畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

山口2区の戦いが終わって

2008年04月28日 09時09分58秒 | Weblog
 山口2区の補欠選挙で民主党の平岡秀夫さんが当選しました。大変おめでたいことです。実は、この選挙については、私は別の意味で注目していました。山口2区は、岩手2区と同じ2区ですが、いろいろ似ている点があり、次の衆議院総選挙に向けての岩手2区のテストケースともなるだろうと思っていたからです。

 似ている点とは、
○ 山口県の中で最も地方部、農山村、小都市を抱える地域であること。岩手県の 中での岩手2区の位置付けに似ているのです。
○ 岸元総理、佐藤元総理の出身地が選挙区内にあること。そして、保守地盤が強 いこと。岩手2区は鈴木元総理の出身地を含んでいます。なお、平岡秀夫さんは、もと もと現職であった佐藤元総理の息子さんに勝ち上がって衆議院議員になった人で す。

 今回は、民主党は、政策的には正論を述べつつの戦いで、国民の皆さんの理解も高かったのですが、自民党は建設業界を中心に業界を締め付けながら、首長や組織力を動員しての戦いでありました。この構図も岩手2区とよく似ています。おそらく次の岩手2区の戦いもこのようになるでしょう。そういう意味でも、山口2区の補欠選挙は是非勝ってもらいたかったし、様々な圧力に屈しないことを示してほしかったのです。

 岩手2区に典型的に良く似ていることからわかりますが、平岡秀夫さんは、かつて地方部での選挙方法、日常活動方法について、民主党候補者研修会で講師をしたことがあります。その人柄はもちろんのこと、活動方法について大変参考になりました。

 なお、自民党の山本繁太郎さん、お疲れ様でした。山本さんは、実は、私が建設省に入省したときの隣の課の企画官だった人です。毎年年賀状のやりとりをしていて、いつも「ご活躍を祈念します。」というメッセージをいただいていました。そういう意味で個人の感情としては複雑な気持ちを持って見守っていました。山本繁太郎さん、立場は異なっても、いい日本、いい地域をつくりたいという志をもって立ち上がった点は同じです。今後ともともに頑張ろうではありませんか!

政治家の評価にも新しい発想を

2008年04月18日 12時01分37秒 | Weblog
 現在の世の中の業績評価は、世の中の状況がどのように変わったかが問われます。行政の世界ですと、予算額や予算の執行率ではなく、当該事業や施策の実施によって、例えば地域の所得状況、問題点、交通量、出荷額がどのように変わったかなどが評価対象となるわけです。民間はもっとはっきりしています。単なる営業件数といった活動量ではなく、契約件数、収益のような結果が評価の全てです。
 ひるがえって政治の世界ではいかがでしょうか。相変わらず、政治家は、予算をいくらとったかを誇っています。また、当該政治家が予算を措置したわけでもない場合でも、当該選挙区の予算を資料やホームページに載せたりしています。これで何を言いたいのでしょうか。
 問題は、当該予算措置によって、国や地域にどの程度貢献できたか、あるいはできるのかの量的評価です。この点でも政治家の世界は旧態依然なところがあります。また、予算をたくさんとることだけが評価されてきたため、その使い方には無関心となり、非効率な部分が多くなっているのが現状なのです。
 政治家の業績評価でも新しい発想が必要です。

観光振興にはソフトな知恵を

2008年04月17日 21時04分30秒 | Weblog
 最近、安比のペンション村を挨拶回りしていて知りました。安比には、ADSL回線が通っていないのだそうです。今でもISDNなのだそうです。世界的観光地である(べき)安比のIT化はお寒い状況です。画像を開くのに何十分、何時間とかかるのです。今は、宿泊予約もホームページから受け付けたり、メールで受け付けたりするのが主流となっていますが、それも十分な対応が不可能なのです。行政に陳情しても何も動いてくれないと嘆いていました。安比グランドホテルは、自前で光ファイバーを整備する方針のようです。せっかくの観光地なのに、その足を引っ張るようなことではもったいですね。

 観光振興で思うことをもう一つ書きます。
 それは、IGR(岩手銀河鉄道)と三陸鉄道のことです。難しいことではありません。電車のペイントのことです。岩手銀河鉄道と名乗るのであれば、電車のペイントを宮沢賢治のイメージの宇宙・銀河にしてみてはいかがでしょうか。星や銀河系のイラストやイメージで書いてみるのです。
 三陸鉄道については、海のイメージでペイントしたり装飾したりするのが最適です。例えば、くじらで装飾したくじら列車のようにしてみたらいかがでしょうか。確か近畿の私鉄だったという記憶がありますが、となりのトトロのネコバスのような電車があったようです。
 観光戦略はイメージ戦略です。身近なことで知恵をしぼるべきことはたくさんあるのです。平泉世界遺産と連動して県北・沿岸にも人を引っ張ってくる知恵をしぼりませんか。

 久慈では、やませ土風館がオープンしました。ゴールデンウィークにたくさんの人が来てくれることを期待します。大切なことは、つくったからこれで終わりというのではなく、特に市外のリピーターを呼べるように走り続けることでしょう。中身や企画や運営でいつもフレッシュなソフト的な知恵が出し続けられるかが課題となるのです。

安価で安全な食の確保を

2008年04月10日 18時22分32秒 | Weblog
 あるスーパーの食品広告を見て愕然としました。それは、あるJAの組合長さんのメッセージです。それには、以下のように書いてありました。

 酪農を取り巻く状況は、これまでになく悪くなっています。飼料や重油の値上げ。国の乳牛補助事業の中止、、、。この先、牛乳をつくれなくなるのではないかと心配です。中でも「遺伝子組み換えでない」飼料の値上げがひどく、いっそう手に入りにくくなっています。そのため、残念ながら飼料の一部を「遺伝子組み換え不分別」に変更します。でも、これまでどおり、おいしい牛乳をつくりたい。たくさんの人に飲んでいただきたいのです。

 最近、飼料価格の値上げや普通の安全な飼料が手に入りにくくなっています。食の安全と適正な食の確保が困難となる事態に憂慮せざるを得ません。

後期高齢者医療制度

2008年04月05日 15時00分54秒 | Weblog
 最近、ご老人の方々から後期高齢者医療制度への不満、不安の声を数多く聞きます。挨拶回りしていると、この問題を含め、地方や一般の生活者を顧みない政策への不満が高まっていると感じます。道路特定財源の議論も、国民の生活ではなく自民党が自分たちの既得権へしがみついていると感じられているのです。
 さて、後期高齢者医療制度とは、75歳以上のみを対象としてつくられる保険制度で、保険料は原則年金からの天引きになります。これまで扶養家族だった人も新たに独自に保険料を納める必要があります。
 政府・自民党としては、高齢者独自の医療保険制度をつくり、一般の保険制度からの負担を減らすとともに、高齢者の医療費を減らす方向にしたいというのが、この制度創設の本音でしょうが、田舎の高齢者の方は、所得が年金しかないにもかかわらず、負担が増えるし、病院にかかるのを我慢しなければならなくなるかもしれないという不安が渦巻いています。
 これに対して、政府・自民党は、激変緩和策と称して保険料の凍結や軽減を打ち出しましたが、多くは、昨年夏の参議院議員選挙で敗れた自民、公明の次期衆議院議員選挙をにらみあわてて昨年秋になって打ち出したものです。そして、その追加の軽減策も1年間のみのもので、来年4月にはなくなるのです。また、今、名前を変えて目先を変えようとしているのも周知のとおりです。
 道路特定財源のようなある特定の政策分野の財源確保にやっきになっている一方、本来、予算の使い方を変えて捻出すべき、このような医療・年金・福祉関係の財源が不十分なため、一般の国民の負担を高め給付を減らしてしのいでいるのが、最近の自民党の政策です。
 一般の皆さんは、生活実感からそのことに気づいています。あとは、今こそ「一票維新」あるのみです。

新しい時代には新しい政治家を!

2008年04月01日 21時09分05秒 | Weblog
 4月1日新年度の始まりです。
 暫定税率の期限切れに伴うガソリン価格の値下げについてですが、そのまま150円弱のままのところと123円程度のところと半々くらいという感じです。
 これまで誰がやっても政治は変わらないと言われてきましたが、今同じことを言う人はいないと思います。昨年の参議院議員選挙以後確かに政治は変わってきました。その象徴的な日が本日であったと思います。
 ただし、変わる兆しは十分ありながら、まだまだ既得権のからみから完全に変えるための生みの苦しみを味わっているというのが正直なところだと思います。変化の兆しをさらに進め、国民生活のための政治の実現を完遂させるためには、衆議院議員総選挙が非常に重要となります。
 道路特定財源の陰に隠れていますが、年金問題については何ら公約が守られないことが明らかになりました。民主党が提出し参議院を通過した農業者戸別所得補償法案は、現在自民党が多数を占める衆議院で棚晒しになっています。賛成はできないものの否決してしまって農民の反発を受けるのがいやなため中途半端の対応をしているわけです。また、4月1日からの後期高齢者医療制度が施行され、高齢者の皆さんの医療費の負担が高まりました。
 これまでの既得権にしがみつき国会が何も変えられないのなら、国会を新しい構成に変えようではありませんか。新しい時代には新しい政治家を!