畑こうじ情熱ブログ

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委員会のあり方

2010年10月20日 11時28分54秒 | Weblog
 委員会のあり方について思うことを今回も書きます。
 それは、総務委員会です。総務省を所管する委員会ですが、総務省の所掌範囲が広いため、法案の性格も異なるものが混在していて、一定の期間の会期の中ではさばききれない事態になっているのではないかという気がします。
 放送、通信、郵政、公務員制度、行政監察、地域主権、地方財政、地方税等多岐にわたっています。だから、地域主権関連法案も郵政改革関連法案も審議できずにここまできています。
 総務分野は、大きく分けて3つの分野に分かれます。一つは、旧自治省の所管する地方自治分野です。この分野には、地域主権、地方財政、地方税があります。二つめは、旧総務庁の所管する行政管理分野です。この分野には、公務員制度、行政監察があります。三つめは、旧郵政省の所管である放送、通信、郵政です。このうち、特に三つ目の旧郵政省分野は、前の二つと比べて、同一性が薄い分野だと思われます。
 であれば、この分野について特別委員会をつくって審議の充実を図ったらいかがでしょうか。特に郵政改革関連法について審議する特別委員会をつくるべきです。前の会期の時には、郵政改革関連法案についても短い審議時間で強行採決したと批判されました。であれば、十分な時間をとって審議するためにも、特別委員会の設置が適当だと、私は考えます。

 特別委員会を増やせないというのであれば、現行の特別委員会を見直すべきです。青少年特別委員会は必要には違いありませんが、厚生労働や文部科学から切り分けて緊急に設置すべき必然性は現段階であるでしょうか。

 このようになっているそもそもの原因は、総務省の構造が素直でないことにあります。橋本内閣の省庁再編の時に、省の廃止の可能性が高く、他のどこともくつつくことができなかった郵政省が、窮余の策として総務省に加わったのが実態でしょう。

 また、長期的には、委員会の省別のくくり方がはたして適当かどうかの議論も必要でしょう。

予算委員会のあり方

2010年10月17日 17時34分20秒 | Weblog
 秋めいてきましたが、皆様お元気でしょうか。
 岩手2区は広い選挙区なので、全域にわたって4カ所程度の会合があるとそれだけで一日が終わります。昨日は、朝、葛巻町で森林感謝の集いがあり、その後、滝沢村のある町内会での敬老の集い、そして、盛岡での社会保険労務士政治連盟での国政報告会、そして、最後は、田老での東部郵便局長会の懇親会と回りました。朝8時に自宅を出発して全走行距離400㎞で、帰宅は午後11時でした。
 森は、黄色く色づき始めてきました。本当に岩手は美しいと感じる時期です。

 さて、国会も予算委員会が終わり、いよいよ論戦の場が各委員会に移ります。私は、新体制では予算委員会からはずれました。これまでテレビに映っていたにもかかわらず、10月からは映らなくなったと感じた方がおられると思いますが、そのような事情ですのでご容赦下さい。

 会合では、予算委員会の議論がみっともない、情けないという声が多かったです。質問もパフォーマンス、揚げ足取り、悪口に終始していて、答弁も明確ではないことが、そのような批判の原因と思われます。予算委員会のあり方については、私も考えがあります。
 
 予算委員会は、予算を審議する委員会という建前にもかかわらず、各委員会に属しない事項や総括的な事項、基本的な事項を審議するいわば「総括委員会」になっているのが実態です。であれば、予算委員会とは別に総括委員会を設けるべきではないでしょうか。そして、予算委員会は、大抵の質問相手は、総理大臣、官房長官ですが、質問通告がないにもかかわらず、全大臣の出席が義務付けられています。はっきり言って無駄です。答弁要求のなされていない大臣を張り付けずに必要な仕事をしてもらえばいいのです。予算委員会開催中に関係のない大臣は、国際会議にも出られることになるわけです。予算委員会の権威を見せつけているとしか思えない慣行です。

 補正予算の審議が10月末から予算委員会で行われることになります。予算についての身のある審議が行われることを望みます。