畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

映画「待合室」を見ました。

2006年05月27日 15時54分40秒 | Weblog
 本日、「待合室」を見ました。いずれ全国でロードショー公開されると思いますが、現在、岩手県内で先行上映会が行われています。久慈市文化会館アンバーホールでの上映会に行ってきました。これは、岩手県北の小さな駅(いわて銀河鉄道小繋駅(一戸町))の待合室に置かれた「命のノート」、それに返事を書き続ける一人の女性を主人公にしたヒューマンな物語です。そのノートは、待合室を訪れる旅人や地元の人が、心にある思い、喜怒哀楽を書き綴ったものです。その女性(おばちゃん)の励ましの言葉は待合室を訪れる旅人たちの心を解きほぐし、生きる希望を与えています。
 実は、この映画については、私としても別の感慨もあります。私は、昨年、1月から政治の世界に入り、活動を始めたばかりの頃、この映画のロケが行われている現場を通りかかったのです。その頃の慣れない不安な気持ちと、この物語の内容がオーバーラップし、胸が熱くなりました。映画の画像も、私の故郷岩手県北の美しい風景を、スローでレトロな雰囲気とともに堪能できます。
 皆様にも御覧になっていただきたいと思います。「一生懸命生きて下さい。いつか必ずいいことがありますから、、、、」という「おばちゃん」の励ましは、映画を見終わったとき、きっと皆様の心に深く響くと思います。

自己責任について

2006年05月20日 15時02分39秒 | Weblog
 私の住んでいる久慈市の行政無線について気にかかることがあります。朝は、7時と8時の2回音楽が流れます(もちろん、昼と夕方にも流れますが)。そして、「空気が乾燥しているので火の取扱に注意しましょう。」とか、「農作業においては農業機械の取扱に注意しましょう。」などとという放送が頻繁に流れます。このようなちょっと自分で気をつければいいようなことまで頻繁に放送するのはいかがかなという気がするのです。本来、行政無線はとは、火事が発生した、津波のおそれがある、土砂崩れのおそれがあるなどという場合の緊急の連絡として適時適切に使用すべきものではないでしょうか。
 私は、このことで思うのは、日本社会及び日本の行政の過剰なおせっかいについてです。小沢一郎代表は、かつて出版した日本改造計画の冒頭で、アメリカのグランドキャニオンには安全柵がない旨書いておられます。ドイツでは、冬、湖が凍ったときには、「危険!立ち入り禁止」ではなく、「自分の責任で立ち入るべし。」という立て札が出ます。しっかりとした自分の判断で行動をとるのが、成熟し自立した国のあり方だと思います。逆に、そのことが行政のコスト低減にもつながるのです。多様な価値観を尊重する成熟した社会における自己責任とは何かを考えさせられます。

岩手にはクラシックが似合う!

2006年05月15日 18時07分57秒 | Weblog
 緑がまぶしい季節になりました。日常活動で歩いていると、本当に美しいなぁーと感じます。車で移動するときに、よくクラシック音楽を聞くのですが、なぜか、県北・内陸の風景にぴったりするのです。新聞で、「岩手の風景にはクラシックが似合う」と書いてあったのを読んだ記憶がありますが、まさにそのとおりだと感じます。この季節、ベートーベンの交響曲第6番「田園」がぴったりと合いますね。ところで、なぜ、岩手にはクラシックが似合うのでしょうか。思うに、岩手の風景が雄大で、美しく、牧歌的で、クラシック音楽発祥の地であるヨーロッパに似ているからではないでしょうか。特に、岩手県北は、酪農が盛んで牧草地も多いです。そして、高い山も少ないなだらかな地形が多いです。「岩手県北はヨーロッパだ!」と言いたいと思います。ヨーロッパと言えば、伝統を尊重した共生の社会を理想としています。アメリカのいきすぎた弱肉強食の考え方とは一線を画しています。なかなか時間がとれないのですが、今、一番やりたいことは、この自然の中での山歩きとクラシック音楽のコンサートに行くことです。岩手を大いに楽しみたいものです。

高速道路について

2006年05月05日 14時50分09秒 | Weblog
 先日5月3日に、滝沢及び久慈で街頭演説会を行いました。久慈から滝沢に高速で行ったのですが、滝沢料金所で出るのに大渋滞で、時間通り到着できるかひやひやしました。しかし、一方、ETC専用の出口はがらがらですいすい車が走り抜けて行きます。何となく釈然としないものを感じました。行政がETCを政策的に誘導しようとして、料金所や料金も含めて様々な優遇措置をとっています。しかし、それにもかかわらず、なかなか普及しないのも事実です。私は、有料制度を維持したままETCの普及を図るというのは小手先の政策のような気がしてなりません。料金所渋滞に対して有効なのは、高速道路無料化ではないでしょうか。そもそも高速道路無料化は、物流や行楽のための移動コストを下げて、地域の活性化のためにも大変有効なのです。高速道路で東京まで行くと、通行料金だけで新幹線料金と同じくらいかかるのは非常識なことです。私はドイツに赴任していましたが、ドイツのアウトバーンは無料です。フランスの高速道路は有料ですが、それでも日本円で100円くらいの通行料金です。本来、高速道路のような基幹的な社会資本整備は、国直轄で行うべき分野なのです。かつての道路公団とか、今の高速道路株式会社のような主体ではなくて。私は、あるべき国と地方の分担論を主張してまいりたいと考えます。