畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

国会閉幕。本会議でとりをとりました。

2014年06月21日 14時42分06秒 | Weblog
 長きにわたった通常国会も昨日閉会しました。出番に恵まれ、テレビにも多く出て、自分の手がけた法律も通り、個人的には満足な結果だと思っています。ただ、野党の先行きは展望が開けません。政策的な連携のみならず、政局的な働きも自分として何ができるか考えているところです。今後は、そのための活動もしていきたいと思います。
 昨日は、衆議院本会議で、石原環境大臣の不信任決議案がかけられ、私がその賛成討論に立ちました。石原大臣の「最後は金目でしょ」という発言に対して、被災地議員として、「なめんなよ。」という気持ちで、渾身の討論を行いました。被災地が欲しいのは金ではありません。福島が欲しいのは金ではありません。元通りの生活と故郷なのです。放射能を心配しなくてもいい生活なのです。中間貯蔵施設についても、お金をもらっても本当は欲しくないのです。しかし、それを受け入れなければ、除染で出た汚染土の置き場がなく、福島全体、ひいては東北全体の復興ができないから、受け入れようという苦しい判断なのです。石原大臣は過去16回の住民説明会に自らは出ていません。直接住民の悲痛な声を聞いていたら、そのような失言は出てこないはずです。
 なお、私が怒りの討論をしたのは、自民党議員のひどいやじがあったこともあります。自ら頭を使って考えるのをやめて、大勢に従っているのなら、政治家をやめたらいいのです。多数にあぐらをかいている与党も劣化しています。
 討論後、様々な党の議員から、とても良かった、感動した、と言われました。自民党議員でさえ、「仕事してるねぇ」と言ってくれた人がいました。めったにほめない小沢代表も、万雷の拍手をして、「非常に良かった」と言っていたそうです。その後の両院議員総会でも、めずらしくにこにこしてやさしかったです。
 次の国会においては、日本の民主主義のためにも精一杯がんばります。

昨日は決算行政監視委員会、明日は復興特別委員会と農水委員会で質問

2014年06月17日 17時36分00秒 | Weblog
 国会も閉会が近づいてきました。しかし、最後まで全快です。この国会も出番が多く、満足のゆく活動ができたと思っています。
 昨日は、テレビ入りの決算行政監視委員会で質問に立ちました。平成27年度までが集中復興期間ですが、この後もしっかり財源措置をとっていくのかという質問に対して、総理及び復興大臣は、「必要な事業は財源措置をとりしっかり行っていく」旨の明快な答弁でした。ただし、現在の国全額負担のやり方はやめて、一部地方負担を導入するのではないか、という危惧が私にはあります。東京オリンピックや全国的な国土強靱化のために財政資金が使われるようになること、復興が進んでくると地方も一部負担できる余地が出てくることを理由とするのではないかと疑っています。この点を明日の東日本大震災復興特別委員会で質問する予定です。
 昨日の委員会では、土地収用の特例を定めた東日本大震災復興特別区域法の一部を改正する法律を私が発案してつくったこと、その運用をしっかりと行わせるため、委員会決議も私が起案者となり制定したことを言いながら、どのように運用の徹底を図るのかも質問しました。国交大臣が「畑議員を始め関係議員の趣旨を踏まえて」と名前を入れて答えてくれたので満足です。
 以上の二つの質問は、質問前に、委員会室の後ろで根本復興大臣と太田国交大臣と、答えぶりのニュアンスについてすりあわせておきました。質問もそれに対する答えも与党っぽかったですね。質問後、席に戻り、回りの議員に、自分のやったことのPRみたいな質問で恐縮でしたね、と言ったら、彼らは、「永田町の世界では用地関係の法律をやったのは畑議員だとみんな知っていますよ。かまいませんよ。」と言ってくれました。

テレビ出演(衆議院 決算行政監視委員会のNHK地上波 生放送)のご案内です。

2014年06月13日 11時59分23秒 | Weblog
下記のとおり、NHKの決算行政監視委員会生中継に出演することが決定致しましたので、ご案内申し上げます。

日  時:6月16日(月)
時  間:午後4時38分~午後4時50分(12分間)
放 送 局:NHK総合(地上波)
番 組 名:衆議院 決算行政監視委員会中継
(※生放送です)
質問内容:復興(土地収用改正法や復興予算)等について

お時間がございましたら、ご覧いただければ幸いに存じます。

昨日農林水産委員会、本日原子力問題調査特別委員会で質問に立ちました

2014年06月05日 14時00分11秒 | Weblog
 昨日は、農林水産委員会で質問に立ちました。養豚農業振興法の関係で、TPP交渉において関税を大幅に引き下げるという報道があるが、養豚農家に対する影響の検討は行っているかという質問をしました。案の定、あいまいな答えだったので、一般論として、「政策判断を行う場合、試算まで厳格なものではないとしても、その影響、メリット、デメリットは検討したり、内部で議論したり、上司に上げる場合には、何らかの検討をするものであり、えいやと決めの問題でやるわけではないですよね。」と聞いたら、当然、影響は検討するものだ、と図らずも林農林水産大臣は、答えました。決めていないという建前としても、「方程式合意」という中で、何通りかの関税引き下げと輸入枠の組み合わせで妥結案を検しているということは窺えました。また、輸入枠の設定と一定量を超えた場合に輸入を止められるセーフガードは、自由貿易を阻害するものとして、ISD条項に基づき訴えられるのではないか、と質問したら、西村内閣府副大臣は、ISD条項は、投資の阻害の部分に関わるものであるから、セーフガードの設定が訴えられることはない、と明確に答えました。この点は明確に確認した次第です。

 本日は、初めて原子力問題調査特別委員会で質問に立ちました。参考人質疑でしたが、岡村東大教授、佐藤栄佐久前福島県知事、桜井南相馬市長にお聞きしました。新規制基準は、事故やテロが起こった場合のソフト面が弱い(そのような起こってはならないことを想定していない)こと、避難計画や防災体制の実効性について担保されていないこと、全てが自治体任せで国が前面に立つ姿勢に乏しいことが明らかとなりました。また、私は、福島第一原発事故が起こって、なおかつ、原発に頼ろうとする姿勢には理解できないこと、原発は人的管理可能性がないこと(何かあったときにスイッチを切ってすぐに止めることができないこと)を指摘して、原発に対する認識を伺ったところ、佐藤前知事は、倫理の問題だとして明確に原発を否定しましたし、桜井市長は、原発はやめて新しいエネルギーに移行すべきと答えました。佐藤前知事は、官僚機構やこれまでの役所の問題を身にしみてわかっておられる方です。桜井市長は、発災からここまで、復興に苦労してきた方です。彼らの言葉は重いものでした。まさに我が意を得たりとの思いです。ちなみに、桜井市長は、私の中学の時の恩師である大井先生と大学で同級生だそうです。大井先生からは、畑さんのことを良く聞いていました、と委員会後の雑談で話しておられました。

本日NHK日曜討論に出ました

2014年06月01日 20時52分48秒 | Weblog
 本日のNHK日曜討論に出ました。雇用政策について議論しました。景気は良くなったように表面上は見えますが、昨年の7月~9月期以来今に至るまで、実質の雇用者報酬は減り続けています。そして、内閣府の消費者動向調査によると、今後の収入について悲観的な見方が増えています。雇用者が増えているのに、全体の報酬が減っているということは、すなわち、賃金が減っているのです。非正規などの低賃金労働者が増えているのが原因です。1割強の大企業の労働者の賃金が上がっても、残り9割弱の中小企業の労働者、非正規の労働者の賃金は上がっていないのです。このようなことを私は討論で明らかにしました。

 女性の就労促進のためには、配偶者控除の見直しは本質ではなく、問題は、子供を預けられない低賃金の女性労働者が多いこと、介護が女性任せになっている構造にあることが原因であり、女性の就労支援策、社会保障改革、保育所の整備等の子育て環境の整備、同一労働同一賃金の原則の徹底等総合的な取り組みこそ必要だと主張しました。

 また、いわゆるホワイトカラーエグゼンプション等の既存の労働規制を取り払った新しい労働時間制度の導入については、対象を厳格に限定しなければ、安定した雇用を望む大部分の普通の労働者の労働条件の悪化を招くことが危惧されます。そもそも、日本型採用・雇用環境(欧米のように最初から少数のエリートたる幹部職員候補と他の職員を厳格に分けて採用せずに、皆を一律に採用して長期間かけてセレクトしていくというやり方)では、幹部候補の基準があいまいで、このようなやり方がなじむかが疑問である、と主張しました。

 成長は必要ですが、成長は国民生活を向上させるためのものであり、成長のために生活を犠牲にすることは本末転倒です。雇用の分野をいたずらに規制緩和の具とすることは問題であり、この分野はしっかりとセーフティネットを整備することこそ必要です。

 今日は、隣の席の「結いの党」の柿沢未途議員と同じオレンジのネクタイでかぶっていました(実は二人とも勝負カラーはオレンジなのです。)が、彼は、「畑さんとは、感覚があいますね。単なる反対ではなく、問題点にも目配りをして極端なことを排して現実的に進めていくというやり方が。」と言ってくれました。経済政策は教条主義的なものでも思想的なものでもありません。目的はそれほど違わない中でニュアンスや手法の違いによる部分が大きいものです。しかし、この部分が大きな課題です。