畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

国会の花?やじ

2009年11月30日 13時32分01秒 | Weblog
 実質的な国会活動が始まって1ヶ月、国会のペースに慣れてきたかなという今日この頃です。先週26日には、地元中の地元である久慈市大川目町後援会主催の国会見学ツァーを行いました。初めての見学ツァーです。
 このツァーの皆様は、郷土から国会議員を送り出さなければこのようなことはできなかった、めったに見られないところを見られた、などと喜んでいただきました。やった甲斐があったというものです。
 一方、現実の本会議を傍聴した感想としてよく言われたのが、「国会のやじはすごいね。」というものでした。テレビなどでは、発言者の音のみを拾う指向性マイクを使っているため、ヤジはあまり聞こえないのですが、実際にはやじが目立つという感想でした。国会対策委員会の新人研修では、「やじは国会の花。歌舞伎でセンスのいいやじが場を盛り上げるのと同じように、場を盛り上げるセンスのよいやじを会得してほしい。」と言われましたが、現実はどうでしょうか。かくいう私も議場では盛り上がって、テンションが上がってやじることはあります。そんなにやじっている方だとは思っていなかったのですが、マスコミの方から「話題になっていますよ。かなりやじっていますね。」と言われたのは意外でした。委員会や本会議での質問の出番もないし、政府に入っているわけでもないので、バックベンチャーとしての務めを果たそうとしているだけです(というよりは、出番がなくたまっているうっぷんをはき出しているという説もありますが。)。しかしながら、単なる非難ではなくセンスのいいヤジというのは難しいですね。
 ただ、品のないやじで国会が学級会以下だと言われる事態にだけはなりたくないものです。
 

陳情について

2009年11月27日 17時37分10秒 | Weblog
 新しい陳情(この言葉自体は好きではないのですが。)処理システムが始まりました。基本的には地域の県議、総支部を通じて県連に上げて県連で処理方法やレベルの判断を行い、必要に応じて党本部の幹事長室に上げるというシステムです。幹事長室ではさらに必要に応じて政務三役につなぐということになります。これまでの議員個人が受け付けてその処理も不透明だったという実態からすればかなり透明なシステムです。しかし、手続がぎちぎちしていて面倒だというのも正直な気持ちです。まあ、このシステムが進んでいく中で実務的にこなれたやり方に改善されていくことと思います。

 陳情(要望)は、議員会館にもたっぷり届きます。国会議員としては、これからは自分の判断で議員活動の中で活かしていくもの、新しいシステムで県連に提出して県連から幹事長室に上げてもらうべきもののいずれかに判断を迫られることになります。
 陳情・要望の届けられ方は、いろいろあります。議員会館のポストに投げ込まれただけのもの、郵送で送られて来るもの、直接議員や秘書に届けられるもの、アポイントの時間を取って説明を受けるものがあります。最後のアポを要請されるもの以外は基本的には何人もの議員に届けられているのが通例です。これらを全部合わせると1日につき十数件は届きます。議員活動の仕事の大きな割合を占めるのがこの処理ということになります。議員心理としては、自分だけに頼まれたものは最優先で対応してあげたくなるのが人情です。内容のまともさは千差万別です。ただ無理筋のものでも「こんなのはダメですよ。」とその場で突き返すわけにはいきません。これが官僚とは異なるところです。
 まさに陳情・要望をさばく能力こそ政治力と言えるでしょう。
 

国会の不思議

2009年11月22日 08時24分34秒 | Weblog
 大変久しぶりのブログの更新です。恐縮です。朝8時から夜6時くらいまでびっしり予定が入り、夜は毎晩会合や意見交換、週末は地元の予定と更新する時間を取れなかったのです(と言い訳から始めてしまいました)。
 さて、各委員会が始まりました。民主、自民とも質問に新人が立ち始めました。私の出番がまだ回ってこないのは残念です。委員会によっては新人に質問の希望を取ったようです。私の所属する国土交通委員会は、20日の委員会の質問の希望があるかどうかの意向確認がありました。しかし、前の日の夜の9時頃です。それも深夜2時くらいまで本会議が開催されていた時です。案件は、やや特殊な北朝鮮関係の船舶検査法案でした。このタイミングでこの内容について質問を希望する人はいるのだろかと思っていたら、一人質問に立ちました。新潟の黒岩議員です。さすがですね。この審議関係の参考資料も前の日の19日の午後9時頃に届いたほどです。

 国会の運営というのはおかしいものだなと思うことはたびたびあります。それは、開催日や審議時間が国会対策委員会の協議により直前にならならいと決まらないことが多いのです。本会議も委員会も定例日は一応あるのですが、実際の開催については政党間のかけひきで決まるという感じです。国対政治と言われる所以です。休憩時間もなく、4時間くらいぶっ続けで行われることもざらです。大学の講義でさえも90分間が基本ですから、集中できる時間を超えていますよね。

 この問題が典型的に現れたのが19日の本会議でした。午後1時開会の予定が、伸びに伸びて午後9時になりました。自民党がごねていたたためです。しかし、私たち民主党は、それまで自民党に十分な質疑の時間を与えたのです。通常の審議並は確保したのです。私たち民主党の質疑時間は遠慮してもその分を自民党に回したのです(それが、民主党の質疑時間が少なくなり、私にも質疑の場面が回ってきていない原因ですが。)。しかも、与えられた質疑時間に自民党は、法案とは関係のない自分たちのプロパガンダをする始末です。鳩山総理の政治資金問題の批判、民主党の国会運営の批判などばかりです。対象法案は、中小企業の資金融資の円滑化や新型インフルエンザ関係の特別措置法案という急いで対応しなければならない生活に直結するものです。内容に反対する筋合いのものではありません。共産党でさえも賛成しているものです。自公は、中小企業の資金融資の円滑化に関する法案のときは本会議場から退席しました。自民党、公明党の見識を疑います。自公も野党慣れしてきたものですね。