ハイカーⅡ SPと呼んでいたナイフが完成したので紹介します。
STDモデルと同時に作っていたモノですが、STDの方は途中で粗を見付けてしまったので仕上げ直します。
という事で、2本同時に紹介する予定が今回は1本のみとなりました。
〈ブレード〉
●4.5mm厚、115mm長、SKD-11/ストーンウォッシュ仕上げ
STDモデルと比べ
●先端をシャープにする
●ファルスエッヂ追加
●スベリ止め追加
する事で、やる気のでるスタイルと突き刺し性能の向上を狙ったスタイルになっています。
〈ハンドル〉
●115mm長/ブラックリネンマイカルタ
STDとのハンドルの違いは、フィンガーグルーヴになっているところです。
STDでもハンドルのカーブを強くしてあるので、指の引っ掛かりはありますが、それでもスムーズさを重視しています。
〈シース〉
●レザーシース/水平装着型
サイズ的に小、中、大があり、デザインは共通にしてあります。
ハイカーサイズ用は中。
ヒモ穴(にも使用可)にはナイフのハンドルに使っているナットが入るようになっています。
これは、いつか何かを思い付いた時に使えるようにと考えてあります。
〈あとがき〉
私のブッシュクラフトには、タクティカルブッシュクラフトというスタイルを狙ったタイプがあります。
●モダンで機能を追求したスタイル
●展開性のあるオプション設定
●最新素材の吟味
等が挙げられます。
今回のアクティブハイカーもタクティカルブッシュクラフトを意識したモデルです。
まだ十分(目に見えて)革新的とは言えませんが、少しは具体的になりつつあると実感はしています。
という事で、年末ナイフショウ(たぶんネット)用を紹介しました。
来週は関市で刃物祭りの日で、裏で怪しい打ち合わせをするのでお休みします。
最近アウトドアブームの影響で人が増えたので、周囲の人へ威圧感を与えないよう配慮したい時にいいナイフかもしれません。
私は大型ナイフを使っていて、後から来た人から文句を言われたことがあります。薪割りをしていただけで、別に振り回したりと危険なことはしてなかったのに;
シースは左右両利きと体の前後に装着対応になっています。
ベルトストラップはパラコード等で吊るして使う事も出来ます。
いろいろ備品を開発してタクティカルシースと呼べるまで進化させたいところですが、開発時間、資金が必要になって来るので、今のところはシース単体で終わっています。
人に気負わせないサイズというのも考えました。
全長では、だいたいこれくらいなのではと思います。
地味に装着して地味に使う。
偏見が多い世界なので、長く生き残るコツの1つではないでしょうか?
鞘に関しては、そもそもスカウトキャリー対応のものが少ない中、利き手を選ばないのは素晴らしいです。
コロナ禍で、アウトドアへの新規参入者が増加してモラルが問われる中、色々と気を使う部分が出てきて世知辛いものがありますね。
その上で、こちらの作品なら人目もあまり気にする必要もなく、存分に性能を発揮してくれそうです。