もう、5月の話になり、先のブログでもご紹介しましたが、上海の地球市民村というフォーラムに行ってきました。ここ2,3年、中国に自然学校ネットワークづくりやこの上海フォーラムに続けて参加しています。自分のなかでもまだ上手に消化できていない、今後の仕事として昇華していないというのが、本音のところです。
しかし、日増しに、これらの体験が自分の中に徐々に落ちて根を張り出しているような気もしています。 もう少し若かったら、一気に突っ走り始めていたかもしれません・・・・。
まず、第一に思ったことは、中国は、日本の巷で報道されているような対日感情の悪さはないということ・・・。でなければ、あれだけ大挙して日本に旅行に訪れないでしょう。日本人と同じような市民感覚をもって、生活の安心・安全を求めている人々が大多数であり、中国政府の報道管制を冷静に受け止めているということ。 写真は、山梨県都留市で家族経営の農業と自然学校を経営している加藤さんです。彼の生き方暮らし方が大きな共感をもって中国のみなさんに受け止められています。むしろ、憧れをもった眼差しでもあり、それがとても印象的でした。
一方、訪れる集落は、そういうモデルを選んでいると言えるでしょうが、とても美しい農村集落ばかりでした。
古いものと新しいものが人が長い時間をかけて、上手につくりあげてきています。日本でいうところのグリーンツーリズムの模範的な場所があちらこちらにありました。
景観づくりや、集落作りに農業系NPOや生態系NPO,さらには生活支援系NPOも一緒になっている事例もあちらこちらにあります。日本人が学ぶべきようなしくみもたくさんあるようです。
明日、ねおすカフェでこれらの体験をすこしばかりおはなしする機会があるのですが、自分自身でもまだまだうまく消化できてないので・・・、話しながら自分で気づきながらの講話となるでしょう・・・・。
人が関わってできる風景とは、長い時間がかかるものだという実感を得た旅でした。
国際交流、とりわけ、東アジアの国々とのお付き合いは、私に残された時間を上手に使ってゆきたい仕事です。
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