畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

復興が遅いと言われる中で、私が打ち込んだ三陸沿岸道路は順調に進んでいます。

2013年02月20日 11時21分09秒 | Weblog
2月10日、田野畑村の国道45号 尾肝要トンネル貫通式に出席してまいりました。
尾肝要トンネルは、東日本大震災の復興道路として整備が進む三陸北縦貫道の一部である尾肝要道路(約4.5Km)のうち約2.7Kmを占めるトンネルです。
田野畑と巣合を結ぶこの区間の道路は、急勾配、急カーブが連続して危険な上、冬には積雪や凍結などのために更に条件が悪化する難所であり、トンネル完成は地元住民の悲願でした。このトンネル完成により、沿岸の広域的な連携ができるようになり、田野畑村から久慈市、宮古市の病院への患者搬送の円滑化など、まさに命の道としての効果が期待されます。
私はこれまで、国会質問で何度も取り上げ、更に政務三役(大臣、副大臣、政務官)との直接折衝や国土交通省道路局への打ち込み、知事へのバックアップなど、国土交通省出身であることを最大限に活かし、ありとあらゆる手段を駆使して実現に向け働きかけてまいりました。
実は尾肝要道路は、今から7年前の2006年3月30日に事業決定しています。しかし、2009年の政権交代まではほとんど何の動きもなく遅々として進んでいませんでした。それを、私が衆議院議員となってから、公共事業全体の予算が減らされる中にもかかわらず、2010年11月には、2013年度から供用(開通)されることを決定させ、大震災からの復興のリーディングプロジェクトとして事業が更に加速し、その結果、今回こうしてトンネル貫通というひとつの形となりました。早期実現の力になれたことを大変うれしく思います。
以前にもお伝えしましたが、三陸沿岸道路は、全線開通まで10年かかるところを「それでは遅すぎる、復興が加速しない」と私が強く楔を打ち込み、7年で全線開通することになったものです。
これからも、数少ない国土交通省出身議員の強みを活かして、地元の復旧、復興のために全力を尽くしてまいります。どうか遠慮なくご意見、ご要望などをお聞かせいただければと思います。

安倍総理と初対決。本会議の代表質問に立ちました。

2013年02月06日 15時21分34秒 | Weblog
 昨日、補正予算の審議が始まり、その皮切りとして本会議の代表質問を私が行いました。安倍総理の経済政策(いわゆるアベノミクス)の問題について指摘し、基本的には、補正による経済対策の方向性には反対しないものの、公共事業のチェックシステムについてただし、公共事業費については、急激な積み増しとその後の反動による急激な減少は問題である立場から、持続可能で国土政策的に適切な水準の公共投資を中長期的に続けていくべきであり、その水準とはどの程度を考えているのか、と質問しました。また、最大の経済対策は、地方が地域の実情と必要性に応じたお金を自由に使えるようにすることです。そのような観点から、25年度予算で一括交付金を廃止して、ひも付き補助金を復活させることは改革の逆行であることを、やや辛辣な言い方で指摘して攻めました。震災復興の加速については、予算を付ければいいというのではなく、むしろ、規制の問題が大きいことを被災地議員の立場から、具体的事例に則して指摘しました。そして、岩手県や地元市町村からも言われていることですが、所有者不明土地等に関する特別措置や土地収用の迅速化等、平時とは異なる規制のあり方が必要であると、ただしました。本会議なので、討論型ではなく、言いっぱなし、答えっぱなしなので、総理は、具体的政策には踏み込まない無難な答弁に終始しました。私の質問に限らず、安倍総理は、無難で波紋を呼ばずに、短時間で終わる答弁に終始していて、予定の会議時間よりかなり早く終わることが多いです。ただし、「アベノミクスがアベノリスクになりかねない」、とか、「族議員がはびこる古い自民党への先祖返りを危惧する」といった刺激的な攻め方をしたため、議員席からはごうごうたる野次を受けました。めぐさいことは嫌われるのが私の地元ですが、内容は建設的にしながら、野党らしい言い方も交えた質問にしてみました。いかがだったでしょうか。