畑こうじ情熱ブログ

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民進党調査団として災害視察しました。

2016年09月06日 09時50分46秒 | Weblog
 昨日、枝野幹事長をはじめとする民進党災害調査団として、岩泉町、久慈市の災害視察を行い、伊達岩泉町長、遠藤久慈市長から被害状況や対策要望等についてお聞きしました。岩泉町には、枝野幹事長、黄川田岩手県連代表、階県連幹事長、高橋元県連代表代行、軽石県議、私で行きました。引き続き久慈市には、階県連幹事長、高橋元県連代表代行、軽石県議、私で行きました。盛岡から岩泉に直接つながる国道455号線、盛岡から宮古につながる国道106号線が寸断されているため、二戸、軽米、大野と北回りに遠回りで国道395号線を通り、久慈市で国道45号線に入り、野田、普代経由、田野畑経由で岩泉の大きな被害が出たグループホームのところに伊達岩泉町長においでいただきお話を伺いました。

 グループホームのある地域は、山が迫っている狭隘の地ではなく、むしろ、それまでの狭隘の地から平地が広がった土地です。このような地形であるにもかかわらず、大変な被害状況を見るにつけ、いかに急で突然に強い洪水が襲ったのか伺えました。このグループホームのところから、役場のある岩泉町中心部は5㎞ほどで、通常なら10分ほどで行けるのですが、その間の国道455号線が川にえぐられて完全になくなっているため、迂回して1時間近くかかる状況です。したがって、残念ながら調査団としては岩泉町役場まで行けないため、現地視察の際に町長においでいただきお話も聞く形にしました。

 岩泉町は、北上山地の中にある山間の町です。そして、集落は、町の端々の山奥の沢沿いに点在しています。これらの集落が交通が寸断され孤立しているわけです。幸いなことにほとんどの安否確認が終わり、物資や医薬品がヘリコプターや関係機関の徒歩で運ばれているようです。やはり緊急に求められることは道路復旧です。これがなされなければこれから先の不測の事態への対応が困難となります。

 久慈市では、久慈市役所で遠藤久慈市長から被害状況と対策要望をお聞きした後、被害のあった中心市街地を視察しました。久慈市の市街地は低地に立地しており、これまでも豪雨のたびに床下浸水はよくあったのです。現在5カ所程度排水施設がありますが、これをもっと増設するための予算要望を従来から行っていたのですが、財政問題のためなかなか進まずに、今回の被害となったということです。本来10数カ所の排水施設が必要であり、常設大型取水施設の必要性も訴えられました。また、宮古の市街地で商売や事業をしている方からも聞いていますが、久慈市でも、冷蔵庫、機械類、電気施設等で水につかったことにより使えなくなったものを更新するためには、東日本大震災において措置されたグループ補助金のような制度が熱望されています。もともと厳しかった経済状況の中で、東日本大震災、今回の台風被害と立て続けに被害に遭ったのです。岩泉町や久慈市の中心市街地は、むしろ、今回の被害の方が格段に大きいのです。中心市街地は、1.8㍍から2㍍ほどと東日本大震災の時の津波より高い洪水が来ました。まさに、陸の津波でした。

 洪水が陸地に溢れた原因の一つとしては、流木や木の枝が橋の欄干にひっかかり流れをせき止めたこともあります。橋脚をアーチ型にしたり、真ん中に橋脚を作らずに空けておくことも必要ですし、間伐材をそのままにしておかずに搬出することも必要です。搬出間伐の徹底が必要です。

 以上のような改善点や制度的支援措置が必要です。現職ではない私としてはじれったい部分がありますが、様々なルートで働きかけていきたいと思います。

 

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