畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

本日、復興特別委員会で質問に立ちました。穏やかな展開。

2013年03月25日 18時26分19秒 | Weblog
 本日、復興特別委員会で質問に立ちました。他の人は、与野党対決モード的な質問でしたが、私は実務的、実質的、具体的議論を行いました。
 取り上げたテーマは、まずは、復興公営住宅の建設の促進のために民間の力を活用すべきことです。単に用地取得、建設のみならず管理も見据えてやっていくべきと指摘しました。次に、まちづくりの加速の観点から、埋蔵文化財調査についての簡素化・迅速化はどうなっているのか。3月13日の予算委員会での答弁があいまいだったので、埋蔵文化財が包蔵されているエリアの周辺エリアで、埋蔵文化財が埋まっていないことが明らかでない場合も含めて具体的に答えて欲しい、と質問しました。次に、山田町の緊急雇用創出事業のNPOの委託の問題も踏まえつつ、この事業の評価、この事業の今後の必要性、方向性について質問しました。さらに、TPPの影響の資産について、被災地の不安を払拭するためにも地域ごとに出すべきではないか、とただしました。最初は、予算委員会のやりとりの経緯もあるため、大臣たちも構えていましたが、本日は、私の方から質問している趣旨やどのような答えをもらいたいのか、補足説明しながらの質問をしてあげました。答弁は、いずれも心ある穏やかなもので、具体的には振り込みませんでしたが、前向きなものでした。ちょっと与党の議員と政府のやりとりのような感じだったかもしれません。

三陸沿岸道路宮古中央インター線開通

2013年03月23日 21時20分37秒 | Weblog
 本日、三陸沿岸道路宮古中央インター線の開通式がありました。千徳大橋の開通です。宮古道路と国道45号線は、大震災の時に、命を分けたものです。宮古道路を通った人は助かりました。まさに「命の道」です。今回の開通した道路は、宮古道路が延伸して国道106号とつながったものです。私が初当選した直後の2010年3月に着工して、順調に3年で開通にこぎつけました。これからは、宮古地域は、どんどん道路ができて道路先進地域になります。これまた私が政権与党だった時の2011年秋に事業化した、この他の三陸沿岸道路の整備、重茂トンネル、立丸トンネル(立丸峠と大峠の二つのトンネル)、国道106号と、数年のうちに急ピッチで進みます。公共事業予算が日本全体としては減らされた民主党政権ではありましたが、この地域はしっかりと自民党の前の政権の時より、増やした成果です。事業の構想だけでは実際の整備は進みません。実際の事業を進め、開通に貢献できたことに誇りを持っています。宮古は、いい資源がありながら、そして、三陸沿岸のかつては中心でありながら、近年は廃れていました。道路が不備だったためです。この道路をきっかけに反転攻勢しましょう。私がその先頭に立ってまいります。それにしても、率直に言って、今日は違和感がありました。民主党の平野達夫参議院議員と自民党の鈴木俊一議員が、ずっと近くで親しげに話していました。開通式の挨拶でも、お互いエールを送り合っていました。「鈴木副大臣が計画段階をやった事業」、「平野議員が復興大臣の時に尽力された事業」。参議院議員選挙に向けて、いろいろ噂がありますが、民自連携なのか、自民に行きたがっているのか、変に勘ぐりをしたくなるような光景でした。

質問王への道

2013年03月21日 14時11分44秒 | Weblog
 今週は、3月18日の予算委員会に続き、19日と本日21日の農林水産委員会の質問に立ちました。一期生の時には、衆議院議員になって1年目は4回の出番、2年目は8回、3年目は8回、計20回質問に立ちましたが、再選されて12月から3月に至るまで、既に8回質問に立ちました。かつての年間の記録にもう並んだわけです。みんなの党の柿澤議員が、前回の衆議院総選挙の時に、のぼりだったかはちまきだったかに、「国会質問数1位、質問王」とか書いてあったのをテレビのニュースで見たような記憶がありますが、このペースで行くと、私が質問王になりそうです。最初は、出番が多くてうれしかったのですが、いつも質問だと、質問ネタがなくなってきて大変です。うちの党の議員懇親会で、小沢代表も含めて全議員がいる中で、私は、「小さい党になって数少ない良いことは、出番が多いことですね。」と言い放ってしまいました。それにしても、質問の出番が多いことはいいことです。常に議員としての問題意識を持っていなければならないからです。さて、今回は、3月13日と3月18日の2回のテレビ入りの予算委員会の質問に立ちましたが、テレビ入りの予算委員会とその他の普通の委員会では、気持ちの持ちようが違いますね。テレビ入りの場合は、PRできる言い方、いかにいかにやり合うか、目立とうという気持ちが強くなり、いつもの自分とは違う感じになります。普通の委員会では、そうではなく、対決姿勢よりは、実質的にいかにいい答弁を引き出すかということに重点を置き、穏やかな質問態度となります。どちらかというと、普通の委員会でやっているやり方の方が私のキャラクターに合っている気がします。答弁につっこむにしても、批判的な再質問よりは、「こういう点はいかがてしょうか。」とか、「こういうことではないですか。」と切り返すことの方が生産的です。

 さて、一昨日の農林水産委員会では、TPPの農林水産業への影響についてただすとともに、「これまでに固まっているTPPの案文の再交渉も文言修正も認めない上に新たな提案も認められない」というようなレターが届いた場合には、そのレターを公開して交渉から脱退すべきではないかと追及しました。TPPの農林水産業への影響は、3兆円の生産額の減少と発表されましたが、これは直接的な生産額の減少であって、食料自給率の低下、国土保全機能の低下等経済的側面以外の多様な負の効果が出てきて、それを加えると、4.6兆円くらいの負の効果となるのです。

 本日は、水産関係の質問をしました。TPPにおける漁業補助金の議論及び今後の政府の方針についてです。アメリカは、かねてより、漁業補助金については、濫獲を招いて漁業資源を衰退させるとして、原則廃止を主張していて、TPPにおいてもそのような主張をする可能性は高いです。これにオーストラリアやニュージーランド、チリ、ペルーが支持していると言われています。日本が、利害関係を共有するどこの国と連携して対応していけるのか、そもそも、漁業補助金を濫獲を促進するものとする考え方は無茶苦茶であり、漁業補助金はしっかり守るべきだとの質問です。これに対しては、漁業補助金は、過剰漁獲を招くもの以外を守るというスタンスではなく、そもそも漁業補助金とはそのようなものではないということで、断固対応していくという趣旨の答弁を引き出しました。また、連携して共同戦線をはっていく国として、大臣個人の認識との言及はありましたが、ベトナム、カナダが考えられるとの答弁がありました。また、鮭の魚体が小さくなり、回帰率が下がっていることの原因及び対策について質問しました。さらに、水産業共同利用施設復旧整備事業の延長について質問したところ、期限が到来して、必要があれば地元の声を踏まえてしっかりと対応したいとの答弁がありました。

甘利TPP担当大臣、変!

2013年03月18日 21時07分09秒 | Weblog
 本日TPPに関する集中審議で予算委員会で質問に立ちました。その中で、甘利TPP担当大臣の質問理解力の低さ、答弁のワンパターンぶりに、この人、本当にTPP交渉の責任者で大丈夫?と心配になりました。自民党のTPP参加の5条件について質問したのですが、まず、自民党がつくった公約の中にある5条件にもかかわらず、これを理解していないのです。極めつきは、この5条件の一つに、「国民皆保険を守る」とあったので、「これはどういう意味か。国民保険の大枠は維持しつつ、一部の地域で特区で混合診療を解禁するのは、国民皆保険を守ることに当たるのか」と聞いたら、良く答えられずに、「前もって質問通告をしてくれたら答えられた」という始末です。大臣として情けないですね。一瞬、何か難しいことを聞いたのか、と人のいい私は、我が身を振り返ってみたほどです。我が党の森ゆうこ参議院議員からは、「そんなことでTPP大臣が良く務まりますね。これでどうして国益を守ったTPPの交渉ができるのですか。」とたたみかければ良かったのにと言われました(まだまだ野党マインドには浸りきらず、その切り返しは思い浮かびませんでした。)。
 この点を含めて、自民党の5条件は、選挙の時の約束であるにもかかわらず、何らあいまいで、後ほど、何とでも言い抜けができるいい加減なもので、その内容自体詰まっていないということが明らかになりました。
 また、5条件の一つに、「国家の主権を損なうようなISD条項には反対する」とありますが、「ISD条項そのものが国家主権を損なうものなのか、それとも、ISD条項であってそのようなおそれのあるものに反対するのか」と質問しました。そしたら、鈴木外務副大臣は、「ISD条項自体は、過去の日本の締結したFTAにある。濫訴等の乱用されるものが危険だ」という趣旨の答えでした。ISD条項とは、企業が国を協定を守っていないとして国際機関に訴えることができる制度です。この制度は、かなり危険なのですが、国家主権を損なわないという理屈付けで、TPP協定で認める気満々だということが判明しました。あまりに不誠実です。きっと、後でTPP参加を決定した時には、5条件は満たされた、と詭弁を使うのでしょうね。TPP交渉参加を決定した時に、総理が、「聖域なき関税撤廃を求められないことが明らかになった」と言ったように。
 さらに、ひどいのは、TPPの被災地の一次産業に与える影響、復興に与える影響について質問したところ、甘利大臣は、15日に示した全体の影響の試算額である全体して3兆円のメリット、農業は4兆円の生産額の減少を答えたことです。すれ違いにさえもなっていませんね。被災地に寄り添うと言いながら、冷たい姿勢でもあることがわかりました。

 危惧したのは、予算委員会のほとんどの会派がTPP容認という空気が漂っていることです。TPP体制翼賛会ができつつあると感じました。私は、お約束通り最後まで引き続きTPPに反対して筋を通していくことをお約束します。誰が嘘を言っていなかったか、誰が詭弁を使っていたか、皆様、後でよく検証して下さいね。自由貿易がダメなのではなく、単なる自由貿易の枠を超え、日本の伝統文化や日本の適切な規制を崩壊させるという点で、TPPはダメなのです!。それにしても、安倍総理の隣に座っている麻生副総理は、私の質問の時には、苦々しいような、面白くないような悪人顔の表情をしています。良く取れば、私の質問が脅威なのか、それとも、いろいろな事情(こう書くと、選挙区事情から大体おわかりではないでしょうか。)から、私を嫌いなのか、どちらかでしょうか。なお、質問が終わった後、原口一博議員からは、良かったよ、と言われ、握手されました。

本日予算委員会で質問に立ちました

2013年03月13日 21時29分22秒 | Weblog
 本日、NHKのテレビ入りの予算委員会で質問に立ちました。復興関係の集中審議です。
 私が取り上げたのは、住宅の再建とまちづくりを急ぐことが最優先課題であるが、このためには、土地利用、事業制度、事業用地の確保のために規制のあり方を見直すべきことです。平時の規制のあり方で、既存の制度の流用、小手先の改善で対応することに限界が出ています。自治体のマンパワー不足も大変なものです。一方、被災地は野原のままで、何も変わらないという批判もありますし、被災者の方は、長引く仮設住宅暮らしで疲れています。ご老人からは、「このままではやりきれない。終の棲家に移ってから死にたい。」という声もあります。心が痛みます。だから、規制のあり方を見直すべきなのです。具体的には、すぐにも運用でできる土地収用の事業認定の要件の割り切り、説明会の開催の簡素化(他の説明会と兼ねて行うことで負担を軽減)を提言しました。また、不在財産管理制度の複雑さを指摘して、市町村が所有者不明土地を管理し、一定の権利保全措置をした上で処分できるようにすべきことを提言しました。私自身は、国交省の土地収用管理室や土地局土地利用調整課にいたこともあり、この分野ではプロ中のプロのつもりです。単に規制緩和しろ、というのではなく、具体的な議論をしようと心がけました。復興大臣の答弁は、まともに答えきれないものでした。

 また、JR山田線の線路復旧の結論を出すべき時期、復興交付金での支援の検討の方向性について質問しました。国交大臣の答弁は、前向きな感じがするものの、記者に言っているのに比べ、慎重な言いぶりだったので、やや不満が残りました。さらに、復興交付金を柔軟にして自由に使える余地を多くしたとのことだったので、本当にそうか追究しました。これまでは、復興交付金の効果促進事業は、ポジティブリストといって、この内容にしか使えないよ、と事前に復興庁がリストを示して、事前チェックをしていたのです。これは問題であり、私は、11月の国交委員会、2月の本会議で指摘して、これがポジティブリスト廃止のきっかけとなったのですが、実は、ポジティブリストは廃止するものの、引き続き例示として作成して、自治体からの内訳書を提示させて、修正の有無を霞ヶ関の役所が自治体に伝える、という運用をするということが明らかとなりました。これでは、従来とやり方が変わりません。看板に偽りありです。

 ただし、時間不足で、野党らしい追求が不足気味になり、不完全燃焼でした。もっと論点を絞っても良かったかもしれません。私の秘書は、「もっと厳しく追及しても良かったですね。」と言っていましたが、電話をもらった支持者からは、「大変良かった。内容があった。」という人、「復興に関することただから、政局っぽくやるべきではなく、あのような言い方で良かった。」という人、「時間があればもっと言質を取るようなやりとりをすれば良かった。」という人、様々でした。3月18日の月曜日には、再び予算委員会で質問に立ちます。今話題のTPPの集中審議です。TPP交渉参加反対で一貫している我が党としては、交渉参加表明する安倍政権とは相容れません。今度は、野党色むき出しでがんがんと反対論で押しまくるつもりです。テレビ中継ありです。またまた是非ともご覧下さい(質問をいっぱいやらせてもらえるのはありがたいですし、政策担当でもあり、今度は、小沢代表から、我が党の憲法改正の考え方を整理し、条文化するようにという指示を受けたところでもあり、ややオーバーワーク気味です。信頼いただいてやりがいはあるのですが。このブログは、午後10時に議員会館に一人残り書いています。役所時代と変わりませんね。)。

 それにしても、今日質問に立ったほとんどの人が、仮設住宅で不便に耐えておられる方や被災者に対するお見舞いや亡くなられた方に対する哀悼の言葉を述べていないのが、個人的に気になりました。2年たつ節目の時期なのに。こういうところにも、震災の風化が現れていると言ったら、国会議員に酷でしょうか。

 

震災から2年

2013年03月11日 21時03分07秒 | Weblog
 本日、震災からの2年の式典が各地で行われました。私は、久慈での式典に出席しました。震災があまりにもすさまじいものだったため、今となっては、本当にあったことなのかと、別世界のことのように思えることもありますが、今の被災地の何もない原っぱの風景、仮設住宅で苦労しておられる方々を見ると、本当にあったことなのです。3月11日は当然ですが、この日でなくても、この災害を忘れずに風化させないことが必要です。3月9日には、宮古の水産高校近くの仮設住宅に行って、お住まいの皆様と語り合いました。皆様の今の悲痛な期待は、早く住宅を整備して仮設から終の棲家に移りたいというものでした。なかなか職員が直接出向いての説明もないしどうなっているのかという声を聞きました。その後に宮古市役所に行き、実際のまちづくり・住宅再建に携わっている実務者と意見交換しました。彼らは、人手不足の中で平時と同じ規制に苦しんでいました。皆が復興に向けてあえいでいます。苦しんでいます。 

 3月10日には、国道106号(盛岡・宮古間)の盛岡にある梁川道路の開通式がありました。復興支援道路と位置付けられていて、震災の時に、内陸から沿岸に支援物資等が運ばれ、支援の人が行った道路です。県管理の国道なのですが、国交大臣が来て、道路局長、都市局長、国土保全・水局長、東北地方整備局長が来るという豪華ラインナップでした。ちなみに、国道106号全体も高規格で国直轄で7年で整備されることになります。これらは一期目に私が行った実績ですが、残念だったのは、来賓としての国会議員挨拶が、階議員と鈴木議員で、私は紹介のみだったことです。こういうところに、小選挙区当選かどうかの差が現れるのですね。臥薪嘗胆の気持ちをいやが上でも忘れないこととなります。

 さて、その後は、久慈に行って、後援会総会・国政報告会を行いました。選挙の後時間が経っているにもかかわらず、250人以上の人に集まっていただきました。久慈の人は、日頃から、本当に我が事のように、耳に痛いことも含めて率直にアドバイスしてくれます。地元ならではのありがたいことです。今後とも、前向きな御指導よろしくお願いいたします。

 3月13日には、予算委員会で復興をテーマとした集中審議があります。安倍総理以下閣僚が勢揃いです。NHKのテレビ中継有りです。私が質問に立ちます。午後4時30分から午後5時までの30分間質問を行います。だいたいの質問項目はできました。今、原稿もつくっているところです。明日、役所にレクをしたり、やりとりの検討をしたりして、細部を詰めて参ります。皆様、是非ともご覧下さい。

議院運営委員会で日銀総裁候補の黒田氏への質問に立ちました

2013年03月05日 08時47分25秒 | Weblog
 昨日、議院運営委員会で、日本銀行総裁候補である黒田氏に質問に立ちました。
 私が見極めたかったのは、金融緩和のみでデフレ脱却が可能と考えているのか、つまり、貨幣数量説に依拠している人たちのように、あるいは、強いインフレターゲット論者が主張しているように、お金をどんどん出せば、デフレ脱却になると単純に考えているのか、金融政策の意義は何なのか、日銀の独立性についてどう考えているのか、ということでした。
 黒田氏は、大胆な金融緩和が必要とし、これまでの金融緩和は必ずしも十分ではなく、量的にも質的にも効果のある金融緩和を工夫しなければならない、という認識でした。この点は、金融緩和のお金が、有効需要がなく、国内に流れなかったのが問題との私の認識とはやや異なりますが、長期の国債を買うことを増やすこと、外債購入には否定的だったこと、もちろん、金融緩和だけでデフレ脱却の成果が上げられるわけではなく、需要を生み出す財政政策、成長戦略が必要であることとも言っていたので、許容範囲かなとは思いました。いずれにしても、金融緩和の意義は、これのみにより直ちに物価を上げることにあるのではなく、「強いコミットメントをマーケットに伝えることで、物価上昇の期待をつくることが金融緩和の効果をより強くする。」という考えでした。その答えを踏まえて、私は、強いコミットメントという意味では、できるだけ早く2%の物価上昇を実現するのでは不十分で、そう言うのであれば、明確に期限を述べるべきだとたたみかけました。これに対しては、2年程度で物価目標を達成すると明言しました。
 また、現行の日銀法は尊重し、財政ファイナンスを否定するという趣旨の発言をしました。これは、政府の一方的な金融緩和に無条件で応じると、国の借金のための国債を日銀が買い続け、政府の借金を永久に肩代わりすることにつながり、財政的にまずいのですが、これに対しては否定的な考えを示したわけです。
 日銀法の改正について、目標設定を政府が一方的に行い、中央銀行に指示できる形にすることは、世界的な潮流からは主流ではなく、中央銀行と政府が協議して決める例が多い、と述べました。
 全体的には、地に足がついた感じの受け答えでした。我が党は、明日、党内の賛否の議論を行います。

総合政策会議で小沢代表の憲法論を聞く

2013年03月01日 15時11分09秒 | Weblog
 昨日の党の総合政策会議で、総合政策会議副議長である私が企画と司会と行い、小沢代表から憲法の理念を聞く機会を持ちました。最近、憲法改正について、護憲か改憲かという上っ面な二元論がまかり通り、安倍総理も精神論的な面から改憲を唱えているような風潮の中で、憲法というものの根本原理を押さえつつ、現実を踏まえた地に足がついた形での議論が必要だという問題意識に基づくものです。もちろん、憲法論議にタブーがあってはいけません。
 小沢代表は、「日本国憲法は、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義・国際協調という4つの基本理念があり、これを変えようとする議論は憲法改正とは言わず、全くの革命的なものであり、憲法改正の限界を超える。この4つの理念を踏まえつつ、必要があれば時代に合わせて個別論を議論するのは適切である。いずれにしても、全く変えないとか、現行憲法は、占領下でつくられたのだから、全面的に見直すべきだという極端な議論に与すべきではない。」という趣旨の話をされました。真にまっとうな考え方だと思いました。情緒的な憲法議論にしっかり立ち向かってまいります。

 さて、3月4日議院運営委員会で、今話題の日本銀行総裁人事の議論が行われます。私は、総裁候補である黒田氏(元財務省財務官、アジア開発銀行総裁)に質問することになりました。日銀総裁については、私の問題意識としては、金融緩和の効果、日銀の独立性についてのスタンス等について黒田氏がどう考えているのかが興味があります。金融緩和には反対するものではありませんが、金融緩和をすれば経済的にうまくいくという単純な「リフレ派」とは違うスタンスを取っているのかどうか見極めたいと思います。

 最近は、政策担当として、幅広くオールラウンドに国会活動をしているところです。