畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

議会に多様な人材を導入する方法

2007年02月26日 13時46分18秒 | Weblog
 統一地方選挙に向けた活動が活発化しています。ここで、日頃選挙について思っていることの一つを書きます。それは、特に地方議員は、退職者、事業家、農家、自営業者、経営者等が大部分で、現役の勤め人、子育て世代はほとんどいないということです。
 それは、当然のことです。どこかに勤めている人、すなわち被用者が選挙に出るためには、仕事を辞めなければならないからです。政治の道に飛び込むには、大部分の普通の人にはリスクがあるのです。私もそうですから。
 しかし、そのような制約が、多様な人の意見を反映させるべき議会の機能を損ねてはいないでしょうか。被用者も含めた、そして、比較的若い子育てで苦労している世代も含めた、多様な人材が議会に必要だと考えます。
 それではどうすればいいか。それは、選挙に出るために仕事を休職できる制度をつくることです。そして、政治家を辞めたら復職できるようにするのです。現にあるマスコミの会社には、そのような制度があると、ある記者さんから聴いたことがありますし、ドイツには現にある制度です。
 どうですか。一考の余地があると思うのですが。

地方制度について思うこと

2007年02月14日 18時02分58秒 | Weblog
 今回は、地方制度についていつも感じていることについて書きたいと思います。岩手県とか青森県という場合の「県」という呼び方です。私は、現在の地方自治体の呼び方として、県を使うことに違和感を感じてきました。
 というのは、県とは、歴史的には、古代の中央集権国家において、中央政府から派遣された地方官の治める範囲として設置されたものです。「中央政府の出張所」という色彩が強いわけです。県に当たる英語であるprefectureとは、やはり、中央集権国家の地方長官という意味なのです。
 また、現在の県は、明治の際に、それまでの歴史的、文化的一体性に配慮せずに設定された面があります(青森県の東半分は南部藩で西半分は津軽藩です。青森県は、津軽藩に南部藩の北部分をくっつけて作った県と言えます。岩手県北と八戸等の地域は歴史的にも一体的だったのです。)。
 ちなみに、ドイツやアメリカのような連邦国家では、州は一つの国です。英語でstateと言う場合、連邦を指すのか、州を指すのかは、文脈によりまちまちです。
 地方制度を、一層制の300の自治体にするか、道州制にするかという議論もありますが、現行においても、まず呼び方をどうするかという議論がないのは不思議ですね。達増さんと遊説して回ることがあり、最近地方制度について議論する機会があったので、今回は、素朴な思いを書いてみました。
 

地域切り捨てはここまできたか!

2007年02月03日 21時33分23秒 | Weblog
 本日岩手日報の朝刊第1面に残念な記事が載っていました。JRバス東北は、久慈営業所管内の路線バスで、久慈市と近隣町村間を運行するローカル線7路線全てを来年3月末と廃止する方針だということなのです。
 地域は、ますます住みにくくなります。確かに、利用者数から見れば採算上見合わないのでしょうが、このような場合にこそ、行政の補助が必要なのです。久慈の高校に通う高校生はどのようにして通学しろというのでしょうか。久慈の病院に通う老人や病人にはどうしろというのでしょうか。
 これは、郵政民営化にも当てはまる議論です。先般の選挙で、自民党は、基金をつくって地域の郵便局を維持するといいましたが、基金は永久に維持できるものではありません。また、民間会社は採算性を第一に考えるのは、今回の件でも明らかです。廃止しないと言われていた地方の鉄道も廃止されています。政権党の一時の言い逃れを厳しく評価することが必要なのです。
 最近、自由競争、規制緩和の政策が進んでいますが、その名の下に行政の役割を放棄してはいけないと思います。強い地域、裕福な人には、極端に言うと、行政の支援はいらないのです。一方、自らの努力のみでは立ちゆかない地域には、国や行政の支援が必須です。しかしながら、今の国の役割は逆の方向になっているのではないでしょうか。
 強い者に引っ張ってもらうための優遇策は否定しませんが、それを第一に据える安倍政権の「上げ潮戦略」はバランスを欠いていると思います。

田村剛一氏の熱き思い

2007年02月02日 09時24分12秒 | Weblog
 先日、田村剛一さんと街頭演説を行いました。また、田村さんとある会合に参加しました。田村さんは、今度の4月の岩手県議会議員選挙に下閉伊選挙区から立候補予定の山田町の方です。高校の教師をやられていた方で、高校の教師退職後は山田町議会議員をやられています。
 下閉伊郡は、岩手県北・沿岸の中でも、一番経済的に厳しい地域です。一人当たりの所得は、150万円からせいぜい180万円に届くか届かないかくらいです。田村さんは、このような現状を憂えて、「この地域は、国会議員、県議会議員とも与党自民党の議員が独占してきたが、それにもかかわらず、なぜ、このような状況なのだろうかという疑問があった。私は、子供たちが地域に残り、まともな生活ができる地域をつくりたい!」と会合の挨拶では熱く訴えておられました。
 政治とは生活です。田村さんの地域にかける熱き思いに感動しました。私もともに田村さんとともにがんばっていきます。