畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

アベノミクスは日本を貧しくしている。予算委員会で質問。

2014年10月31日 19時31分09秒 | Weblog
 昨日の予算委員会で質問に立ちました。私の質問を含めていろいろな議員が質問に立っていましたが、共通して感じたことは、安倍政権は、都合の良いところのデータを切り出して、それをあたかも全体のように言うことです。安倍政権の経済政策(アベノミクス)で、企業の業績も回復して、賃金も上がっていることを誇らしく総理は言いますが、それは事実ではないということで論争しました。企業業績は、統計の取れる大企業だけのことですし、賃金は名目上は上がっていても、物価がそれを上回るくらい上がっているので、実質は下がっています。輸出企業の輸出も増えない中で、貿易収支も赤字になり、むしろ、名目賃金と実質賃金の差が開いてきています。この差が埋まり、名実共に賃金が上がる状態にならなければ消費税増税も行うべきではありません。こういうことをファクトに基づいて議論しました。皆さん、経済回復の実感が持てない、と言われますが、それも当然です。実質的には経済は回復していないのですから。これが、アベノミクスの虚飾です。

 異次元の金融緩和も、市中にお金が回らず、銀行に無駄に積まれてるか、海外の投機マネーに流れているかのどちらかで、実体経済に寄与しない上に、円安による物価高という弊害の方が大きくなっていると指摘したところ、日銀総裁は、「企業がお金を持っているので借り入れが少なくなっている。」と言いました。まさに、需要がないところにお金を流しても意味がないのです。しかし、本日、日銀は量的緩和の拡大を決定したとのニュースが流れてきました。全く懲りていません。本当に、日銀総裁は経済学を知っているのでしょうか。

 昨日の予算委員会の私のやりとりは、昨日の報道ステーションで放映されたとのことです。そして、今日の朝も民放で流されたようです。どちらも見逃してしまいました。残念。長妻議員、辻元議員、安住議員等からお褒めをいただきました。論客からほめられたということで免許皆伝でしょうか。安住淳議員からは、「おれは消費税増税論者だけど、そのおれから見ても、事実に基づいた論理的ないい議論だった。大したいい質問だったよ。」と珍しく絶賛の言葉をいただきました。正直うれしかったです。

 さて、党の政策責任者のポストの名前を変更しました。これまでは総合政策会議議長でしたが、これからは、政策審議会長(政審会長)となります。わかりにくい名前だったので、他党と同様の名称にしました。また、民主、維新、みんなの議員の連携のための勉強会(新世研)に私を含む生活の党の議員の何人かが参加し始めたことは以前書きましたが、このたび、新世研の事務局次長に就任しました。質問に、議員立法に、他党との交渉に、野党再編に、とますます忙しさが加速する日々です。

最新の画像もっと見る