設定で、前後左右に装着可能。
パラコードや追加のベルトを追加する事で、肩から吊り下げれるようにもなります。
基本的に限定的な試み仕様。
〈あとがき〉
という事で、スタンダードモデルから少し短くしたモデルを作ってみました。
実はナイフショウ展示用という事もあり、試験的な試みも含めてあります。
・・・が、現行スタンダードから無駄を省いていったらと考えながら作ってみたら、スタイルが1世代前に戻ってしまったという・・・
細かなところは違うので、似て非なるモノと思って頂ければ幸いです。
タクティカルナイフの定義の1つに進化し続けるというのを挙げているので、打開策としてバランスを変えてみる実験をしてみました。
少しの変化ですが、もしコチラの方がコンセプトに都合良ければ、次のマイナーチェンジでこのバランスになる可能性があります。
デザインを全く変えてしまうのは、ある意味楽ではあります。
機能追求の為の試行錯誤の1つですね。
ナイフは小さくなるとバランスが重要になりますので、もしかしたら偏りを無くすためのものだったのかもしれませんね。今回はスカウトキャリー専用とのことですから、装着位置とそのスペースの兼ね合いもあるのでしょう。