畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

地方行政の評価の尺度とは。

2007年10月31日 08時39分09秒 | Weblog
 ある地方議員の方と話してみました。その議員さんは、当該地域の首長を支持しているのですが、その首長に目に見える仕事をしてほしいと言っていました。目に見える仕事とは、目に見える施設を何か一つでも二つでも造ってほしいということだそうです。
 私は、「それでは箱物行政の二の舞ではないですか。借金を減らすとか所得を上げるとか、別の観点で評価できる仕事でもいいのではないですか。」と言いましたら、彼は、「借金を減らすということは何もしなければできることだ。それではやったということにはなららない。」と言うのです。
 ここに地方行政の難しさがあります。彼の言うことに真理はあります。一つには、借金を減らすことは過去の清算であって前向きの仕事ではないことは確かなのです。ただ、市町村長の成果としては、教育面(例:少人数学級の実現)、福祉面(例:医療費の削減、医師の確保による充実した医療の実現)、経済面(例:市町村民所得の向上)など施設とは別の観点によって評価されることがあってもいいと思います。ソフト面というのはなかなか目立ちにくいのですが、その辺をきちんと評価するのが、これからの住民の成熟度ではないでしょうか。

太った方が安定感がある?!

2007年10月26日 19時03分06秒 | Weblog
 私は前回の選挙時に比べて太ったと言われます。確かに2、3㎏増えたようです。自分としては、いつもスリムでいたいし、前回の選挙の頃の体重が理想だと思っているのですが、世間の評価は別のようなのです。体重が増えたことに対して好意的なのです。皆さんが言うには、「やせていると痛々しい。ある程度恰幅のいい方が政治家として安定感があり頼りがいがある。」。太りすぎは問題ですが、今くらいがちょうどいいというのです。

 さて、挨拶回りをしていて、ある支持者の方に言われました。「解散総選挙とマスコミも候補者も言うが、任期も途中でははないか。我々有権者は4年の任期を議員に与えたのであって、2年の任期を任せたつもりはない。」。
 我々は、早期の解散総選挙を求める立場ですが、この発言には一理あることは確かだと思います。
 政府や学会の通説である「憲法第7条に基づき天皇の国事行為として、内閣の助言と承認のもとに、いつでも解散できる。」という考え方に無理はあると思います。それは、以下の理由からです。
○ 憲法第7条は、天皇の国事行為について内閣の助言と承認が必要な旨規定して いる手続規定にすぎず、何ら衆議院解散の要件を規定しているものではないこ  と。むしろ、憲法上衆議院の解散が可能な要件を規定しているのは憲法第69条 のみであり、この規定は、衆議院が解散されるのは、内閣不信任案の可決又は内 閣信任案の否決の場合のみとしていること。
○ 諸外国の憲法をみても、行政府にフリーハンドで解散する権能を認めている立 法例はないこと。議会の行政府に対する不信任の場合のみに認めることが通例で あること。
○ 議院の任期を定めた趣旨を没却することになること。民意の反映と政治の安定 性の両面の要請から、議院の任期制ができているのだと私は考えます。

とはいっても、私も含めて挑戦者たる候補予定者は早く解散して欲しいと思っていると思います。議員になることができたら、この議論も積極的に行っていきたいと考えていますが、、。

挨拶回りで感じること

2007年10月25日 19時51分03秒 | Weblog
 解散が近いかどうかは、マスコミ各社の候補予定者への調査票が届くかどうかがメルクマールとなると言っていた現職議員がいましたが、その言を借りると、解散総選挙が近いことになります。一昨日共同通信から選挙前の恒例の調査票が来ました。
 まぁいつ解散があるかは別として、夏の参議院議員選挙の終了以後、衆議院議員候補者にとってまさに常在戦場となっています。いずれ解散があることは確実な情勢だからです。がんがん挨拶回りをして歩いていますが、政治家は、若くて気力体力が充実していなくては難しい職業だとつくづく感じます。年をとっていたり、体に不安があったりすると、そもそも選挙区で皆さんの話を聞くという基本的な活動が十分に行えなくなるのではないでしょうか。
 さて、挨拶回りをしていて感じる格差の問題です。
中小企業では事務員、従業員などを解雇整理して、社長の身内や親族を充てているところが多くなっていると感じます。また、一般の家庭では暗くても電灯をつけていないところもよく見受けます。これらは、景気の悪さ、生活の厳しさの反映ではないかと思うのです。岩手県の市町村別所得の最新データも公表されましたが、全体の平均所得も落ちていましたが、県北及び沿岸はさらに下落が厳しいようです。 

紅葉の美しい北岩手で考えたこと

2007年10月21日 17時46分56秒 | Weblog
 今日は、久慈から国道281号線を経由して雫石まで行きました。
 これまでは暖かくて紅葉が遅れている感じでしたが、本日は寒い日で、紅葉も進んでいました。久慈渓流はまだまだですが、平庭から葛巻、そして、雫石はきれいな紅葉になりつつあります。岩手山は雪が被ってる部分が多くなっていました。
 北岩手は、気候的にも地形的にもヨーロッパのようです。私は、ヨーロッパが社会のあり方の一つの理想だと考えています。
 国民負担はありますが、しっかり公の責任で社会保障を実現しています。けっして、物は豊富ではなく、ネオンがあるわけでもありませんが、生活が満ち足りています。週末になると、ホームパーティーで、楽しく語り合います。特に贅沢な食べ物を揃えるわけではありません。ハム、ソーセージ、チーズ、ワインくらいのものです。
 はっきり言えることは、世界標準とはアメリカのやり方だけではないということです。日本の新聞には、アメリカの動向ばかり掲載され、まるでアメリカの意向を伺うかのようですが、ヨーロッパの新聞ではアメリカは、ワン・オブ・ゼムの扱いです。
 私は、適切な規制を有する適切な規模の政府が適当だと考えています。皆さん考えみて下さい。国民健康保険制度、国民年金制度のないアメリカ合衆国のようになりたいと思いますか?規制緩和万能を唱える経済学者はまゆつばものですね。だって、経済成長の恩恵は、不利な地域には及んでいないのですから。もう地方は10年以上も耐えているのですから。

軽米町で考えたこと

2007年10月17日 18時39分32秒 | Weblog
 皆さんお元気でしょうか。朝晩は肌寒く、昼はまだ暑く感じる季節です。一日の気温差が大きく体調を壊しやすい季節ですが、皆様お体ご自愛のほどお祈り申し上げます。
 私は、最近は、軽米町を回っていました。南部牧場との別名のあるとおり、軽米から大野にかけては、高い山もないなだらかな地形で、北海道やヨーロッパのような地形です。
 軽米町の主要産業は、もちろん第一次産業です。酪農、牧畜、米、野菜、葉たばこ、果樹、ホップ、雑穀と、一通り何でもあります。果物は、りんごが多いのですが、何とキウィもありました。ただし、これといった特色ある産物、つまり、他の地域との競争力がある産物がないというのです。器用貧乏ということでしょうか。
 いずれにしても、軽米町は農業地域です。住民の皆さんは、今、稲刈りが一段落したところですが、寒くなる前の農作業でまだまだ忙しい状況でした。
 地域の皆さんのお話を聞くと、やはり、現在の農業政策に対する不安・不満の声が多かったです。大規模な農家のみに支援を集中する品目横断的経営安定方策の評判はかなり悪いです。
 私は、農林水産業については、今従事している人が子孫に継がせたい思えるような政策をとらなければ、当該産業そのものが衰退してしまうと考えます。農協、大規模農家、農業土木業者などにお金が落ちて、肝心の一般農家にお金が回らない現状はどう考えてもおかしいのではないでしょうか。
 「今までは自民党の現職を支持してきたが、農家の苦境が大きくなっているのは確かな事実だ。あなたにがんばってもらいたい。これからは応援する。」と言われることも多いです。
 私は、農家の皆さんのそのような気持ちがよくわかります。私の実家も実は、農業をしているからです。私の親は大工でしたが、兼業で米をつくっています。
 日本の農政は失敗の連続でした。極端に言うと、農業土木政策はあっても、農政はなかったと言っても過言ではないと考えています。頭で考えた農政ではなく、生活実感に根ざした農政が必要なのです。

馴れ合い、談合を排する

2007年10月06日 22時09分21秒 | Weblog
 福田総理や自民党の最近の発言で腑に落ちないことがあります。それは、「十分に話し合ってまいりたい。」とか「総合的に勘案しつつ適切に判断する。」という発言です。彼らのやりたいこと、目指すことは何でしょうか。このような発言からすると、自民党は、政権維持そのものが目的になっているのではないでしょうか。
 地域を回っていると、民主党も我を張らずに話し合いに応じれば良いではないかというふうに言われることがあります。
 我々は、話し合いは必要だと考えています。否定しているのではないのです。ただ、自分の考えを示さずに、しかも、国会の外で非公式に話し合うのはいかがなものかと言っているのです。話し合うのであれば、それぞれの考えを明らかにしつつ国会の場そのもので行うのが筋ではないでしょうか。
 日本社会では、事を荒立てずに穏便にすませるのが美徳とされます。筋論を言う人は我が強いと否定的な評価を受けがちな社会でもあります。
 小沢代表は、そのような社会を変えよう、あいまいな自民党ではだめだとして、自民党を飛び出しました。
 一方、私の在ドイツ大使館勤務経験から言うと、西洋社会は、自分の考えることをしっかりと言えなければ評価されません。それぞれの主張を出し合い、ぶつけ合うことで適正な結論に至ると考えられているのです。
 この背景には、ドイツにおいては、ナチスドイツの台頭を阻止できなかった戦前の反省もあると思われます。初期の段階でしっかりと筋論に基づいた議論が必要だと考えられているのです。何となくあいまいに社会の動きに流されると、取り返しのつかない失敗を招来することもあると考えられているのです。
 他方、日本は、あいまいなまま行ったため、第二次大戦での未曾有の惨事を招来したわけですが、今だにその反省がなされていないと思われてなりません。
 特に、自衛隊の海外派遣という問題は、筋論に基づいて冷静に議論すべき最たるものではないでしょうか。
 

新ポスターできる!

2007年10月03日 19時51分15秒 | Weblog
 畑こうじの演説会告知の新しいポスターができあがりました。今、各地での掲示作業を進めています。久慈市及び滝沢村では相当程度貼られました。また、宮古市でも一部掲示されています。その他の地域でも急いで順次貼ってまいります。
 今度のポスターのコンセプトは、ずばり日本の夜明けです。幕末の坂本龍馬のようなイメージです。政権交代によって、本当にいい社会ができます。畑こうじは、その先駆けになります。その思いを込めています。表情も、にやけすぎず、きつすぎず、自然な真剣味が現れたと自負しています。大変気に入っています。納得のいくものができたと考えています。
 欲しい方、もらってやろうという方は、畑こうじ事務所までメールででも結構ですので、ぜひとも連絡いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。