安倍総理の施政方針演説に違和感

　昨日、国会が開会しまして、さっそく安倍総理の施政方針演説がありました。詳細は賛同できる部分もありますが、全体としては大きな違和感を覚えました。「議員は志を持って政治家になったのだろう、その志を果たすために私の考えに柔軟かつ誠実に協議に応じるべき、そのような「責任野党」とは協議に応じるが、そうでない党とは話し合わない」という趣旨の発言があったことです。これは、安倍総理の政治方針が正しい絶対のものであり、それに応じない者は、国民に対する責任を果たす志を持っていないと言うに等しいものです。上から目線です。ここに安倍総理の本質があります。のさばっていると思います。政治とは、異なる立場の人と丁寧な議論の上で正しい方向性を見いだすべきものです。それが良識というものです。非常に違和感を覚えました。

　なお、女性の国家公務員の割合、外国からの大学教員や留学生の割合など、総理の演説にしては明確に数値目標を述べているところもありました。これはこれで評価できるのですが、本当にこの通り達成できるかしっかり検証していかなければなりません。

　国会も始まり、私としても多忙な日々となります。本日は、生活の党の党大会です。引き続き総合政策会議議長として政策責任者としての役割を果たしていくことになります。

明日からメキシコで開催されるアジア・太平洋議員フォーラムに行きます。

　皆様、改めて新年あけましておめでとうござます。本年もよろしくお願いいたします。
　さて、１月１３日から１５日までメキシコのプエルトパジャルタで開催されるアジア・太平洋議員フォーラム（APPF）に出席します。これは、APECの議会版的意味合いを持つ会議です。
　総会で私はプレゼン（発言）をする予定です。
　
　私は、東日本大震災被災地の議員として、世界各国から支援をいただいたことの御礼、東日本大震災からの教訓としてエネルギー政策の転換が必要であり、原発への依存度を限りなく減らすため、日本において再生可能エネルギーへの取り組み、海洋資源開発・実用化、天然ガスコンバインドサイクル発電などの高効率火力発電の推進を行っていることを述べつつ、地理的に、台風、豪雨、地震等の災害が多発する場所に位置するアジア・太平洋地域では、災害に対応した安全性の高いエネルギー設備の確保の観点から、さらには、資源制約や気候変動問題に対処するため、持続可能な経済発展に向けて環境対応型のエネルギー利用を進める観点から、技術協力を始めとする国際協力を行う必要について訴えるつもりです。
　併せて、国際リニアコライダーの東北への誘致・建設について理解と支援を訴え、これが東日本大震災からの復興と再生を進める東北が世界に貢献するプロジェクトである意義を強調します。

　公務員時代には、国交省の国際課長補佐、外務省の在ドイツ大使館一等書記官としての勤務の経験もあり、国際会議でプレゼンした経験もありますが、議員になった初めての国際会議デビューです。世界の畑、ここにありというところを示したいと思います。