畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

びっくり、突然の出番~倫理選挙特別委員会

2010年05月24日 17時35分07秒 | Weblog
 私は、倫理選挙特別委員会という公職選挙法関係と政治資金規正法関係を扱う委員会にも所属しています。この委員会が先週金曜日、本日ともめました。
 案件自体は、国会議員の選挙等の執行経費の基準に関する法律の一部を改正する法律案という技術的な法案ですが、自民党は、この法案の審議と政治と金をめぐる参考人招致やインターネット選挙についての公職選挙法改正案をセットでリンケージさせようという主張でした。
 ちょっと内容が関係ないのと、参議院議員選挙を考えるとこの法案は早く結論を出さなくてはならないもので、彼らの主張には無理がありました。そして、金曜日には審議中にもかかわらず、理事が委員長席につめより、このことを強談したのです。
 本来、この法案の審議中に勝手につめより、威圧的に法案とは関係ない件について、自分たちの進め方の希望を通そうというのは非常識ですが、それでも、牧野聖修委員長は、理事会で別途協議すると言って引き取ったのです。さらに、本日は、委員会冒頭で全委員の前でその経緯を説明し、自民党の要望に対しては今後とも努力することを約束したのです。
 しかし、自民党は、それでも納得せずに委員長解任決議案を出したわけです。委員会は暫時休憩で、理事会が再び開かれ、その扱いを協議しました。
 委員会で討論の必要性が生じ、私が反対討論をやってくれと言われました。びつくりです。委員会再会、討論開始の5分くらい前のことだったのです。
 何とかこなしました。手書きでメモくらいの発言内容を1、2分で用意してぶっつけ本番でやりました。やればできるものですね。普通の会議ではともかく、国会でぶっつけ本番というのはめったにないことでしょう。
 もうこわいものなしです。それにしても、私は新人理事ですが、自民党のしたたかさ、手練手管、あの手この手のやり方に対する対応の勉強になりました。いい経験でしたが、委員長と筆頭理事には本当にお疲れ様でした。
 

共同政策形成~交通基本法小委員会始まる

2010年05月21日 05時36分21秒 | Weblog
 昨日、国土交通議員政策研究会交通基本法小委員会の第一回の会合を行いました。私が座長に就任いたしました。
 来年通常国会に交通基本法を政府は提出する予定で、交通基本法の内容の整理は夏の予算概算要求の時期頃までに行うこととなってます。これに向けて、国土交通省とキャッチボールをしながら、提言をまとめていくための作業となります。まさに政治主導の一環の役所との共同作業の試みとなります。
 政策会議は、政務三役側から決まったことが伝えられる場、ガス抜きの場となっているという批判もありました。議員政策研究会は議員側の勉強の場という色彩が強いものです。政策形成に関与する体制が不十分であるとの思いは私にもありました。
 このような問題意識を踏まえて、議員政策研究会の下にテーマを絞って政策形成に参画していく試みとして小委員会を置くこととし、国土交通分野におけるその最初の小委員会が、交通基本法小委員会なわけです。
 基本法は、政治家が政策形成に参画するにふさわしいテーマです。移動する権利の位置付け、交通手段のベストミックス、地域公共交通への支援の拡充、環境時代の交通・物流のあり方、少子高齢化時代の国土・地域・都市構造を踏まえた交通体系のあり方等多様な論点があります。まさに交通分野の憲法とも言うべき法律となるものです。
 これまでの国土交通行政は、旧建設省分野、旧運輸省分野、さらにはその中でも、道路局、港湾局、鉄道局、航空局、自動車交通局と各分野毎に縦割りでした。そして、これまでは建設に偏っていて、現在は、公共事業不信に偏っている傾向があると感じます。縦割りを打破した総合行政の確立、整備と有効利用のバランスの確立という実は国土交通行政のあり方とも骨太のテーマとも関わる政治主導で取り組むにふさわしいテーマでもあります。
 今回は三日月国土交通政務官から政府側の検討状況と考え方を聞いた上で意見交換しました。大変率直で有意義な意見交換ができました。進め方、論点について共通の認識を持つことができました。これから週一回程度開催していきます。今後、有識者、利用者、地方公共団体、事業者等の意見を聞き、国土交通省の検討状況の深まりも踏まえて提言をまとめていければと考えています。
  

国会ほど非効率、官僚主義

2010年05月18日 19時52分05秒 | Weblog
 本来は、今日午後1時に始まる予定だった本会議が、午後8時40分開始に延びまして、今待機中です。これから4、5時間かかるので今日は午前様です。
 なぜ、このようなことになったかというと、自民党が環境委員長の解任決議案を出すからとのことです。
 出すなら、早く出せばいいのに、ここまで提出を伸ばしたというのは理解できません。いやがらせでしょうか。事務職員にも迷惑な話です。
 解任決議案の提出から2時間後が本会議開始時間になるのです。皆さんは、不思議でしょう?提出を遅らせてさらにそこから2時間開始までかかるわけです。
 印刷物の作成に2時間はかかるという慣例からです。本当は、物理的にそんなにかかるわけはありませんが。
 委員会、本会議の開催は、いちいち国対、理事会でその都度かけひきで決められますし、国会は最も非効率性と官僚主義が現れている組織だとつくづく感じます。
 これを改善しようというのが、小沢幹事長、そして、民主党の方針です。審議するかどうかでもめている政治主導法案、国会改革関連法案は、その第一歩となるものです。我々は、参議院議員選挙のマニフェストで、かけひきの政治を改めて、当たり前の効率的な政治が行われるようにするために、根本的な国会改革をしっかり位置付ける予定です。
 

民主党は新人も発言し、それが尊重されます

2010年05月14日 11時33分38秒 | Weblog
 マニフェスト作成に向けての研究会の報告書が10日にマニフェスト企画委員会に提出されました。私は、成長・地域戦略研究会の事務局長補佐という役目をいただき、この研究会の役員会と総会に参加し、意見を何回も述べさせていただきましたし、意見書も数回出しました。
 私の意見は、総合的地域政策の柱を立てること。これまでの民主党の地域政策は、農業の戸別所得補償しかないという状況だったと思います。その他も高速道路無料化などのパーツはありましたが、総体としての理念がなかったことが問題でした。経済政策、国土政策、環境政策的観点からの総合的地域政策がなかったわけです。自然エネルギーの活用、一次産品の加工流通、観光、中小企業対策、商店街対策、都市戦略等が欠けていたわけです。これらをしっかり位置付けてほしいという意見を強く主張しました。
 さらには、総合的交通政策の柱を立てるべきという意見を出しました。高速無料化、地域の公共交通の支援の充実の必要性がありますが、これらは総合的交通政策の議論がないことで不十分な実施にとどまっているのが現状です。交通基本法の中で是非とも適正な交通体系の議論を行うべきです。
 また、公共事業については、目の敵にするだけでは生産的ではありません。予算が限られた時代であればこそ、透明かつ適正な手続で必要な新規投資と更新投資を行う体制をつくるべきです。不必要な事業をやめることは当然ですが、そのための基準と手続を明確化した上で行うべきです。八ッ場ダムの中止の迷走の本質はここにあると考えます。

 以上が私独自の意見の本質です。これらがいずれも取り上げられ、報告書の柱となりました。大変やりがいのあり、かつ、楽しい作業でした。この経験からしても民主党は、一年生にも自由に発言させ、その内容がまともならば取り入れてくれます。非常に政策について自由な議論をさせてくれる政党だと感じました。

 政策会議、議員政策研究会、各種勉強会等に多くの新人が参加し(参加メンバーの大部分が新人である会合も多いです)、がんがん発言しています。民主党はいい政党だとつくづく思います。

自民党の真の姿

2010年05月13日 13時59分32秒 | Weblog
 終盤に向けて緊迫の度合いが高まってきた国会です。昨日の内閣委員会での採決をめぐってはごたごたがあったところです。三宅雪子さんが自民党代議士につきとばされて怪我をするという事態も発生しました。誠に遺憾なことです。これから始まる本会議では、内閣委員長の解任決議が野党側から出される見込みですが、何を言わんかという感じです。
 彼らは、審議不十分と言っているようですが、何と一ヶ月以上もかけて数十時間もかけた審議を行ってきている案件です。不思議としか言いようがありません。
 ちなみに、私の所属する国土交通委員会においては、採決のある時は別として普段の質疑の時には、自民党側の出席者は、理事の2名程度しかいないことも多いです。それ以外の委員はたまに来てちょっと出てということも多いのです。民主党側は、当然のことながらいつもほとんど全員しっかり出席しています。私は、この状態が不思議でなりません。
 これまでの自民党は、国会審議は形式的なものとしか考えていないのではないかという思いが頭をよぎります。このようなことを棚に上げている自民党です。本当の姿を国民の皆さんに知って欲しいという思いです。

議連について思うこと

2010年05月12日 18時40分17秒 | Weblog
 国会には、政策分野に応じて任意、非公式の集まりである議員連盟(議連)というものがあります。あまりに多すぎて全貌が把握できないほどです。
 似たような議連もたくさんあります。例えば、住宅政策関係では、健康省エネ住宅を推進する議員連盟、環境・省エネ住宅政策を推進する議員連盟とあり、これらの違いは良くわかりません。議連は、結局は人的つながりや団体とのつながりでできているので、同様な分野でもいくつかの議連ができるのでしょう。
 ただ、実際には有識者や役所を呼んで話を聞くという似た活動は、議員政策研究会で行っているわけですので、議連は団体の意見反映の色彩が強いと思われます。
 様々な主体の意見を踏まえての正規の政策議論は、各委員会の議員政策研究会が主体となるべきだと私は考えますので、議連の乱立についてはいかがかなという思いを持っています。
 全体の議連の全貌がわかっていれば興味のあるものに厳選して入ることができるのですが、五月雨式に議連ができてくるものですから、これに入らなくても良かった、あるいは、これは入れば良かったと後になって後悔するものもあります。議連は月々の会費が必要なものが多く、給料から天引きされる額の多さに愕然として、どれかを止めて整理したいと思っても後の祭りなのです。

明日午後7時からFM岩手を聞いて下さい

2010年05月08日 20時01分53秒 | Weblog
 5月3日に久慈で、「憲法ミーティング・イン・久慈」が開催されました。憲法についてのクイズ、シンポジウムというイベントです。そのシンポジウムに私が出ました。それが明日午後9時からFM岩手で放送されます。
 シンポジウムは、地元の高校生が素朴な憲法問題についての提起を行い、それに対して、私と弁護士が答えるというものです。
 論点となったテーマは、「高校まで無償化されたのはうれしいが、いっそのこと憲法改正をして高校まで義務教育とできないのか。」と「憲法25条で、最低限度の生活を保障しているが、派遣労働やワーキングプアの問題がある。実際にはこの規定は守られていないのではないか。」というものでした。
 なかなか憲法の理念と実際のそごを問う面白いテーマでした。
 この答えについては、明日のラジオ放送をご期待下さい!

育メン発進!

2010年05月07日 12時37分09秒 | Weblog
 本日の岩手日報に、私が育メンキャラバンの一員として参議院議員選挙の応援に飛び回る旨が書かれてありますのでご覧下さい。
 「育メンキャラバン」とは、男性若手衆議院議員が中心となって組織し、全国の激戦区の応援に駆けつけるものです。そして、「育メン」とは、(イケメンではありません。)育児経験のある男性ということなのです。
 ちなみに、私は、40歳以下の青年局所属とも言えませんし、子供が高校生なので、育メン卒業者となりつつある年齢なのです(46歳です。)。同僚の新人議員は若い人が多いのですが、彼らからは30台半ばから40歳前の年齢に思われるような外見なのですが、実は年をくっているのです。
 なので、やや気恥ずかしさもありますが、厳しい参議院議員選挙に向けてがんばります。
政治家は、選挙と政策のどちらにも強くなければなりません。政策については、マニフェスト企画委員会事務局次長、選挙は育メンキャラバン東北ブロック長と、両面の活躍の場をいただいていることにありがたく思う今日この頃です。

みんなで考えよう、基地問題

2010年05月06日 20時45分41秒 | Weblog
 沖縄に行った鳩山総理、住民からの反応は厳しいものでした。
 今回の普天間問題についてはいろいろやり方はあったでしょうが、総理を批判しているだけでは、無責任ではないでしょうか。難しい三元連立方程式を解くような案件です。総理は真摯な思いであることはわかります。いろいろな知恵を出してみんなで支えようではありませんか。
 日米安保、基地の存在、それを認めるのが現実的な方策ですが、そうであれば、沖縄にのみ負担を押しつけるのではなく、みんなで分かち合うことを考えるべきです。それがいやなら、日本の安全保障について、自国だけで対応する道を選ぶのか。今回は、このような根源的な議論に一石を投じたのではないでしょうか。
 うちに基地は来てほしくない、という意見も沖縄の隣の県でもありましたね。そうであれば、彼らは沖縄に基地が集中している現状にどう答えるのでしょうか。
 ちなみに、私の選挙区では、基地を受け入れてもいいという意見の人が何人もいました。 私は、基地を受け入れる地域に相応の優遇措置を与えるべきだと思います。それは、従来のような地方公共団体への補助金ではありません。直接、住民のメリットになるような優遇措置であるべきです。それは、税金を思い切ってただにする、免税にすることしかありません。さらに、医療費負担、年金保険料負担をなしにしてもいいと思います。そのために、当該地域を総合特区とすべきです。これまでの特区は、規制緩和措置が中心でした。民主党の成長戦略のマニフェストの議論でも、大都市を特区にすべき、法人税を低減すべきとの議論はありますが、私は、基地特区こそ必要だと思います。基地を受け入れてもらうためには、かなりの危険と負担を背負う当該地域に相応の敬意を払い、メリットを講じなければならないと思うのです。