畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

予算委員会で質問に立ちました

2011年04月29日 21時08分35秒 | Weblog
 本日、予算委員会の質問に立ちました。NHKのテレビ中継有りでした。被災地の議員として起用されたものです。ただ、最初に質問に立った渡部恒三議員が5分時間オーバーしたため、そのしわ寄せで本来の私の持ち時間20分が15分となり、最後の質問が尻切れトンボになってしまいました。何とかしれっと質問を続けようとしたら、中井委員長及び理事から厳格に切られてしまいました。テレビ入りではない通常の個別の委員会では、少々の時間オーバーは許してもらえることも多いのですが、テレビ中継ありの場合は、時間配分が厳密のようです。

 最後の時間配分が難しかったことを除けば、自分としては満足なできで、地元からも「良かった。」というメールが携帯にどんどん入ってきました。ただ、委員会終了時に、中井委員長からは、「いい質問内容だったが、君は岩手代表ということで起用されたのだから、もっと岩手のことを取り上げるべきだった。」と言われました。

 しょっぱなの質問が、現在の経済状況に悪影響を及ぼさないような財源確保が必要であること、財源確保と財政再建の議論を同時に行うことの弊害を述べつつ、それを論証し、国債発行の方法についての提案を行うという、自分としては新人離れした(と思われる)自信のある議論の展開をしたつもりですが、おそらくそれがお気にめさなかったのかもしれません。あるいは、せっかくの機会だから、地元ネタでアピールした方がいいということだったのかもしれません。私自身は、地元の声をからめながら復興政策の問題点を議論する展開にしましたし、地元からは、「良く我々の思いを言ってくれた。」という声が圧倒的だったのですが。

 しかし、せっかくのテレビ中継ありで、全大臣出席の予算委員会ですから、個別の委員会や分科会のような個別ネタではなく、復旧復興のあり方を議論する展開にしたいというねらいは達成できました。地元としては、これぞ国政の課題というものを堂々と議論することを求めているものですから。

 

東北地域の高速道路無料化を!

2011年04月19日 12時01分08秒 | Weblog
 昨日は、岡田幹事長に、東北地域の高速道路無料化を訴えに行ってまいりました。岩手、宮城、福島選出議員としてです。宮城の橋本清仁衆議院議員、岡崎トミ子参議院議員とともに参りました。岩手県及び宮城県の選出国会議員からの要望として、既にそれぞれ官邸に提出されているとともに、党の国土交通部門の要望としても取りまとめられていますので、これらを持って念押しに行った次第です。

 岡田幹事長からは、「一次補正は、ガレキの処理、緊急に行うべきインフラの復旧等が中心となり、復興に効果ある施策については、二次補正での議論となる。東北地域の高速無料化も二次補正における議論の対象となる。」との答えでした。

 東北地域の高速無料化の意義は、以下の3点です。
○復旧・復興の促進のためには、人と物の流れを円滑にすることが基本であり、このために最も有効な施策であること。
○被災地の経済負担をできるだけ軽減すべきであること。
○今後の集落や市街地の移転に当たって、災害に強い高速道路の側を想定しつつ進めることが効果的であること。

 明日は、玄葉政調会長(大臣)と大畠国土交通大臣のところに行ってまいります。

大臣多数来訪

2011年04月17日 09時12分20秒 | Weblog
 昨日は、宮古及び田老に、大畠国土交通大臣及び松本防災担当大臣、山田に鹿野農林水産大臣が来て、現地視察及び意見交換を行いました。大畠大臣は、インフラ、仮設住宅、市街地復興の担当、鹿野大臣は、農林水産行政、特に漁業、漁港関係、松本大臣は被災者生活再建、がれき処理等の担当であり、災害復旧に今一番求められる3大臣に来ていただいたことは時宜を得たことでした。

 大畠大臣は、「何でも言って下さい。精一杯やります。」、鹿野大臣は、「私がここに来たということはそれなりの覚悟をもって来たということです。要請は重く受け止めます。」、松本大臣は、「しっかりとやります。東京でもいつでも言いに来て下さい。」と言ってくれました。この言葉を踏まえて、具体的な要請やねじ込みをやってまいります。

仮設住宅建設促進チーム始動

2011年04月16日 08時12分04秒 | Weblog
 民主党の震災対策本部に仮設住宅建設促進チームができました。三日月大造衆議院議員が座長で、私が事務局長を務めることになりました。昨日第1回の会合が開かれました。現下の最重要課題の一つが、被災者の方々に一刻も早く避難所から住宅に移っていただくことです。これが達成されない限りは、復興の議論も腰を据えて軌道に乗せるという気分にはなりません。

 一方、仮設住宅の建設のペースは、当初の取りかかりがやや遅れたこともあり、今後急ピッチで進めていくことが必須です。私たちチームは、仮設住宅の建設促進の尻を叩いていくことと、地元市町村、県、国、被災者の方々との間のコーディネーターとなって、円滑に仮設住宅建設が進むような役割を果たすことが任務です。

 今後、毎週金曜日にチームの定例会、毎日午後5時半から国の関係機関からの進行状況のヒアリングと督促を行うことにしています。私の国土交通省及び阪神淡路大震災での経験・経歴とともに被災地議員であることの生の情報力をここにつぎ込み全力を尽くします。

鳩山前総理来訪

2011年04月13日 15時31分56秒 | Weblog
 一昨日、昨日と鳩山前総理、植松恵美子参議院議員、川崎稔参議院議員、吉川沙織参議院議員が被災地視察に来られました。なかなか話題にならないのですが、岩手の北半分の久慈市、野田村、田野畑村もかなりの被害です。特に野田村の市街地や田野畑の海沿いの集落は、山田町や陸前高田市同様の壊滅的な被害を受けています。地元の人たちは、小規模な町村を見捨てることのないようにという悲痛な声を上げる一方、鳩山前総理が来てくれたことに大変喜んでくれました。また、久慈市長、野田村長、普代村長、田野畑村長との意見交換を行いました。

 次の日は、岩手県知事と意見交換した後、岩手県の支援物資受入れ拠点であるアビオ(岩手県産業センター)のホールに行き、ご自身やグループの議員に送っていただいた物資を受入れ、搬送しました。大変地道な活動に感謝感激です。

総理への提言申し入れで官邸に

2011年04月11日 21時56分34秒 | Weblog
 本日は、総理への提言申し入れのため、2回官邸に行きました。午前に1回、午後に1回です。いずれも枝野官房長官に対応していただきました。

 午前の提言は、日本再生戦略会議としてのものです。平野博文会長、福田昭夫幹事長とともに事務局長たる私の3人で参りました。もともとは、デフレ脱却と成長を通じた日本再生のための提言を行おうとできた議員連盟ですが、今回の大震災を踏まえて、復旧復興のあり方とそれに続く日本再生のための方策を財源論も含めて緊急提言する必要があると考えたからです。提言の骨子は以下のとおりです。

1.福島第一原発の事故については、国内外の総力を挙げて対策を抜本的に組み直し、速やかに事態収束の見通しを立てること。我々は、発電所の閉鎖・緩衝帯の設定などを念頭に置いた、放射性物質の排出抑止のための新たな選択肢に着手することを提言する。

2.電力会社を主体とする「計画停電」を廃し、速やかに、長期的に持続可能な国の主導による「計画節電」(総需要抑制)、新たな電源確保へと対策を切り替えること。

3.被害の甚大さ及び速やかな復旧の必要性にかんがみ、がれき等の処理並びに災害復旧事業の地方負担分について国が負担すること。また被災者生活再建支援法について、支給要件の緩和・支給額の引き上げ等を行うこと。

4.被災地におけるNPO・ボランティアの活動を支援するため、速やかに、被災地支援活動に係る各種手続の緩和、寄付税制の特例などを措置すること。

5.計画期間を3~5年とし、総額100兆円規模の財政出動を行うこと。防災・エネルギー・成長戦略などの観点から「日本再生プラン」を策定し、単なる復旧に止まらない被災地域の復興を図るとともに、日本経済を長期にわたる低迷から脱却させる。財源の確保においては日本経済全体を縮小させない配慮が必要であり、議員の報酬削減、いわゆる埋蔵金の活用などの他、震災復興国債の発行をもって充てるべきである。
 復興に当たっては、国の明確なリーダーシップのもと被災地域全体のマスタープランを策定して推進し、併せて総合特区制度も活用する。また被災地域にとどまらず、全国を対象に防災に係る社会インフラの集中整備、被災に備えた首都・政府機能の分散化などを推進する。

6.速やかな復興のため、当面の危機対応、被災者支援、復興それぞれの体制を再整理し、復興院(仮称)の設置など権限を一本化すること。また危機管理における情報の共有・指揮系統の統合の抜本的強化のため、官邸機能の強化と併せて危機管理庁(仮称)の創設を急ぐこと。

 枝野官房長官は、1~4については肯定的でした。5については、今の議論や検討は、財政規律の維持の観点が強く出過ぎているという点は問題だと答えました。6については、否定的で、現行の官邸に精鋭を集めるという事務方の強化により対応したいとのことてでした。

 午後は、岩手県選出国会議員団として、仮設住宅の建設促進、がれき処理に対する国の万全の支援、事業者に対する万全の金融支援、被災者への早期の現金支給、集団移転を想定した総合的な市街地復興法制の制定、インフラ復旧に対する国の全額費用負担等のより具体的、かつ、岩手の課題に即したものを、提言にまとめたものを提出しました。

 震災発生から1ヶ月のタイミングですが、これまで見聞きし、議論し、検討したものを、違うレベルで整理して提言した次第です。

岡田幹事長来訪

2011年04月09日 07時54分15秒 | Weblog
 昨日は、岡田民主党幹事長(党復旧・復興委員長)と長妻筆頭副幹事長が、現地視察と要望・意見聴取のために、岩泉町、宮古市、山田町、大槌町、釜石市に来訪しました。まず、朝岩手県庁で達増知事との意見交換を行った後、岩泉町小本、宮古市田老を視察した後、宮古漁協において、宮古市長、岩泉町長、田野畑村長、管内各漁協組合長の要望意見を聴取し意見交換しました。そして、山田町の避難所を慰問し、大槌町で副町長らから要望意見を聴取し、釜石市では港湾の被害状況を視察した後市長からの要望意見を聴取しました。

 10日は、全閣僚及び党幹部による相当時間の震災対策の会議があるとのことで、岡田幹事長は、「現地を目に焼き付け、皆様の心を踏まえた提言をしたい。政治の役割が試されておりしっかりと対応していく。」と心あるコメントを言ってくれました。また、一次補正の規模が4兆円、そのうち1.5兆円が公共事業であるということを始めて明らかにしてくれました。

 移動車中数時間も、岡田幹事長、長妻副幹事長とずっと一緒でしたので、いい機会なので、復旧復興財源の確保方法、仮設住宅の早期建設、公共事業の優先順位及び必要性、集団移転のあり方、新しい市街地復興のあり方、経済全体が沈まないようにすべきこと等私の考えを一通り述べさせていただきました。

 大枠としては同じ方向の認識だったと思います。岡田幹事長は、「単なる復興ではなく、それを超えた新しい時代の東北をつくるというということが必要。」と言ってくれました。

 

本日の災害対策特別委員会の質問に立ちました

2011年04月07日 20時03分38秒 | Weblog
 本日、災害対策特別委員会で質問に立ちました。先週3月28日に続いてです。災害対策特別委員会は、今回の大震災の復旧復興の議論をするため、毎週最低1回は開催されることになりました。

 前回は、復旧復興に対する国の支援について、総論的に議論しましたが、本日は、それを踏まえて個別のテーマについて以下のとおり議論を深めました。

○復旧復興財源は、増税は厳に避けるべき。被災地のみならず日本全体の経済状況に悪影響を生じる。
 →様々な観点から検討していきたい(財務大臣政務官)。
○震災後の石油供給確保策について適時適切に行われたと考えるかの認識と今後の改善方策。
 →遅れたことを認める。今後は、供給施設等の整備等万全の対策を行う(経済産業省部長)。
○石油供給確保策がうまくいかなかった真の原因は、上記の対策とは全く異なるところにある。以下の2点が 原因。すなわち、元売りからの供給が系列別に行われていて閉鎖的で柔軟性に欠けたこと及び危機を想定し た法制は石油の備蓄と取り崩しの法制のみであり、それを超えて広域的な災害時の民間への行政指導、流通 の確保、石油の融通等のルールを規定した法制が欠けていることである。そのルールの明確化を法制定をも 念頭に置き検討すべき。
 →ご指摘の通りと認識。その方向で検討する(経済産業省部長)。
○人と物の移動を円滑化して復旧復興を促進するため東北地域の高速道路を無料化すべき。
 →傾聴に値する意見。与党の議論も受けて検討する(国土交通大臣政務官)。
○がれき処理について、焼却処分をせざるを得ないという声が高まっていることを踏まえ、広域的な処理場所 の確保に向けて国として万全の支援をしてほしい。
 →広域的な処分場所の確保、そこに向けての搬送について検討して手当する(環境省部長)。

 答えは前向きでしたが、きちんと対応がなされるか、今後ともしっかり検証したいと思います。
 なお、いつもは辛口な私の秘書が、「内容的にも語り的にも、大変いいできでした。これまでで一番です。野党の人たちもうなずきながら聞いていましたよ。」とほめてくれました。
 今後とも、被災地の思いをしっかりと、かつ、緻密に、建設的提案とともにぶつけていきたいと思います。

阪神・淡路大震災の向山議員の応援

2011年04月03日 19時44分56秒 | Weblog
 物資支援もるさることながら、体をさっばりさせてくれるサービスは大変得難くありがたいものです。
 本日は、兵庫県第2区の向山好一議員が、7名ほどの理髪師を連れて、田老の避難所であるグリーンピア田老に来てくれました。50人くらいの人の髪をカットしてくれました。皆さん、さっぱりして気持ち良さそうでした。

 向山議員に田老の状況を見てもらいました。向山議員は、阪神・淡路大震災で壊滅した神戸市の長田区を地元としますが、阪神・淡路大震災の時よりも、すさまじい田老の壊滅の状況を見て、声を失っていました。向山議員曰く、「神戸は、その場所に崩れた建物があり、がれきも当該敷地のものであり、思い出の品もご遺体もそこで見つかった。田老は、建物そのものがなく、すべてが流れ去った。流れ着いているのは、そこの敷地の物かどこの物か全くわからない。」

 それにしても、思い出の品が道端に出されているのを見ると胸が痛みました。泥だらけになった結婚式のアルバム、泥だらけになったドラえもんのぬいぐるみ、泥だらけになった学習帳、、、、。