畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

枝野官房長官来訪

2011年05月23日 18時15分39秒 | Weblog
 昨日は、枝野内閣官房長官が来訪しました。三沢空港に降りて、久慈、野田、普代、田野畑、田老と二区内の沿岸部を回って盛岡から帰られました。避難所でも皆さんの不満を受け止めて、心ある対応をしていただきました。
 バスの中で、枝野官房長官には、単なる通行量の観点ではなく、道路の二重構造、災害に強い道路という観点からも、三陸縦貫、三陸北縦貫、八戸久慈道路という三陸沿岸の高規格道路等の整備が急務であることを訴えました。枝野官房長官は、「フル規格ではなく、対面通行の整備という現状のやり方であるのであれば全く問題ない、ともかくネットワークを早くつなぐということが大切なので、どんどんやるべきだ。」と言ってくれました。次に東北地方の高速道路の無料化について、新聞記事に載っているような、「被災者だけを対象にするのではなく、復興支援の観点からは全車対象とすべきである。しかも、できるだけ早く始めることが必要。」と言ったところ、私も全く同じ気持ちを持っているとの答えでした。さらに、今後、単なる復旧ではなく、創造的復興という考えを取ったり、高台移転も含めて新しい街をつくるという発想を取ったりした場合に、道路の付け替え、新設、防潮堤の嵩上げ等現行では対応できない財政的支援の拡充がさらに必要となると思われるので、今後の検討方よろしく願いたいと申し上げました。
 枝野官房長官は、地域により多用な事情があること、この地域のインフラ整備の必要性について理解して帰っていただいたと思います。

復興四大委員会所属

2011年05月19日 09時48分33秒 | Weblog
 昨日は、予算委員会の災害視察に参加して、宮古市田老と釜石を視察しました。4月29日の予算委員会の質問に立って以来、そのまま当面被災地議員として予算委員ともなっております。また、今度震災復興の特別委員会ができますが、この委員にもなることになりました。ちなみに、委員長は、岩手3区の黄川田議員です。かねてから、復興特別委員会ができる場合には黄川田議員が委員長にふさわしいと思っていましたが、まさに適任だと思います。昨日視察に参加した菅総理に近い議員からも、「最近人事でたたかれることが多いが、久しぶりにナイスな人事ですね。」と言っていました。私自身は、この他に従来から国土交通委員と災害対策特別委員も務めています。まさに復興に大変いい4委員会のポストをいただきました。
 予算を編成する予算委員会、復興基本法制や復興支援法制を策定する復興特別委員会、当面の災害復旧対策を策定する災害対策特別委員会、インフラ整備や移転、土地利用計画等の具体的な復旧復興施策を策定する国土交通委員会と、復旧復興の局面で全てを網羅する仕事に携わることができます。「全ては地域のため!」にがんばります。

炊き出しボランティア in 陸前高田 

2011年05月14日 20時59分54秒 | Weblog
 本日は、陸前高田の避難所となっている高田第一中学で炊き出しボランティアをしてまいりました。一戸町商工会の一行とともにです。一戸商工会長が私の一戸後援会長であることもありともに行ってまいりました。実は、私が陸前高田に行くのは始めてでした。街全体が壊滅し、さらに、これまで陸地だったところが沈み海になっていました。壊滅した市街地も昨日の雨のせいか水没していました。全体的に陸地が沈んでいることが実感できました。これでは、旧来の土地に復帰することはかなり困難だと感じました。

 避難所では、この状況から脱出して仮設住宅に入れるのはいつなのか、その後の生活の展望が見えないという不安が言われました。岩手県では、仮設住宅には7月初めまでに入れる段取りで進めているということを申し上げました。市が当面の業務で多忙なせいか、市から十分な情報が得られていない感じでした。また、避難されている方と自宅にいる方との溝もあるようです。壊滅した陸前高田市役所に的確な対応を求めるのは酷なので、この点は他の市町村や県、国の機関がしっかりサポートすべきだと思います。山田町の避難所でも仮設住宅についての不安について訴えられました。的確に情報が届くシステムが必要だと思いました。


松本大臣訪問

2011年05月13日 08時32分01秒 | Weblog
 松本防災担当大臣には、4月に岩手に来ていただいた時に、「いつでも大臣室に来いよ。いろいろ言ってくれ。」と言っていただいたので、昨日、訪ねてみました。松本大臣は、阪神・淡路大震災の時に、国会議員側の対策プロジェクトチームにおられて、私は、建設省近畿地方建設局にいて最前線で実務にあたった立場から、今回の良い点、問題点等について比較検証しつつ議論ができました。

 なお、松本大臣からは、「暑くなる前に今の避難所の環境からより良い環境の場所に二次避難することも考えなければならない。どうか。」という問いかけがありました。私は、「自分の住んでいたところから離れるのは、いずれ戻るという前提があっても、難色を示す人が多い。今後働く場所を考えてもコミュニティとしての維持を考えても、相当期間別の場所に行くということはなかなか難しいのではないか。」と答えた上で、「別の温泉地などの環境の良いところに、疲れをいやしに短期間行ってもらうという手法を多用してもらえないか。」と提案しました。

 避難所の方々にできるだけ早くより快適な生活に移っていただくこととガレキをまずは片付けてまっさらに近い状態にしていくこと、これが達成できなければ復興への道筋が見えてこないことは確かです。

三陸鉄道支援に国土交通委員会で前向きな答弁を引き出す! 

2011年05月12日 10時55分54秒 | Weblog
 昨日は、国土交通委員会で質問に立ちました。取り上げたのは、東北地方の高速無料化、首都機能分散、三陸鉄道再建の支援拡充でした。
 東北地方の高速無料化は、4月29日の予算委員会で菅総理から、「東日本を元気にするための極めて有力な選択枝」との答弁があったことを踏まえて質問しました。思ったより慎重な大畠国土交通大臣の答弁でしたが、いろいろな現実的財源方策、範囲、実施時期等を実務的に検討を進めているということはわかりました。やることは既定路線ですが、全部をやるとは今は断言できないという感じでしょうか。私の後に自民党の福井照議員からも、東北地方の高速無料化についてそろそろ決断すべきだという質問がありました。4月27日の国土交通委員会では、公明党の高木議員から、システム変更の期間2ヶ月を短縮して行う提案もありました。民主党、自民党、公明党と賛成の輪が広がっているのはありがたい限りです。

 三陸鉄道の再建支援については、津川政務官より、「現行法だけでは不十分ではないかという御指摘、全く同感です。国としても、現行法にとどまるのではなくて、本当に三陸鉄道をしっかりと復旧復興させていくために国としてできることについて積極的に検討させていただきたい。」と満額の回答を引き出しました。

 今回の質問は、議論するとか、自分の提言を披露することよりも、当局の前向きな答弁を引き出すということを心がけました。委員会でのやりとりのニュアンスは、東北地方の高速無料化等、慎重に聞こえた部分もありますが、今議事録を見てみて、文章になっているのを見ていますが、割といい答弁が引き出せているなという感じです。東北地方の高速無料化について、河北新報の記者が前向きな答弁でしたね、と言っていることがわかりました。また、本日の岩手日報には、私の質問を取り上げ「現行法の枠超え三鉄支援」と大きく書いてありうれしくなりました。
 何回も質問に立つことが多くなったので、質問のやり方もバージョンアップしている今日この頃です。

畳搬入

2011年05月06日 21時17分22秒 | Weblog
 この連休は、畳搬入の活動をしました。避難所は、体育館の床の上に断熱材をマット代わりに敷いているところもあります。そのような中の山田町の避難所から、畳がほしいとの情報が入りました。また、宮古市では、ボランティアに来てくれている人たちの宿泊所のための畳がほしいとの依頼がありました。

 ちょうど、タイミング良く、京都の寺院から数百枚の畳の提供を受けて、いただいた畳を私の支援者の倉庫に保管していたのです。さっそく、搬入しました。山田町の避難所では、さらに必要ということだったので、さらに数日中に搬入することとしています。

 喜んでいただいてやりがいがあったのですが、ただ、避難所生活をいつ抜け出せるのかという問いに心が痛み、申し訳なく思いました。私は、「岩手であれば、あと一ヶ月、長くてもあと二ヶ月程度で入居していただける見込みです。」と申し上げました。そのような情報も入っていないため、皆さんは一様に喜んで、ほっとしていました。

 避難所の方々の思いや不安をお聞きし、政府の施策を説明するのも国会議員の仕事です。今後、できるだけ時間をとって、各避難所を回って、このような活動をしてまいりたいと思います。