畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

本当に誰でも挑戦できる社会へ

2006年08月25日 20時46分25秒 | Weblog
 格差社会でも、再挑戦できる社会であればいいという意見もあります。理念的にはそのとおりだと思いますが、果たしてそのような社会になっているでしょうか。あるいは、そのような社会にすることは可能なのでしょうか。今の与党の政治家の議論はかなりうすっぺらな感じが否めません。実際には、親の職業や親の教育レベル、親の所得水準が、子供の学歴、職業を決めると言われています。私は、政治の行うべきことは、機会の均等を保証することだと考えます。単に、一回事業に失敗しても、あるいは、昇進競争に敗れても、次の挑戦の機会を与えよう、セーフティネットを与えようという一世代の単純な議論ではないと考えます。私は、出稼ぎ大工の子です。親が私を苦労して学校に行かせてくれたことはとても感謝しています。私の家系で大学を出た人間は、私が初めてです。そして、今、衆議院議員に挑戦する立場にまでならせていただきました。このように、誰でも挑戦できる社会を制度的につくりたいのです。政治の力でバックアップしたいのです。それが私の恩返しだと考えています。家柄にとらわれず、本人の意欲と努力により、あらゆる挑戦が可能な社会をつくるのが私の理想です。自分の経験を踏まえて、そのための施策を全力で追求します。

ソフトな知恵が大切!

2006年08月23日 10時31分58秒 | Weblog
 これからの地域活性化は、自らの特色を活かして輝くことによりなされるべきだと考えます。単なる施設整備ありきでは適当ではありません。私は、この地域は、海産物や観光資源も含めてすばらしい海洋資源を持っていると思います。現代風の高学歴社会において、これを活かすとすれば、例えば、海洋総合大学や海洋総合研究施設の立地が考えられないでしょうか。これだと、交通の便うんぬんの問題ではなく、自らのメリットで勝負できるのではないでしょうか。また、観光振興には、単なる交通基盤の整備のみならず、東京の大手旅行会社と提携して人を呼べるだけのインパクトが必要です。陸中海岸は、はっきり言って、世界一の美しさ、雄大さを持ちます。これを「世界遺産」に登録する運動をしてはいかがでしょうか。これくらいのインパクトが必要でしょう。財政難の時代には、自らのメリットを強力にアピールし、そのソフト的な効果により人を集積させ、お金も落としてもらう方策を考えるべきです。そうすることにより、必要な整備もついてくるわけです。キーワードは、ソフトな知恵、文化・学術・観光を活かした地域づくりです。

寂しそうな老人

2006年08月22日 18時30分29秒 | Weblog
 選挙区の挨拶回りをしていると、子供が都会に行って、老人夫婦、あるいは、一人で住んでいる老人が多いことを実感します。本日は、子供は都会に家を構えて、ご主人は13年前に亡くなられて、一人で住んでいる方のところで、しばらくお茶をもらって話し込みました。子供さんは、年二回、盆と正月に来るのだそうです。子供さんには、「東京に来て一緒に住まないか。」と言われているのだそうですが、「住み慣れたここの方がいい。お互い気をつかうことになるし。」とのことです。何となく寂しそうな表情が心に引っかかりました。岩手はお盆の帰省客でにぎわったのですが、逆に言うと、これほどの人が都会に行ってしまっているわけですね。
 もちろん、地方に住めと無理強いすることのできる筋合いのものではありません。私も、この立場にならなければ、東京から戻ることはなかったでしょう。公務員在職中は年老いる親と東京での仕事の葛藤に悩んだこともありました。最近は高学歴社会です。このような人たちが地方に住みたくなるような施策は、単なる工場を誘致するとか、社会資本を整備するという従来型の発想ではだめだと考えます。もちろん、東京のコピーをつくることでもありません。簡単ではないのですが、何かをつくるとか、何かを持ってくるいう発想を脱却すべきです。そして、自分で光る方策を考えるべきです。プライドを持てる地域作づくりを模索すべきなのです。
 それにしても、寂しそうな老人の方のない社会をつくりたいものです。

終戦記念日に思うこと

2006年08月16日 16時30分19秒 | Weblog
 昨日は、終戦記念日でした。小泉総理が靖国神社を参拝したことが、またもや議論を招いています。
 先の戦争は、一方的に日本が悪いわけではない部分があることは事実です。当時の列強の植民地や勢力圏獲得が行われていた時代背景、また、列強による包囲網による困窮などを考える必要があります。しかし、だからといって、正しい戦争だったというつもりはありません。中国や韓国などのアジア諸国に対しては、それらの国民から求められないにもかかわらず、日本軍が進出してきたという意味で侵略ではあります。
 私は、当時のヒステリックな軍国主義に引きづられて、政策的遂行を誤ったと考えています(このあたりの事情は、「落日燃ゆ」や「失敗の本質」に詳しく載っています。)。また、軍事的にも、過度な精神主義の重視、補給を無視した無謀な進出、特攻隊など軍事的には意味のない作戦、守るべき市民・非戦闘員を見捨てるのみならずスパイとして殺害するなどの行為、など多くの致命的な過ちがあったと考えています。
 私は、東京裁判史観は正しいとは考えません。東京裁判は、事後に「平和に対する罪」などをつくって戦勝国が事後法により裁いた、政治裁判の要素が強いからです。一方、私は、大日本帝国軍部的なものには嫌悪感を覚えます。
 戦後は、保守派、革新派、あるいは、左右の陣営のいずれの見方も一面的であったと考えます。冷静に、先の戦争の評価、戦争指導者の日本国民に対する責任について議論すべきであったと考えます。
 戦争に対する評価があいまいなために、そして、戦前からの大日本帝国における追悼施設である靖国神社が、その性格を変えないまま追悼施設となっているため、首相が参拝を強行するために、いつもこのような議論が起こるのだと考えます。
 私は、戦没者の方々は、国家の命令のもと、命を捧げられた崇高な方々だと考えます。尊敬と感謝と追悼の誠を捧げるべきだと思います。しかし、戦争指導者は、そのような方々に責任を負うべき存在です。そのような指導者が一緒にまつられている施設を、あいまいに今の国家指導者がお参りするのはいかがかと思います。

最強の候補者

2006年08月13日 15時41分08秒 | Weblog
 来年4月の岩手県知事選挙に達増拓也民主党岩手県連代表が出馬表明し、12日の幹事会、総務会で了承されました。正直予想していなかったので、びっくりしました。ある支持者から、もし、本気で増田知事とやるのであれば、達増氏くらいの人でなければ難しかろうと言われたことがありますが、それが現実になったわけです。昨年の衆議院議員選挙まで、県連代表として、さらに、私の活動のチューター(一人一人に現職の特定の議員を一人ずつ指導役としてつけてもらっていたのです。)として、いろいろアドバイスと支援をいただきました。岩手のため、そして、もちろん、私の活動のためにも、まさにうってつけの方が候補者となるわけで、心強い限りです。達増さんとともに、連携して、真の改革、そして、岩手発日本一新のためにがんばってまいります。

地域資源を活かした取組

2006年08月04日 12時34分53秒 | Weblog
 皆さん、お元気でしょうか。岩手県北も昨日から大変暑くなってきました。選挙区回りをしていても、こまめな休息と水分補給が必須ですね。顔も黒くなってきました。さて、昨日は、二戸を回っていて、昼食に、「そばえ庵」という食堂に行きました。道路からちょっと入ったところにある隠れ家のようなところです。米田カヨさんという田舎のお母さんを思わせる、素朴でやさしそうな方が切り盛りしています(私の母親を思い出しました。)。十割そば、へっちょこ団子(雑穀でつくった団子がアズキ汁に入っているもの)をいただきました。また、サービスとして、雑穀でつくった刺身風のもの(精進料理的ですね。)や梅や大豆を酢につけたもの、キュウリを自家製醤油で漬けたものも食べさせていただきました。そばは、8月に植えて、10月に収穫だそうですが、地域の子供会の子供と収穫、そば打ちの企画も行っているとのことです。
 二戸、九戸、久慈地域は、冷害も多く、昔から雑穀文化の土地であります。それを積極的に売り出す、そして、その技術を引き継ぐ試みはすばらしいと思います。スローライフとは何か、真に豊かな生活とは何かということを考えさせられます。そういえば、先日は、安倍晋三氏が二戸の駅前にある「つぶっこまんま」という雑穀料理を食べさせてくれる食堂に行かれたみたいですね。我が故郷のすばらしさを見てもらってうれしい限りです。