畑こうじ情熱ブログ

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ダブル居住の勧め

2007年04月29日 09時37分50秒 | Weblog
 気候のいい季節になってきました。桜も久慈ではちらほら咲き始めました。まだ満開ではないですが。改めて私の住む岩手県北はすばらしい地域だなと感じる季節です。
 さて、人口減少の時代であれば、人を東京など大都市から引っ張ってくる政策が必要となります。それもこの地域の自然や資源に惚れて来てくれる人をターゲットにすることが必要です。年間ずっと住む人を増やすのが難しいのなら、毎年一時期でも来てくれる人を増やす工夫をしたらどうでしょうか。一時期であっても、ずっと、毎年こちらに来てくれる人を増やすのです。
 新幹線が八戸まで伸びたことで東京からのアクセスが便利になりました。例えば、通勤用の家は都心に構えてもらっても、週末を過ごすためのウィークエンドハウスを持つことの促進、あるいは、団塊の世代の人たちに夏を中心に別荘を構えてもらって半年くらいこちらに住んでもらうことも考えられます。
 このような別荘は、世界では特に金持ちのものではありません。モスクワのような市民の経済状態が良くない都市でも、都市住民の多くがウィークエンドハウスを持っているようです。ヨーロッパのライフスタイルとしてはごく一般的なものなのです。週末や夏に、そこで自然に親しみ、野菜をつくったり近所の仲間と一緒に飲み食いしています。
 このような施策を進めるには、岩手県北・沿岸地域というのは格好の場所です。岩手のようにいじっていない普通の自然があるということが都会人にとって最大のプラスになるからです。
 いわゆる「ダブル居住」政策ですが、このためには、交通費の負担軽減、土地の提供、税制上の優遇措置などの政策をとるべきです。どうですか。社会資本などハードなものにお金をかけるだけでなく、知恵を出すことによって、ものをつくらなくても振興に結びつけられる余地があるのですよ。

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