畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

党大会開催、国会始まる

2013年01月28日 10時56分12秒 | Weblog
 いよいよ国会が本格的に動き始めます。25日には「生活の党」の党大会がありました。本日28日からは、いよいよ国会の開会です。
 党大会では、小沢先生が代表になりました。野党がばらばでは、巨大与党を利するだけだし、本年7月にある参議院議員選挙でも、先般の衆議院議員総選挙の二の舞となりかねません。小沢代表は、「政策の一致が必要であるが、野党各党との連携を目指す。」と言っていました。私は、大会後のマスコミからの取材に、「連携を考えるべきで、現実的には、離党・先般の衆議院議員選挙での経緯はあるが、民主党とまずは連携を考えるのが現実的ではないか。」と明確に自分の考えを述べておきました。民主と生活は、支持されている方がだぶっていますし、衆議院議員選挙では、この両党の票を加えると、自民党と遜色ない票数でしたし、選挙的には一番合理的な連携の方向性だと思います。のみならず、政策的に見ると、24日の農林水産委員会でも感じたのですが、維新、みんなの党は、民主のもともともの政策に批判的ですし、TPPの議論を聞いていてもわかるように、新自由主義で都会的な感じが否めません。だから、まずは、民主党かなと思うのです。

 私は、党の新体制で、政策幹事という役職をいただきました。他の党でいうところの政調会長です。党の政策責任者です。さっそく、明日は、与野党政調会長会議が開催されますので、出席してまいります。当面は、補正予算対応です。この財源として、将来上げる消費税を担保としているので、この点は問題です。また、アルジェリアの問題も踏まえて、日本版NSC、自衛隊法改正の対応の検討も必要となります。重くもやりがいのある役割です。がんばってまいります。

国会動き出す。農林水産委員会審議でさっそく質問。前向きな回答を引き出す。

2013年01月24日 15時52分07秒 | Weblog
 皆様、新年初めてのブログになります。まずは、年頭ご挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
 国会は、正式には、1月28日からですが、本日は、閉会中審査ということで、農林水産委員会が開かれ、酪農・畜産農家に対する補給金単価や保証基準価格の決定を前に、酪農・畜産対策関係を中心に質疑が行われました。私は、新体制では、農林水産委員となりましたので、さっそく質問に立ちました。

 小さい野党となりましたが、新政権から、ホームラン級の答弁を引き出すことができました。かわされたり冷たい反応かとも思い、質問に臨んだのですが、意外でした。
 配合飼料の高値が続いていたり、燃料代が上がる中で、放射性物質の汚染を危惧する風評被害で、岩手の酪農・畜産農家は、大変な状況です。そのような状況の中で、さらに、安部政権になり、円安が進んでおり、配合飼料や燃料価格が上がっています。

まずは、配合飼料価格安定制度についての改革の必要性について質問しました。これについては無難な答弁でした。
 次は、飼料の自給率を上げるためには、民主党政権で始められた戸別所得補償制度の水田利活用自給力向上事業(飼料米を作る場合、10㌃当たり8万円を生産者に支払うもの)の効果の認識と今後引き続き行うかどうかの考え方を質問しました。江藤副大臣は、「飼料の自給率を上げる上で有効な政策であって続けていくべきだと思う。」とパーフェクトな答弁でした。地域を回っていると、JAも個々の生産者も市町村も、「この制度があるから、農業が続けられる。是非とも今後とも続けて欲しい。」と高く評価する声ばかりなのです。これで、皆さんに安心してもらえると思います。
 さらに、被災地議員ですので、放射性物質により汚染された牧草地の除染について、50ベクレル未満については、東電に費用負担義務はないとされている中で、風評被害対策として、岩手県が県の単独事業として除染を行っていることを紹介しつつ、その費用負担について、東電に指導してほしい、と続けました。これに対しては、局長からは、「東電に支払いの対象にするようにと働きかけるのも一つの方法だが、早急にやっていく必要がある。25年度の当初予算要求で、東日本大震災農業生産対策交付金の中で被災地域の自給飼料の生産調整を支援することとなっており、牧草が50ベクレルを下回り賠償対象外となっている地域で、生産性を向上させるために牧草地の反転耕を行うといった取組をした場合には、その費用の2分の1を補助しようということで予算要求をしているところだ。」という、これまたパーフェクトな答弁でした。つまり、東電が原因であるための除染そのものに、直ちにお金は投入できないわけですが、生産性向上というもう一つの要件を付加して、理屈は除染ではなく、生産性向上だという理屈で、実質的に国費で除染を支援する制度を用意しているという答弁なわけです。快心の答弁を引き出しました。

 与党ではありませんが、制度をしっかり勉強して、あいまいではない形で質問すれば、そして、官僚のツボを心得た質問をすれば、その議員の力量で欲しい答弁は引き出せるものなのです。林農林水産大臣は、「政策や制度に詳しい畑議員のポイントを熟知した質問をいただきました。」という趣旨の枕詞をつけて答えたほどです。与党同士なら、エールの交換という意味での社交辞令はあると思いますが、少数野党の私に対する言葉ですから、率直に力を認めてくれているなと、うれしくなりました。この調子でがんばります。