この夏最初の小学科校の宿泊体験学習の受け入れは、昨夏と同様に倶知安町立北陽小学校の5年生です。 1泊2日ですが、通常の主催事業から比べるとてんこ盛りのプログラムです。 朱太川の源流から河口まで(河口部は隣町寿都ではありますが)が味わえるのが黒松内の特徴です。 まずは支流ではありますが、歌才川が流れる北限のぶなの天然記念物の森へ。黒松内へ来ればはずせない重要ポイントです。 人がかかわって作られた森・人工林から伐採がされたことがない原生林の姿を身体と感性で感じてもらいます。 触覚、聴覚、視覚、嗅覚、味覚 身体の感覚能力を高めてもらいます。 見えるものを見る認識力、見えないものを見る想像力を高めてもらいたいとの思いをもってガイドをします。
自然学校へ行き、改めて入校・開会式。そして、お昼ご飯はキッチンまりこからの給食。
午後は朱太川の河口に近い下流域。 河川工事の様子も見てもらいたいのですが、時間が取れない・・・・。カヌー体験と生き物探し。カヌーは今回は人数が多いので一度に川下りができないので、2グループに分かれて乗船体験程度しかできませんでした。
生き物探しは、カワエビや小魚をタモ網を使って採取し観察、キャッチ&リリースです。 しかし、なんと言っても水遊び、フローティングが大人気です。 1週間前は雨の予想だったのですが、適度に気温も上がり、大はしゃぎのひと時となりました。
そして、自然学校にもどり、野外炊爨活動です。 自然学校では、この炊爨活動にけっこう重きを置いています。飯盒炊飯と言われますが、私たちは炊爨活動と呼んでいます。 この「爨」は素敵ですよね。 火の上に木を置いて竈型にした上に鍋が乗っているような形をした漢字です。 メニューはカレーライスでありますが、されどカレーライス。薪でご飯を炊き、野菜を炒めて煮込む。この一連の活動中に火を加減よく絶やさない。けっこうスキルが必要です。グループでのチームワークも必要。なぜ燃えるのか? 「炊く」ってどういうこと? カレールーの分量は? お米と水の分量は? 考えること推測しながら進めることもたくさんあります。 小学生の体験学習としては、これだけで、国語、算数、理科、社会と教室で学ぶことにつなげることができる体験学習の材料がたくさんあるのです。
ともあれ、今回の学校は予定された時間内に順調に料理が進みました。
明日は、朝から漁協のセリ見学から始まり、海活動。いそがしいよ。でも、いい思い出と学習の機会を提供したいね。
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