畑こうじ情熱ブログ

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震災復興特別委員会で質問しました~基本法衆議院通過

2011年06月11日 18時26分39秒 | Weblog
 今週金曜日に復興基本法が衆議院で可決されました。これに先立つ木曜日の復興特別委員会で、私が質問に立たせていただきました。質問したポイントは、以下のとおりです。
○再生可能エネルギー(自然エネルギー)の支援の拡充について
 →海江田経産大臣は、全量買取制度、立地・技術開発の支援、規制緩和等あらゆる政策手段により支援していくと答えました。
○再生可能エネルギーの一環として、地熱発電、特に八幡平松尾の地熱開発の促進支援を行うべき。補助金の大幅拡充が必要。
 →海江田経産大臣は、補助金の大幅拡充には直接答えませんでしたが、再生可能エネルギーの中でも地熱は重要であり、万全の支援を講じていく、と前向きな答弁をしました。
○養殖漁業者の生活支援について
 →実は、事前の通告では、この質問の後に養殖施設復旧支援策についての質問をしようと伝えていたのですが、当日は、質問の順序を変え、養殖施設復旧支援策についての質問を先にしました。鹿野農水大臣は、この質問には答えず、後に質問するはずの養殖漁業者の生活支援について、漁業者の意見を聞きつつ検討していくという答えをしました。ちょっとこの質問に対する答えになっているか自信がなかったためか、ぼそぼそと小声の答弁でした。質問の内容により、順番を変えても答えられるものと思っていましたが、やはり通告の順番通りの質問でいくべきなのですね。結局、答弁後の受けで、この質問の趣旨をフォローして辻褄を合わせました。相手の答えがおかしい時でも、与党議員としてそれに合わせてその場で気を遣ってフォローしていくという余裕も出てきました。柔軟な展開をするという点でも進歩しています。もちろん野党の立場であれば、質問とは違うとと言って切り返すところですが。
○店舗、アパート等が損壊した事業者等に対する支援の必要性について
 →松本防災大臣は、生活再建支援制度の拡充には否定的で、補助というよりも様々な有利な融資制度を創設したのでそれにより対応してほしい、という答弁でした。

 質問についても何回も機会をいただいているので、慣れとともにいろいろなパターンに挑戦しています。筋のいい自説を展開して議論する、前向きな答弁を引き出す、ということに加え、想定と異なった展開となっても相手の顔を立てつつ柔軟な対応を行うということが達成できました。次回は、与党議員ではありますが、二の矢を打つ、つまり、更問いをして、明確な答えをさせるということに挑戦してみたいと思います。

不信任決議の顛末

2011年06月03日 20時55分32秒 | Weblog
 昨日自公が出した不信任案が否決されました。
 これに至る過程でいろいろありました。私自身は、菅総理は自発的に直ちに辞めてくれるのが、民主党分裂回避のためにも、自公と連携した復旧復興促進のためにも望ましく、これが与野党いずれの国会議員にとっても一番望ましい展開だと思っていました。ただし、そうならない場合には、腹をくくらなければならないと思っていました。

 本会議直前の代議士会で、菅総理の退陣をにおわす挨拶、それに続く鳩山前総理の発言、原口氏の発言で、流れができたと思いました。不本意な気持ちでした。ただ、これで迷っている議員や中間派がな雪崩を打って不信任案に反対に回るだろうと思いました。あくまで不信任案に賛成することは賊軍になってしまうたろうなと思いました。勝負は決したと思いました。辞任の空手形でうまく逃げ切ったな、このようなシナリオは誰が菅総理側の誰が書いているのだろうか、と舌をまくような思いでした。悔しいですが喧嘩上手ですよね。

 もちろん、大多数の衆議院議員は、民主党の分裂や解散総選挙が怖いのでしようから、何らかの寄り添える辞任のほのめかしがあればそれに乗りたいと思っていたからこのようになったのでしょう。不信任案に反対できる論拠ができてほっとしたという思いだったと思います。もちろん、私も腹をくくっていたものの、野党の出す不信任案に賛成するというのには抵抗があり苦渋の選択になるのは当然でしたから。

 この発言後、本会議直前ですが、直ちにグループの会議が開催されました。山岡氏が、「いろいろ思いがあるだろうが、菅総理が退陣表明をしたのだから、不信任案に賛成する大義はない。賛成はしないということでそれぞれが適切な判断してほしい。」と言って、そのような流れになりました。ほぼ同じ時間帯に小沢先生の秘書から同趣旨の電話が入り、他の岩手県の議員にも伝えてほしいと言われました。階氏は、「辞任の時期が明示されていない。そこを明確にさせる質問状を出して、採決までに回答をもらわないと納得できない。」との発言がありましたが、山岡氏は、時間的制約から、回答までは得ることはせずに、質問を出すというところまでやり、採決に臨むということにしました。

 あいまいではありますが、我々が一致結束して対応したことで、辞任発言を引き出したわけで、一歩とは言いませんが、半歩は前進だし、今後はこれをてこに物を申せる根拠を得たということで意味がありました。夜の会合で小沢先生もそのように言っていました。

 今後は、二次補正に向けて、いいものをつくるために被災地の議員として前向きに、かつ、建設的に協力していきたいと思います。それを早く成し遂げることが菅総理の辞任に至るものと理解していますので。